デイリーニュース

  • 350.orgのビル・マッキベン 「企業から金をもらっている気候変動の否定論者でさえ地球温暖化は無視できない」

    米国がここ数十年で最悪の干ばつに襲われる中、1日、米国の何百という郡が新たに被害地域を宣言しました。ローリング・ストーン誌に、新記事、"Global Warming’s Terrifying New Math: Three simple numbers that add up to global catastrophe – and that make clear who the real enemy is "(「地球温暖化についての新たな恐るべき数字:地球の大災害を引き起こす3つの単純な数字―これで誰が本当の敵か明らかだ」) を書いた、有名な環境活動家で350.orgの設立者のビル・マッキベンに番組に参加してもらいます。気候変動懐疑論者のリチャード・ミューラーの地球温暖化についての発言を受けて、マッキベンは言います、「ミュラーの発言は、ほとんどの科学者たちが20年前にとっくに解明していたことで、科学的にはさして興味深いものではありません。ミュラーは、その結論を裏づけしただけです。しかし、政治的には興味深い。企業から金をもらっている否定論者でさえ、真面目な顔で地球が温暖化していないとは言えないというところまで来ているということだからです」

    dailynews date: 
    2012/8/2(Thu)
    記事番号: 
    3
  • コーク兄弟から資金をもらう気候変動懐疑論科学者リチャード・ミュラー 地球温暖化は本当のことで人類が原因だと認める

    地球温暖化を何年にもわたって否定してきた物理学者のリチャード・ミュラーが、今では、「地球温暖化は本当であり、その原因はほぼすべて人類にある」と述べています。カルフォルニア大学バークレー校の物理学の教授で、「バークレイ地球表面温度プロジェクト」(Berkeley Earth Surface Temperature)の設立者であるミュラーの発言は、彼のいくつかの研究が、「ハートランド・インスティチュート」(Heartland Institute)などの気候変動懐疑論グループへの資金供給で知られる右翼の億万長者のコーク兄弟の一人、チャールズ・コークの資金を得ているため、さらに注目を浴びています。「我々は、以前より確かな科学的実証をすることが可能になりました」とミュラーは主張します。「これは我々が行動を起こす必要がある、地球温暖化について何かする必要があるということだと思います。」

    dailynews date: 
    2012/8/2(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 国連武器協定交渉をご破算にし、史上最高の国外武器売却を自賛するオバマ政権

    7月第4週、国連で行われた、600億ドル規模の世界の武器貿易を規制する、初の国際合意を求める交渉が失敗に終わったことで、武器貿易の規制を唱える人たちは、オバマ政権とロシア政府を批判しています。世界最大の武器生産国である米国は、数多くの例外を認めることを要求したあげく、最後には、提案を見直す「時間が足りない」と言い出しました。交渉が失敗に終わろうとしていた時、米国務省のある高官は、米国政府の努力によって、2012年の軍事輸出は記録的な伸びを見せていると公然と自慢しました。国際政策センターの武器と安全保障プロジェクト(Arms and Security Project at the Center for International Policy) のディレクターで、Prophets of War: Lockheed Martin and the Making of the Military-Industrial Complex (『戦争の予言者:ロッキード・マーティンと軍産複合体の形成』の著者であるウィリアム・ハートゥングに番組に参加してもらいます。

    dailynews date: 
    2012/8/2(Thu)
    記事番号: 
    1
  • ダニー・チェン上等兵のいじめ死 最初の被告兵士は禁固30日の判決  殺人罪を逃れる

    陸軍上等兵のダニー・チェンは、アフガニスタンで同僚兵士と上司にほとんど毎日人種差別的ないじめとされる虐待を受け、それが理由で自らの命を絶ったとされています。7月31日、チェンの部隊の3等軍曹であるアダム・ホルコムは過失致死罪では無罪となりましたが、より軽微な罪状で30日間の軍事刑務所での禁固刑を受けました。ホルコムはチェンの死に関して軍事裁判にかけられた8人の兵士うちの最初の被告です。ホルコム軍曹の軍事裁判を傍聴してきたばかりの2人のゲストに話を聞きます。チェンの一家の代理人で公民権団体OCA-ニューヨークの代表、さらに憎悪犯罪犠牲者とアジア系アメリカ人の公正なメディア表現のための活動家であるエリザベス・ウーヤン。そして「ダニー・チェン上等兵に正義を(Justice for Private Danny Chen)」というグループでボランティアで活動しているバッサー大学4年生のジュリア・チャンです。

    dailynews date: 
    2012/8/1(Wed)
    記事番号: 
    6
  • DREAM法の活動家 不当に拘束された移民の実態を探るためフロリダ勾留センター潜入

    デモクラシー・ナウ!の特報です。頭文字を取ってDREAM法と呼ばれる「外国人若年層の開発・救援・教育法」(The Development , Relief and Education for Alien Minors Act)問題の活動家である、ビリディアナ・マルティネスがフロリダ州ポンパノ・ビーチの勾留センターから電話で参加してくれます。マルティネスは全国移民若者同盟(National Immigrant Youth Alliance)の在留資格の無い移民(undocumented immigrants)活動家グループの1人で、ブロワード移行センターで潜入調査を行い、オバマ政権のガイドラインでは本来釈放されるべき数十人の移民たちを見つけ出しました。これら不法と言われる移民のうち犯罪歴がない人、家族との強いつながりを持つ人など、国外退去処分で優先順位の低い人たちを除外するための対象者見直し作業は、いまのところ除外者の2%に満たないところで止まっています。

    dailynews date: 
    2012/8/1(Wed)
    記事番号: 
    5
  • クシニッチ下院議員 引退後の政治活動継続のための運動主体「クシニッチ・アクション」を発表

    オハイオ州選出のデニス・クシニッチ下院議員は今期で議会から引退します。彼が長年選出されてきたオハイオ州の議席が共和党主導の議席配分見直しで今年いっぱいでなくなってしまうからです。そのクシニッチがこれから彼の運動主体となる「クシニッチ・アクション」について話します。これは「個人が政治プロセスに関与する能力を育成するための新たな組織」です。また、ティーパーティー支援のテッド・クルズが州副知事のデイビッド・デューハーストを敗った7月31日のテキサス州共和党上院議員予備選についてもコメントします。

    dailynews date: 
    2012/8/1(Wed)
    記事番号: 
    4
  • 米郵政公社が債務不履行に直面 民営化を進めるために仕組まれた危機との批判

    ここ数カ月、アメリカ人は米国の郵政公社(郵便局)が支払い不能に陥っていつ破産してもおかしくない危機的状態であると警告されてきました。共和党が郵政の民営化を進める中、郵政公社は今日、初めての債務不履行に突入します。同公社は他のすべての政府機関と異なり、75年分の退職者用健康保険補助をわずか10年間で事前に資金建てすることを義務づけられています。オハイオ州選出の民主党下院議員デニス・クシニッチとニューヨーク大都市圏郵便組合のチャック・ズラトキンに郵政をめぐる戦いについて話を聞きます。「米国民は目を覚まし、郵便サービスに何が起きているのか知るべきです」とクシニッチは言います。「郵便サービスに組み込まれている基本的なコンセプトは、万人へのサービスです。貧乏であろうと田舎に住んでいようと、都市部に住んでいる人や裕福な人と同じサービスを受けられなくてはなりません」

    dailynews date: 
    2012/8/1(Wed)
    記事番号: 
    3
  • 米国が資金提供したアフガン病院 「アウシュビッツさながら」の状態を隠蔽する 連邦議会調査で明るみに

    米連邦議会の捜査で、米国が資金提供したカブールの病院が患者たちを「アウシュビッツさながら」の状態で放置していたとされる人権侵害問題の捜査を、アフガニスタンにいるトップの米将軍がやめさせようとしたことが明らかになりました。米陸軍の内部告発者が2010年に撮影した写真を公表しましたが、そこにはダウド病院でひどい状態で放置された飢餓状態の患者たちが写っています。同病院はアフガンの軍人の治療にも当たる同国医療体制の要とされる病院です。写真にはひどくやせ衰えた患者たちが写っており、壊疽(えそ)や、傷口にウジのわいている患者も見えます。これを隠蔽しようとしたのは、ウィリアム・コールドウェル陸軍中将で、アフガン駐在の米国最高司令官の1人です。コールドウェル中将は年間112億ドルを費やすアフガン訓練プログラムの司令官でした。ローリングストーン誌の寄稿編集者で、今回のこの問題を詳細に追及しているバズフィード(BuzzFeed)の記者であるマイケル・ヘイスティングズに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2012/8/1(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 長年のアメリカ帝国批判者であり 因習打破主義者のゴア・ヴィダル 86歳で逝く

    作家て劇作家でもあった活動家ゴア・ヴィダルが86歳で亡くなりました。20以上の小説と5本の脚本を書き、国民的作家であるヴィダルは、米国の歴史と政治を記録した最も著名な作家の1人でした。彼は米国社会の社会的不公正に対する批判に著述活動を捧げました。2004年にはデモクラシー・ナウ!にも出演し、憲法起草の時代にさかのぼって、米国での民主主義の役割について話しました。

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    2012/8/1(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 包括的調査で世界のエリートがオフショア口座に最大32兆ドルを隠していることが明らかに

    新たな調査によって、大富豪たちとその家族が、世界中のオフショア口座やタックス・ヘイブンとして知られる場所に持っている隠し金融資産は21兆ドルから32兆ドルに及ぶことが明らかにされました。この調査は銀行口座と投資口座にある金融資産だけを対象としており、不動産やヨットなど他の資産は対象外なので、実際の総額はさらに膨らむと思われます。同調査は税公正ネッワーク(Tax Justice Network)によって依頼されたもので、“オフショア経済”についての最も包括的なレポートであると言われています。調査はさらに、民間銀行がオフショアのタックス・ヘイブンの経営に深く関わっており、UBSやクレディ・スイス、ゴールドマン・サックスが資産の大半を扱っていることを明らかにしています。同レポートを作成した、弁護士でマッキンゼー・アンド・カンパニーの元主任エコノミストのジェームス・ヘンリーに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2012/7/31(Tue)
    記事番号: 
    3

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