デイリーニュース

  • 世界に広がる抗議の輪 ロシア法廷がプッシー・ライオットのメンバーに禁固2年の刑で

    17日にロシアのフェミニスト・パンクバンド「プッシー・ライオット」のメンバー3人が禁固2年の判決を受けました。ロシア正教の教会内でプーチン大統領に平和的に抗議するステージを行ったためです。判事は、彼女たちの行為は政治的抗議活動の一形態であるとの主張を退け、それを宗教的憎悪に動機づけられた行動だと判断しました。評決は17日に下され、抗議の輪は世界60都市以上に広がり地球規模の行動の日となりました。プッシー・ライオットのこの一件はプーチンが大統領3期目の現在、どこまで反対者たちの取り締まりを強化するかの重大なテストケースとみられています。モスクワからアリサ・オブラツソワに話を聞きます。彼女はプッシー・ライオットの弁護団の一員です。また、収監されているメンバー、ナジェージダ・トロコンニコワの夫ピヨトル・フェルジロフにも話を聞きます。

    dailynews date: 
    2012/8/20(Mon)
    記事番号: 
    3
  • タリク・アリやクレイグ・マレー元英国大使 アサンジに亡命を認めたエクアドルを賞賛

    19日のアサンジの演説の前にエクアドル大使館前では多くの彼の支持者たちも意見表明を行いました。演説者の中には作家で活動家のタリク・アリや駐ウズベキスタン英国大使を務めたクレイグ・マレーもいました。マレーは自身も内部告発を行った人物で、2004年、ウズベキスタン政権による拷問を英米両国が支援していると暴露して大使の職を追われています。「(英外相の)ウィリアム・ヘイグは現在エクアドルの主権の及ぶ敷地内に侵攻すると公然と脅していますが、この事実は、かつては西側の民主主義国家だったものを現在支配している新保守主義(ネオコン)の軍事政権たちが行っている、国際法という概念の完全な放棄のもうひとつの事例です」とマレーは言います。

    dailynews date: 
    2012/8/20(Mon)
    記事番号: 
    2
  • ウィキリークスをめぐる魔女狩りをやめよ:ジュリアン・アサンジ エクアドル大使館演説全容

    亡命を求めて2カ月前からロンドンのエクアドル大使館に退避しているジュリアン・アサンジが初めて公的に姿を現し、オバマ大統領に対して内部告発者たちへの彼の戦争を終わらせるよう呼びかけました。「米国はウィキリークスに対する魔女狩りを断念せねばならない。米国はFBIの捜査を取り消さねばならない。米国は我らのスタッフや支持者たちの訴追を求めないと誓約せねばならない」とアサンジは言います。「米国は権力の秘密裡の犯罪に光を当てるジャーナリストたちを追及しないと、世界を前に誓わねばならない」。数十人の警官が監視する中、アサンジはエクアドル大使館2階の小さなバルコニーそばの窓際で演説しました。バルコニーには脚を踏み出さないように注意していましたが、それはバルコニーが大使館の治外法権の及ばない法的境界線の外側にあるとされているからです。今週はアサンジの政治亡命を認めたエクアドルと英国の外交的なにらみ合いが続きます。英国当局はアサンジを逮捕してスウェーデンに送還すると述べています。

    dailynews date: 
    2012/8/20(Mon)
    記事番号: 
    1
  • プーチン大統領批判の「プッシー・ライオット」メンバーに2年間の実刑判決

    ロシアの教会内で反プーチンの抗議行動を行ったとしてフェミニスト・パンクバンド「プッシー・ライオット」のメンバー3人に禁固2年の判決が言い渡されました。2月21日に「プッシー・ライオット」のメンバーは、モスクワ市内の救世主ハリストス大聖堂の祭壇前に突如として表れ、踊り、ひざまずき、「パンクの祈り」と称して聖母マリアに対しプーチンを追い払ってくださいと祈りました。彼女たちの平和的抗議に対する禁固刑の判決に世界中で抗議の声が上がっており、今日にも30以上の都市でデモが行われる予定です。この裁判は「政治的な狂言」だと、「プッシー・ライオット」の弁護士団代表はデモクラシー・ナウ!のインタビューに答えます。「民主主義の中で生きている人たちには、法律を一切無視するシステムの中で生きる方法なんて到底理解できないことです。政府ではなく社会を信じるのが唯一の手段なのです。このような公判では常識なんてありません。社会の反応だけがロシアの現状を物語ってくれるからです」と「プッシー・ライオット」弁護士団の助手アリサ・オブラスツォワは語ります。まずロシアで、その後欧州人権法裁判所で不服申し立てをするつもりだとオブラスツォワは話します。モスクワ市内の裁判所のまわりで抗議者が逮捕される中、NYでプッシー・ライオット支援行動を組織しているパンクロック・ミュージシャンのJDサムソンに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2012/8/17(Fri)
    記事番号: 
    4
  • ペンシルバニア州の投票者ID法は「ミット・ロムニーを勝たせるため」と共和党が認める

    ペンシルバニア州の裁判所は8月15日、何十万もの有権者から投票資格を奪う恐れがあると批判されて問題になっている投票時に身元確認を義務付ける「投票者ID法」を承認しました。共和党の議員たちは公然と、この法律は11月の選挙結果に影響を与える意図で作られたと認めています。6月に、ペンシルバニア州下院多数党院内総務のマイク・ターザイは一連の法制化案件を達成しました。「ロムニー知事がペンシルバニア州で勝利するための投票者ID法:完了」です。一方、フロリダ州やニューメキシコ州などは有権者を排除したと非難されています。「州政府が有権者登録名簿を整理し、不適格者を一掃しにかかるといつも時間がかかります。これは効果的に効率的に行わなければいけません。いつも選挙の日が近くなってから手をつけるので、州政府はどうして選挙ぎりぎりにこんなことを始めるんだという懸念が広がります。私たちはいつも手違いを憂慮しています。実際に何の落ち度もない登録済みの有権者が誤って名簿からはじかれてしまうのではないかと心配しています」とブレナン・センターの二コール・オースティン=ヒラリーは語ります。

    dailynews date: 
    2012/8/17(Fri)
    記事番号: 
    3
  • ダニエル・エルズバーグ:大英帝国に勇敢に立向かいジュリアン・アサンジを保護したエクアドル政府を賞賛

    米国で最も有名な内部告発者ダニエル・エルズバーグは、6件の罪状で告発されたジュリアン・アサンジが尋問のためスウェーデンに送還されるのを回避するため政治亡命を認めたエクアドル政府を賞賛します。「エクアドルを褒めたいですね。ここ大英帝国に勇敢に立ち向かい、自分たちはイギリスの植民地ではないと主張し、主権国家としてしかるべき行動を取ったのですから」とエルズバーグは語ります。彼は米国政府のベトナム介入に関する闇の歴史が記載された極秘報告書「ペンタゴン・ペーパーズ」を1971年に流出させた人物です。ウィリアム・ヘイグ英外相は16日、「英政府はスウェーデンへの引き渡しの義務があるため、アサンジが大使館を出たら逮捕する」と発言しました。「その真意は米国への引渡しだと(アサンジが)警戒するのは当然のことです。米国で何が彼を待ち受けているのか明らかにされていません」とエルズバーグは語ります。

    dailynews date: 
    2012/8/17(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 逮捕のため大使館に侵入すれば「前例のない外交特権の侵害」とアサンジ弁護士

    ウィキリークス創設者のジュリアン・アサンジの政治亡命をエクアドル政府が認めたにもかかわらず、英政府は彼の「安全な出国」を保障することを拒否しています。16日、ウィリアム・ヘイグ英外相は「大使館から出たら逮捕されるだろう」と語っています。英政府はまた、アサンジを逮捕するために大使館に踏み込むと脅しています。「英国の法律によれば、1週間前に警告すれば外国大使館の敷地内に立ち入ることができ、外交的保護は奪われる」と英国外務省広報担当は語ります。これに対し、エクアドル政府側は米州機構が8月23日に会合を開き、この外交危機に関して話し合うことを要請しました。「英国政府側のコメントは由々しきものです」とジュリアン・アサンジの弁護士ジェニファー・ロビンソンは話します。

    dailynews date: 
    2012/8/17(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 麻薬戦争を非難するピース・キャラバンと共に メキシコの活動家詩人ハビエル・シシリアが来米

    メキシコ人活動家が率いるピース・キャラバンが、米国の支援を受ける麻薬戦争終結を求め、1ヶ月に渡る米国横断の旅を開始しました。このキャラバンは全米20州を回り「6年に渡る麻薬戦争を引き起こし、組織犯罪を更に強化させ、不安定なメキシコの民主主義を悪化させ、両国で数多くの犠牲者を出し人権に打撃を与えた2国間の政策を見直すよう呼びかけ」ます。キャラバンを組織した、詩人兼活動家のハビエル・シシリアは、2011年、24歳だった息子のフアン・フランシスコを麻薬密輸業者に殺されました。ツアー先のアリゾナ州フェニックスよりハビエル・シシリアに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2012/8/16(Thu)
    記事番号: 
    4
  • アサンジの弁護士マイケル・ラトナー 亡命許可と国際法の尊重を英米政府に要請

    エクアドル政府が在ロンドン大使館に駆け込んで以来2ヶ月を経た、ウィキリークス創設者ジュリアン・アサンの政治亡命を認めたというニュースが入りました。アサンジ弁護団の一員マイケル・ラトナー弁護士に、話を聞きます。英国政府は今でも、性的暴行容疑の取調べのため、アサンジをスウェーデンへ予定通り身柄引き渡しするつもりだとしています。「英国政府も米政府も手を引くべきだ」とラトナーは言います。「大使館に踏み込み、亡命を認められた人間を連れ出すという英国の発言は、難民条約と亡命の意義を全く無視する行為です。(アサンジ)にはロンドンのエクアドル大使館を離れ、エクアドルに向かう飛行機に乗る権利がある。法で守られた権利です」

    dailynews date: 
    2012/8/16(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 臨時強制退去処分延期にあたり 申請を求め数千人の若年の在留資格の無い移民が列

    8月15日、米国での在留と就労を暫定的に認める、新たな連邦政策の恩恵を受けるため、全米各地で数万人の若年の在留資格の無い移民(undocumented immigrants)が数マイルに渡る列に並びました。児童期入国移民在留合法化プログラム(Deferred Action for Childhood Arrivals Program)の対象となるのは申請時に学校に入学登録済みの学生など31歳未満の移民で、16歳の誕生日前に米国に入国しており、過去5年間米国に居住し、特定の犯罪で有罪判決を受けたことがなく、米国の国家保安上脅威となる可能性がないことを証明できれば、国外退去処分の2年間の執行猶予が与えられます。新政策実施にあたりアリゾナ州知事で共和党のジャン・ブリューワーは、暫定猶予を与えられた移民への社会保障の支給や運転免許書発給を禁ずる行政命令を出しました。またブリューワー知事は州政府機関に、税金を使った給付金は合法的居住者にのみ支給されるよう徹底を促す指示を出しました。フェニックスのジャーナリストで活動を組織するロベルト・ロバトに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2012/8/16(Thu)
    記事番号: 
    2

    http://www.democracynow.org/(〜記事のアドレス)

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