デイリーニュース

  • 最高裁判決を無視し、テキサス州が知的障害者の死刑執行へ

    2002年に連邦最高裁判所が知的障害者の死刑の禁止を決定したにもかかわらず、テキサス州は8月7日夜、死刑囚マービン・ウィルソンの死刑を執行しようとしています。ウィルソンは1992年に、ジェリー・ウィリアムズを喧嘩中に殺害したとして有罪判決を受けました。彼のIQはわずか61で、これは精神に障害があり死刑には不適格であることを証明する基準値の70をはるかに下回っています。しかし、テキサス州はIQテストの実施に問題があったと主張し、連邦控訴裁判所は同州の決定を覆すことを拒否しました。過去6年に渡りウィルソンの控訴のためにほぼ無償で取り組んできた弁護士のリー・コバースキーと、死刑制度について市民を啓蒙する非営利団体である「死刑情報センター」(the Death Penalty Information Center)の代表リチャード・ディーターから話を聞きます。

    dailynews date: 
    2012/8/7(Tue)
    記事番号: 
    3
  • シーク教コミュニティの活動家シムラン・ジート・シング:ウィスコンシンの乱射に対し「私は恐怖の中で生きることを拒む」

    ウィスコンシンの寺院で射殺されたシーク教信者を追悼する葬儀が開かれています。番組では、シーク教コミュニティの活動家でコロンビア大学の宗教学の博士課程在籍のシムラン・ジート・シングに話を聞きます。彼は8月5日の乱射事件を受けて、" As A Sikh-American I Refuse To Live In Fear And Negativity "「シーク教徒の米国人として、私は恐怖と否定の中で生きることを拒む」と題する意見を投稿しました。その中でシングはこう書いています、「何が暴力のきっかけになったのかを理解することは重要ですが、そのことがその暴力への我々の反応を決める思考に影響を与えるべきではありません。我々は愛と慈悲を持って対し続けることによって、米国とシーク教徒の伝統を継承すべきです。皆で手を取り合って立ち上がり、ウィスコンシンでの悲劇を我々の国のための転機へと変えましょう。」シーク教寺院の乱射を取材したミルウォーキー・ジャーナル・センチネル紙のドン・ウォーカー記者にも話を聞きます。

    dailynews date: 
    2012/8/7(Tue)
    記事番号: 
    2
  • ネオナチの狂気:シーク教寺院銃乱射の犯人は元陸軍の心理作戦担当で白人至上主義のミュージシャン

    ウィスコンシン州オーククリークのシーク教寺院で6人の信者を射殺し、3人に重傷を負わせた後、警察に射殺された男の素性についてさらなる詳細が明らかになりました。犯人のウェイド・マイケル・ぺージは40歳の白人の元陸軍軍人で、白人至上主義者集団と関係があり、極右ロックバンドのメンバーでした。ページの見解を追跡していた南部貧困法律センター(SOLC)は、彼のことを「人種差別主義で白人至上主義バンドのリーダーを務めてきた、怒りを宿したネオナチ」と表現しました。ページは陸軍では心理作戦対応部隊で働き、フォートブリス空軍基地とフォートブラッグ空軍基地に配属されていました。SOLCのマーク・ポトックと、ミルウォーキー・ジャーナル・センチネル紙のためにシーク教寺院の乱射を取材したドン・ウォーカー記者に話を聞きます。

    dailynews date: 
    2012/8/7(Tue)
    記事番号: 
    1
  •  バージニア工科大学銃乱射事件の生存者コリン・ゴッダード:「次の惨劇を防ぐため、追悼の次に銃規制を」

     ウィスコンシン州警察はシーク教寺院銃乱射事件の容疑者を元米軍兵士のウェイド・マイケル・ページと特定しました。AP通信によると、ページは1992年4月に入隊、1998年10月に非名誉除隊をしています。ウィスコンシン州での銃乱射事件は12人の死者、58人の負傷者を出したコロラド州オーロラ市銃乱射事件からわずか2週間後に起きました。本日は、2007年に起きたバージニア工科大学銃乱射事件の生存者で、現在は銃暴力を防ぐブレイディ・キャンペーンに参加するコリン・ゴッダードと、ウィスコンシン州に拠点を置くネイション誌のジョン・ニコラスに、米国の銃規制の現状について話を聞きます。「私たちは同じ会話を何度も交わし続けることはできません。銃乱射事件が起きると同情し、お互いの顔を見て『こんな事があっていいんだろうか』と語り合い、それ以上、何もしない。今こそ銃問題に対策を講じる時であり、国民はそれを理解しつつあります」とゴッダードは語ります。

    dailynews date: 
    2012/8/6(Mon)
    記事番号: 
    4
  •  ウィスコンシン州シーク教寺院銃乱射事件 9.11後に攻撃されるシーク教コミュニティ

    2001年9月11日の米同時多発テロ後、シーク教のアメリカ人はイスラム教やアラブ系アメリカ人と同様の差別を多く受けてきました。目立つ見た目が原因となり、彼らは暴力と嫌がらせの矢面に立たされています。敬けんなシーク教徒は髪を切らず、多くの男性信者はターバンを巻き、髭を剃りません。シーク教徒の米国人に対する脅迫が多発していることを受け、今年4月、ニューヨーク州選出の民主党下院議員ジョセフ・クローリーは、シーク教を信仰するアメリカ人をターゲットにした憎悪犯罪のデータをFBIに収集するように求める書簡を、エリック・ホルダー司法長官に送りました。本日は、デモクラシー・ナウ!とフリースピーチラジオニュースの特派員のジャイサル・ヌーアに話を聞くと共に、9.11後に起きたシーク教徒を狙った憎悪犯罪に関して2011年に彼が制作したレポートを再放送します。

    dailynews date: 
    2012/8/6(Mon)
    記事番号: 
    3
  • シーク教寺院銃乱射事件、ウィスコンシン州と全米に深く根付いたシーク教徒社会に巻き起こる不安

     オークリッジの大量殺人事件により安心感がゆらいだとシーク教徒の多くは語ります。シーク教は2500万人以上の信者を持つ世界で5番目に大きな宗教で、そのうち50万人が米国に在住しています。本日は、この銃乱射事件について「寺院で銃乱射、アメリカ創設の信念への試練」という記事を書いたネイション誌政治記者のジョン・ニコルズをウィスコンシン州から迎え、ワシントンD.C.に拠点を置くシーク教連盟の法律・政策責任者ラジュディープ・シンに話を聞きます。「知っている人は少ないですが、シーク教徒はアメリカに1世紀以上も前から存在しています。残念ながら皮肉なことに、私たちは未だに憎悪犯罪やその他の差別といった形で、生存に関わる問題に直面しています」とシンは語ります。

    dailynews date: 
    2012/8/6(Mon)
    記事番号: 
    2
  • オーククリークのシーク教寺院で銃乱射、6人死亡 恐怖と憤慨のウィスコンシン州:容疑者は白人の元軍人

    ウィスコンシン州で5日、銃を持った白人至上主義者と見られる男がシーク教徒に向けて発砲し、シーク教徒6人が死亡しました。男はウィスコンシン州オーククリークのシーク教寺院に侵入し、少なくとも6人を殺害、3人に重傷を負わせた後、警察官に射殺されました。容疑者は40歳の元米軍兵士ウェイド・マイケル・ページとされています。警察はこの事件を「国内テロ」事件として捜査することを発表しました。 本日はウィスコンシン州のシーク教団体「Sikh Religious Society of Wisconsin」代表のガーチャラン・グレワルに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2012/8/6(Mon)
    記事番号: 
    1
  • ゴア・ヴィダルを偲ぶ: 因習を打破し米帝国を批判し続けた作家の2003年のインタビュー

    7月31日に肺炎の合併症で86歳で亡くなったゴア・ヴィダルを偲びます。ヴィダルは20本以上の長編小説、いくつもの戯曲、2つの回顧録、多数のエッセイを書いた国民的な人気作家でした。彼はアメリカの歴史と政治を書き綴った最も有名で多作な作家の1人で、その作品には米国社会の不正義への批判が一貫しています。米国のイラク侵略の初期段階にあたる2003年にデモクラシー・ナウ!がヴィダルに行ったインタビューの抜粋を放送します。

    dailynews date: 
    2012/8/3(Fri)
    記事番号: 
    3
  • ラテンアメリカのウィキリークス:アサンジが亡命先に考える地域でのオンライン内部告発の威力

    ジュリアン・アサンジがエクアドルに亡命を認められると、彼はラテンアメリカの住民になります。そこはメキシコからチリまで、彼がウィキリークスを通じて拡散させた一連の米国務省の機密外交電信文書が数百ものメディアの見出しを飾りました。ラテンアメリカに関する数千の機密外電が最初に公開されてから1年、暴露された情報はさまざまな結果をもたらしています。2つの国で米国大使が強制退去となり、1つの国で大統領選挙の行方に大きな影響を与えました。中南米地域におけるウィキリークスの影響を調査した最近のネイション誌の記事"WikiLeaks: Latin America"(ウィキリークス:ラテンアメリカ編)の客員編集者ピーター・コーンブルーに話を聞きます。彼は、ジョージ・ワシントン大学内に設置されたNGOアメリカ国家安全保障アーカイブのラテンアメリカ担当上級研究者です。

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    2012/8/3(Fri)
    記事番号: 
    2
  • チャールズ・グラス アナン辞任や武器流入でシリアの前途には戦争あるのみ

    国連とアラブ連盟合同のシリア特使であるコフィ・アナンが1年以上続く武力衝突を終わらせることに失敗したとして辞任を発表しました。衝突がエスカレートする中、内戦の両サイドとも今週に入って新たな残虐行為が明るみに出て非難されています。シリアの現状について、アナン辞任の影響も含めチャールズ・グラスと話しをします。グラスは元ABCニュース主任中東特派員で、近くシリアに関する著作 Tribes with Flags(『誇り高き部族たち』)が再刊されます。グラスはこの夏、シリアに10日間滞在しました。「アナンの辞任は、この衝突に外交的な解決策があるはずだと期待する人々すべてにとって深刻な打撃です」とグラスは言います。「明らかに外交交渉が失敗しつつあるという徴候であり……戦争しか出口がないように思えます」

    dailynews date: 
    2012/8/3(Fri)
    記事番号: 
    1

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