デイリーニュース

  • グレン・グリーンウォルド 大統領候補討論会が浮き彫りにする主流ジャーナリストの“偽の客観性”

    「重要なのは、ロムニーとオバマの違いではなく、彼らの意見がどれほど一致しているかという点です。この隠れた合意こそが明らかにされるべきです」。英ガーディアン紙のコラムニスト、グレン・グリーンウォルドは、討論会の司会進行役たちの最近の仕事ぶりを批判し、大統領候補討論会についてこう記しています。グリーンウォルドはさらに、民主・共和以外の党の候補者が討論に含まれていないことを批判しています。「他の候補者たちを排除し、民主・共和両党の些細な違いに焦点を合わせることによってのみ、我々はこの国で重大な本物の選択権をもっているという神話を維持することができるのです」と、グリーンウォルドは言います。No Debate: How the Republican and Democratic Parties Secretly Control the Presidential Debates(『討論などない:民主・共和両党が大統領候補討論会をいかに裏で操作しているか』)の著者であるジョージ・ファラーにも話を聞きます。

    dailynews date: 
    2012/10/16(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 討論会の秘密契約書流出で露見 オバマ・ロムニー両陣営が第3の党を締め出し、質問を統制

    オバマ大統領と共和党の対立候補ミット・ロムニーは10月16日夜に、ロングアイランドのホフストラ大学で2回目の討論会を行う予定です。No Debate: How the Republican and Democratic Parties Secretly Control the Presidential Debates(『討論などない:民主・共和両党が大統領候補討論会をいかに裏で操作しているか』)の著者であるジョージ・ファラーに話を聞きます。今回の討論会では、司会進行役のCNNのキャンディー・クローリーが事前に選んだ観客からの質問に答えることになっています。タイム誌がオバマ・ロムニー両陣営と大統領候補討論会委員会が裏で交渉した契約書を掲載したことで、このいきさつが明らかになりました。

    dailynews date: 
    2012/10/16(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 投票ストーカーたち:オバマとロムニーの両陣営、大統領選勝利のため有権者のオンラインデータの山をあさる

    マザー・ジョーンズ誌の新しい記事は、ロムニーとオバマの選挙陣営が票獲得のために、デジタルの個人情報をいかにしてあさっているかを取り上げています。選挙陣営はオンラインでの取り組みに力を入れており、これまでになかったほどの規模と範囲でクッキーや様々なデータマイニング技術を利用し、どの有権者をいかに標的にするべきかを判断しています。オバマ陣営はデータマイニング戦略の草分け的存在で、ロムニー陣営も予備選勝利後にそれを採用しています。マザー・ジョーンズの記者ティム・マーフィーに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2012/10/15(Mon)
    記事番号: 
    3
  • 米大統領選:億万長者コーク兄弟、従業員数万人に共和党への投票の圧力

    新しい暴露記事により、従業員の投票判断に影響力を持つ企業の力について驚くべき疑問点が発覚しました。労働問題ジャーナリストのマイク・エルクは、イン・ジーズ・タイムズ( In These Times)誌に掲載された記事で、コーク・インダストリーズが自社の子会社のジョージア・パシフィックの従業員数万人に送付した有権者資料集の内容を分析しています。この資料は、従業員に誰に投票するべきかを助言し、もしも他の候補に投票すれば、従業員の家族と仕事、そして国に悲惨な結果がもたらされるだろうと忠告しています。コーク・インダストリーズはチャールズ・コークとデービッド・コークの億万長者の兄弟によって経営されています。コークのような企業が、選挙で企業の政治観を受け入れるよう自社の従業員に圧力をかけるのは、最高裁のシチズンズ・ユナイテッド判決により法的に認められています。イン・ジーズ・タイムズの記事「コークは、職場での政治スピーチを抑圧する一方で、ロムニー支持のメールを4万5千人の従業員に送る」についてエルクに話しを聞きます。

    dailynews date: 
    2012/10/15(Mon)
    記事番号: 
    2
  • キーストーンXLパイプライン歴史的な阻止行動 テキサスの地主が自然保護活動家に加勢

    カナダのタールサンド地帯から原油を米メキシコ湾岸の製油所まで輸送するキーストーンXLパイプライン建設をめぐり、テキサス州ではこう着状態となっています。抗議行動は現在4週目に突入、数十人の環境保護活動家は地元テキサスの土地所有者と協力し、木に登っての座り込みなどの非暴力行動で、パイプライン建設予定地を阻止しています。パイプライン建設予定地の土地を所有しているスーザン・スコット、パイプライン建設に長年抗議し、先週現地で逮捕された女優ダリル・ハンナ、タールサンド阻止連合(Tar Sands Blockade coalition)広報担当のロン・シーフェルトに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2012/10/15(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 拡大版副大統領候補討論会:第三政党候補 バイデン&ライアンに物申す 戦争と経済と医療改革

    我々の「拡大版候補討論会」の特別シリーズの続きです。昨夜に行われたジョー・バイデンとポール・ライアンによる「公式版」の討論会から外された2人の第三政党副大統領候補を含めて討論会を開きます。緑の党(Green Party)のチェリ・ホンカラと正義の党(Justice Party)のルイス・ロドリゲスの両候補です。大統領選を含む総選挙まであと数週間、バイデンとライアンは11日の夜に一回きりの副大統領候補討論会で対決し、ABCニュースのマーサ・ラダッツの司会で外交及び国内政策をめぐって互いを鋭く攻撃し合い、火花を散らしました。ラダッツの質問も厳しく、在リビア米領事館での米国人死亡事件、税制、メディケア(高齢者向け医療保険)、社会保障制度、財政赤字、テロとアフガニスタンなどについて2人を問い詰めました。ラダッツはまた、カトリック教徒である両候補に対し、個人的な信仰が人工中絶に関する意見にどう影響しているかも問い質しました。ロムニー大統領候補の個人資産も話題に上りましたが、貧困や地球温暖化、移民、銃規制、米国の驚くべき投獄率の高さなど、触れられなかったテーマも多々ありました。デモクラシー・ナウ!は本日、同じ質問の多くをホンカラ候補とロドリゲス候補にも投げかけて、副大統領候補討論会に新たな声を加えようと思います。

    dailynews date: 
    2012/10/12(Fri)
    記事番号: 
    2
  • タリク・アリ:NATOに縛られ緊縮政策で自滅に進むEUにノーベル平和賞なんて大笑い

    ヨーロッパ連合(EU)が、ヨーロッパ大陸の統合という歴史的な役割によってノーベル平和賞を受賞しました。ノーベル賞委員会のトルビョルン・ヤグラン委員長は、EUがヨーロッパを「戦争の大陸から平和の大陸へと変身させた」と讃えました。ヨーロッパの多くの国が経済危機に直面しEUの将来にも影を落としている時期だけに、この選考結果は多くの人たちを驚かせています。この1週間だけでも数千人のギリシャ市民が、ドイツのアンゲラ・メルケル首相のアテネ訪問に抗議行動を起こしています。ギリシャ、スペイン、アイルランドに対し極端な緊縮経済政策を強要してきた人物だからです。ロンドンのタリク・アリに話を聞きます。アリは政治評論家で歴史家、活動家、そしてニュー・レフト・レビュー(The New Left Review)誌の編集者です。「決定を聞いて吹き出してしまいました。ノーベル平和賞の委員会を運営しているのは基本的にノルウェーのくたびれきった元政治家たちで、いつも必ずガックリするような決定で笑わせてくれます」とアリは言います。「EUの経済政策が大量の失業を生み出し、欧州のどこの国でも本格的な階級分裂を引き起こしているというのに、よりによってこの時期にEUにノーベル平和賞だなんて。ギリシャの街頭ではEUの押し付けた政策で大変な暴力沙汰が起きてるんですよ……これってもう完璧なジョークですよ」

    dailynews date: 
    2012/10/12(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 「アースシップ・バイオテクチャー」 ニューメキシコの異端児建築家の過激な持続可能生活

    ニューメキシコ州に住む人々は、環境的により健全な生活スタイルを創り出すことで、ロスアラモスが持つ核との関わりから、自分たちを切り離そうと努力しています。その努力の先端にいるのが異端児建築家マイケル・レノルズです。彼は過激なほどに持続可能な生活を追及したアースシップ・バイオテクチャー(Earthship Biotecture)と呼ばれる手法を開発しました。彼が建てる太陽光発電を使用する住宅は、自然素材と、アルミ缶、ペットボトル、使用済みのタイヤなどのリサイクル資材でできています。自家発電を行うこれらの住宅では、太陽光や風力タービンを使うことによって、公共のライフラインや化石燃料への依存を最小限に抑えます。ニューメキシコ州タオスで、レノルズに自作の持続可能な住宅を披露してもらいました。

    dailynews date: 
    2012/10/11(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 数十年に渡るウラニウム採掘のツケ 残された破壊的な汚染に苦しむナバホ・ネイション

    ニューメキシコでは長期に渡りアメリカ先住民の土地でウラニウム採掘が行われ、核産業に必要な原料を提供するとともに、残された大量の選鉱屑と原子力発電所の放射性廃棄物貯蔵地となってきた歴史があります。今でもつづくウラニウム採掘の破壊的影響について、「ウラニウム採掘に反対する東ナバホ・ディネ」(Eastern Navajo Diné Against Uranium Mining)のリオナ・モーガンに話を聞きます。同グループは、ウラニアム採掘の影響を受けた地域コミュニティの、水、空気、土壌、健康を守るための活動を懸命に行っています。また「ニューメキシコ核監視の会」(Nuclear Watch New Mexico)のジェイ・コーグランと、ロスアラモスの元審査官チャック・モンターニョにも話を聞きます。

    dailynews date: 
    2012/10/11(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 現在も巨大な核兵器備蓄の拠点として機能する、原子爆弾誕生の地ニューメキシコ

    ロスアラモス国立原子力研究所の前からお送りする10月11日の特別番組では、ニューメキシコ州と放射能とのこれまでの関わりを検証します。第二次世界大戦で使用された原子爆弾はこの地で設計と開発が行われましたが、同州は現在でも米国の巨大核兵器備蓄庫としての役割を演じています。2人のゲストをお迎えしました。ジェイ・コーグランは「ニューメキシコ核監視の会」(Nuclear Watch New Mexico)会長、そしてロスアラモスの元審査および監査官を務めたチャック・モンターニョは、米国内で最も重要な地位を占める核兵器研究所における浪費と不正行為に注意を呼びかけ、内部告発者となった人物です。

    dailynews date: 
    2012/10/11(Thu)
    記事番号: 
    1

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