デイリーニュース

  • エクアドル、ジュリアン・アサンジの亡命受け入れ 英による同国大使館襲撃警告の「黒幕」と見られる米国

    エクアドルがウィキリークスの創設者ジュリアン・アサンジの亡命を受け入れるかどうかの決定を発表する準備を進めているのを受け、英国政府はアサンジが2ヶ月間避難している在ロンドン エクアドル大使館に対し、強制捜査の警告を出しました。英政府は、エクアドル政府に対し、ジュリアン・アサンジに亡命を認めたとしても状況が変化するわけではなく、性的暴行容疑の取調べのため、ウィキリークス創始者の身柄をスウェーデンに引き渡すため、ロンドンのエクアドル大使館の外交特権を剥奪する可能性があると通達しました。アサンジの弁護士で、憲法上の権利センター(The Center for Constitutional Rights)名誉会長のマイケル・ラトナーと、在ロンドンエクアドル大使館の前でアサンジ支持のデモに参加している、英・平和を目指す退役軍人の会(Veterans for Peace UK)の活動家ベン・グリフィンに話を聞きます。「イギリス政府の動きの『裏』で本当に米国が糸を引いていて、最終的にジュリアン・アサンジを捕らえ、スパイ行為で裁判にかけて投獄しようとしているのでしょうか?」とラトナーは問います。「それがここでいま実際に起きていることです。現実を直視しましょう」

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    2012/8/16(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 米社会保障制度が設立から77年 共和党副大統領候補ポール・ライアンはその解体を狙う

    米共和党の大統領候補ミット・ロムニーが副大統領候補に選んだポール・ライアンは、高齢者たちの預金を危険なウォールストリートの投資に回すことで社会保障制度を解体しようとする動きの先頭に立っています。ここ何年も、ライアンは社会保障制度を民間に委託しようとしてきただけでなく、高齢者医療保障制度「メディケア」の解体や、低所得者などの医療補償制度「メディケイド」への予算削減も働きかけてきました。オバマ大統領の2011年の一般教書演説に対する共和党の応答演説の中で、ライアンは社会福祉への支出の削減を擁護しました。「もし政府支出の拡大が検証されず、異議も唱えられないままなら、アメリカの最も偉大な時代はすでに過ぎ去ったとされるような、そんな瞬間に我々は直面しているのです」とライアンは述べました。「これは、社会保障制度の『セイフティ・ネット』を網ではなくハンモックに変えようとする未来、つまり身体健全な人たちが自己満足と他力本願の生き方で、だらだらと寝て過ごすことが出来るハンモックなのです」。この動きについて、2人の社会保障制度の専門家と話します。

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    2012/8/15(Wed)
    記事番号: 
    4
  • イラン系米国人の警告 米国の厳しい制裁がイランの地震被害者への救援を妨げる

    イランに対する軍事攻撃への警告は、今週イランで起きた2回の地震の被害者たちへの国際社会からの救援物資が、米国による厳しい制裁により大幅に妨げられることが懸念されているさなかに起こりました。11日にイラン北西部を襲ったこの地震では300人以上が死亡し数千人が負傷しました。米国の対イラン金融取引禁止措置で、救援資金提供者たちに残された唯一の希望である、家族によるイラン国内への送金が犠牲者たちや救援団体へと渡るのが妨げられる心配があります。全米イラン系アメリカ人評議会の創設者兼代表のトリタ・パルシに話を聞きます。

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    2012/8/15(Wed)
    記事番号: 
    3
  • 軍事的脅威から打撃的な制裁まで 米・イスラエル関係が掻き立てる対イラン戦争の恐怖

    イスラエル国内でイラン攻撃への戦鼓の響きが高まっています。2人のゲストに話を聞きます。全米イラン系アメリカ人評議会の創設者兼代表で A Single Roll of the Dice : Obama’s Diplomacy with Iran(『サイコロのひと振り: オバマのイラン外交』)の著者であるトリタ・パルシ。そして政策研究所(the Institute for Policy Studies)のフィリス・ベニス。ベニスは Understanding the U.S.-Iran Crisis : A Primer(『米・イラン危機を理解する:入門編』)などいくつかの本の著者で、イスラエルが11月の米大統領選挙前に軍事的行動を取ろうとしていることが、「非常に危険な瞬間」を招いていると話します。

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    2012/8/15(Wed)
    記事番号: 
    2
  • イスラエル人ジャーナリスト 高まるイランへの軍事攻撃の可能性を語る

    11月の米大統領選挙前にイスラエルがイランへの軍事攻撃を行う可能性はあるのでしょうか? 8月10日、イスラエルで最大販売部数を誇る日刊紙イェディオト・アハロノト(Yedioth Ahronoth)がイスラエルの攻撃がいまにも起こり得ると示唆する記事を掲載しました。記事は「ベンヤミン・ネタニヤフとエフード・バラクに任せている限り、イランの核施設に対するイスラエルの軍事攻撃は11月の米大統領選挙の前、今年の秋のうちに起こる」とレポートしています。イスラエルの状況と対イラン軍事衝突の可能性について、イスラエル人ジャーナリストであるギデオン・レビーと話し合います。レビーはハアレツ(Haaretz)紙のコラムニストです。

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    2012/8/15(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 政府補助金反対を掲げるポール・ライアン共和党副大統領候補と補助金で復興するお膝元ウィスコンシン州ジェーンズビル

    共和党下院議員ポール・ライアンが共和党副大統領候補に指名されたことを受け、彼の故郷であるウィスコンシン州ジェーンズビルが全米の注目を集めています。ゼネラルモーターズ(GM)社が100年操業した同地の工場を2008年に閉鎖し大勢が職を失って以来、ジェーンズビルでは数千人の人々が失業に苦しんでいます。ジェーンズビルは復興に努めており、ライアンはジェーンズビルは米国が直面している経済的苦境の縮図だとのべています。しかし、同地の経済復興のほとんどはなんらかの形で、オバマ大統領の景気刺激策資金や、その他の連邦補助金に頼っています。新ドキュメンタリー映画As Goes Janesville(『ジェーンズビルが動けば』)の監督ブラッド・リキテンスタインから話を聞きます。同映画は、連邦政府資金による職業訓練プログラムを受けたり、自動車産業への救済措置によって閉鎖を免れたGM社の別の工場で働くためにそこへ移転したりして新たな道を開拓しようとしている、GMに解雇された労働者たちの姿を追っています。映画からはカットされたライアンのインタビューとあわせ、同映画からの抜粋シーンを放送します。

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    2012/8/14(Tue)
    記事番号: 
    4
  • 学者オマール・ダヒが語るシリアの悪化する難民危機の経済的人的損害

    シリアでの紛争の拡大により、同国内と近隣諸国で難民問題が増幅しています。ここ数日で4000人以上がトルコに流入し、トルコのシリア難民の数は6万人に達しようとしています。隣国のレバノンにも何万人ものシリア難民がいます。危機が深まる中、ハンプシャー・カレッジの経済学准教授オマール・ダヒに話を聞きます。シリアで生まれ育ったダヒは、難民への波及効果などをはじめとした、シリアにおける民衆蜂起の影響を検証するレバノンへの調査旅行から米国に戻ったばかりです。

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    2012/8/14(Tue)
    記事番号: 
    3
  • シャリフ・ アブドゥル・クドゥースが語るザバダニ:完全に包囲された町

    デモクラシー・ナウ!の通信員シャリフ・アブドゥル・クドゥースが、最近訪れた、レバノン国境近くの包囲されたシリアの町ザバダニについて報告します。「[ザバダニは]依然として暴力の大部分を受ける側にいて、何らかの解決がなされるのを待つしかない状態です」とクドゥースは言います。彼の最新記事"On the Ground in Zabadani, a Syrian Town in Revolt"(「シリアの反乱の町ザバダニの地で」は、8月13日にネイション誌に掲載されました 。

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    2012/8/14(Tue)
    記事番号: 
    2
  • エジプトのモルシ大統領 軍部トップを解任するも、後任は軍内の幹部 

    エジプトのムハンマド・モルシ新大統領は8月12日、大幅な組織改革で、ムハンマド・フセイン・タンタウィ国防相とサミ・アナン参謀総長の二人の軍トップを解任しました。モルシはさらに、大統領の権限を制限した軍の暫定憲法令を停止しました。「今回の件で重要視しなくてはいけないことは、新たに任命を受けたのが全員、エジプト軍最高評議会からであるということです」と、カイロにいるデモクラシー・ナウ!の通信員シャリフ・アブドゥル・クドゥースは言います。 「後任者は部外者ではないのです。」

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    2012/8/14(Tue)
    記事番号: 
    1
  • ポール・ライアンの米国像:中絶の禁止、避妊への援助中止、体外受精の違法化

    ミット・ロムニーが新たに発表した副大統領候補ポール・ライアンの、女性のリプロダクティブ・ライツ(性と生殖に関する女性の自己決定権)に関しての過去の発言を考察します。ライアンは、強姦や近親相姦を含むいかなる状況においても、母体に危険が及んでいる場合も含めて、中絶に反対しています。受精卵を1人の人間とみなすとする定義を支援する通称「パーソンフッド修正案(人間の生命に関する修正案)」をライアンが擁護していることを米国家族計画連盟も、批判しました。ライアンは、保守的なミシシッピー州でさえもが昨年11月に拒否した「Sanctity of Human Life Act(人間の命の尊厳法)」の共同提案者であり、米国家族計画連盟への資金援助の打ち切りにも賛同しています。ライアンはメディケイドを解体し、オバマ政権の医療費負担適正化法(Affordable Care Act)を廃止しようとしています。「ライアン議員は女性から医療の選択権を取り上げるか否かを決定すべき人物は自分だと考えていますが、これは私たち女性にとって、たいへん困った事態です」と本日のゲストで米国家族計画連盟ウィスコンシン擁護者連合(Planned Parenthood Advocates of Wisconsin) の公共政策責任者ニコール・サファルは語ります。

    dailynews date: 
    2012/8/13(Mon)
    記事番号: 
    2

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