デイリーニュース

  • ビル・マッキベン、ハリケーン・サンディと気候変動を語る:「もし警鐘があるとするなら、これがそうだ」

    29日、住民はハリケーン「サンディ」の上陸に備え、東海岸側のほとんどが閉鎖されています。この巨大ハリケーンはノースカロライナ、サウスカロライナからボストンにかけて最大5千万人に影響を与える恐れがあります。すでにカリブ海でハイチとキューバを直撃し、死者66人を出しています。「これは自然の要素と自然とは異なる要素がつぎあわされたものであり、大惨事をひきおこす態勢が整っているようにみえる」と350.orgの創設者ビル・マッキベンは語ります。NYやその他都市では学校や交通機関が閉鎖され、何十万もの市民がすでに避難をしています。明日にかけて、数百万人が停電の影響を受ける恐れがあります。気象学者によると、サンディは米国本土に上陸した過去最大のハリケーンになる可能性があります。巨大ハリケーンは、オバマ大統領とミット・ロムニー共和党候補が気候変動問題を遊説の争点にすることを拒否してきた時期に上陸します。1984年以来、気候変動は大統領候補討論会で一度も言及されていません。「ハリケーンが通過しない地域の人びとを含む全員が、米国史上最も暖かい年、我々の目の前で北極海の夏の海氷が最小になった年に、この前代未聞の規模の嵐を目の当たりにすることはどういう意味を持つのか、みつめ直すことがとても大事なのです。もし警鐘があるとするなら、これがそうです」とマッキベンは語ります。

    dailynews date: 
    2012/10/29(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 世界は誰のものか? ノーム・チョムスキーが語る気候変動から核兵器まで 米国が煽る世界の危機 

    今週はオバマ大統領と共和党の大統領候補ミット・ロムニーが外交政策と経済問題を討論しましたが、私たちは世界的に有名な反体制派で言語学者、作家、マサチューセッツ工科大学教授ノーム・チョムスキーの話を聞きます。最近の講演で、チョムスキーは今回の選挙戦でほぼ無視されたり誤魔化されている諸問題を取り上げています。すなわち、中国、アラブの春、地球温暖化、核兵器の拡散、そしてイランと敵対するイスラエルと米国の軍事的脅威についてです。彼は50年前のこの週に起きたキューバ・ミサイル危機をふり返ります。これはいまも「人類史上最も危険な瞬間」と呼ばれています。この講演は9月に「民衆の経済学センター」(Center for Popular Economics)が後援したマサチューセッツ大学アマースト校のイベントで行われました。チョムスキーの講演タイトルは「世界は誰のものか?」です。

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    2012/10/26(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 増加する国境での死亡事件 米国境警備員が5人の子供の若い母親バレリア・“マニーケ”・タチキンを殺害 

    米国境警備員の手による死亡事件が大幅に増える中、米国土安全保障省が長いあいだ待ち望まれていた、警備員の武力行使について調査をはじめることに同意しました。2010年以降、少なくとも18人が国境警備員に殺されています。そのうちの一人、バレリア・“マニーケ”・タチキンは、9月28日白昼、カリフォルニアの、メキシコ国境から数マイル北の地点で、米国境警備員に殺されました。タチキンは米国の市民権をもち、5人の子どもの母親でした。タチキンの遺族は国境警備員を相手取り、不法行為による死亡で訴訟を起こしています。被害者の父バレンティン・タチキンと、「南部国境地帯コミュニティ連合」(Southern Border Communities Coalition)会長で、「サンディエゴ同盟」(Alliance San Diego)の人権保護部長も勤めるクリスチャン・ラミレスに話を聞きます。

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    2012/10/25(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 靴下万引きで終身刑? カリフォルニアの三振即アウト法の未来を決める住民投票提案36

    カリフォルニアの三振即アウト法では、過去2度以上特定の罪で有罪判決を受けた者が、再度重罪で有罪を言い渡された場合、3度目の罪が非暴力的なものであっても必ず、終身刑を含む25年以上の処罰を受けるとされています。これは全米の刑法でも最も厳しいものだという批判もあります。これまでズボンを一枚盗難、万引き、小切手偽造、貧困者向けのスープキッチンへの押し入り、という罪で終身刑が言い渡されてきました。他州にも三振即アウト法は存在するものの、窃盗や薬物所持などの軽犯罪と見ることもできる非暴力的犯罪にも終身刑が適用されるのはカリフォルニア州だけです。スタンフォード大学法学部の「三振アウト・プロジェクト」(Three Strikes Project)代表を務め住民投票提案36を共同執筆したマイケル・ロマーノと、元上級裁判所判事ラドリス・コーデルに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2012/10/25(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 住民投票提案34:元サンクエンティン刑務所長ジーニー・ウッドフォード カリフォルニア州の死刑廃止法案を支持

    サンクエンティンの州刑務所の元所長ジーニー・ウッドフォードに、カリフォルニア州の死刑を廃止する住民投票提案34を支持すると公表した経緯について話を聞きます。カリフォルニア州は、財政危機と格闘一方で、米国の死刑囚人口約1/4を収監していますが、独立系アナリストの試算によれば、死刑を廃止することで年間1億3000万ドルの税金を節約できるといいます。最新の世論調査では、住民投票提案34不支持が僅差で勝っているものの、かなりの数の有権者はまだどちらに投票するか決めていません。ウッドフォードは、個人的には死刑制度には反対だったものの、サンクエンティンで4件の死刑を監督しました。サンクエンティンを離れた現在は、「カリフォルニア州死刑制度を見守る会」(Death Penalty Focus of California)の会長を務め、死刑に代わる選択肢についての知識を広める運動をしています。

    dailynews date: 
    2012/10/25(Thu)
    記事番号: 
    1
  • GMO食品からニューヨーク市のソーダ禁止条例まで マイケル・ポーラン巨大農業企業支配への各地域での挑戦を語る

    ジャーナリストでベストセラー作家のマイケル・ポーランが、カリフォルニア州の伝子組み換え食品(GMO)表示を義務付ける「提案37号」からニューヨーク市でのソーダ禁止条例まで、米国の食糧政策について農産業界が圧力をかけ思い通りにしていることに対抗するには、各地域における取り組みがカギとなると話します。モンサントのような大企業が連邦議会や州議会に影響力を持つことに関して、ポーランは米国に「食品系に関する2つの階級」を作りかねないと警告を発しています。工業化した食糧体制の外側で生活できるだけの財力を持った人たちのみが健康的な食生活を手に入れることができる国になってしまうというのです。ポーランは食品と食糧政策に関する主要な作家・思想家の1人でカリフォルニア大学バークレー校のジャーナリズム大学院の教授。『ヘルシーな加工食品はかなりヤバい──本当に安全なのは「自然のままの食品」だ』などのベストセラーの著者です。

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    2012/10/24(Wed)
    記事番号: 
    3
  • マイケル・ポーラン: カリフォルニア州の「提案37号」の論争が米国で高まる食品運動を活気づける

    カリフォルニア州で遺伝子組換え食材(GMO)の表示を義務づけるかどうかの投票が行われますが、本日は同州バークレーからジャーナリストでベストセラー作家のマイケル・ポーランに参加してもらい、この「提案37号」と本案が広範な食糧系に及ぼす影響について話を聞きます。ポーランは食品と食糧政策に関する米国の主要な作家・思想家の中の1人で、カリフォルニア大学バークレー校ジャーナリズム大学院の科学と環境ジャーナリズム学の教授で、英国で騎士の爵位も受けています。食糧に関する著作に『欲望の植物誌』『雑食動物のジレンマ』 『ヘルシーな加工食品はかなりヤバい──本当に安全なのは「自然のままの食品」だ』『フード・ルール』 そして近刊の Cooked : A Natural History of Transformation(『調理済み:変換の自然史』)などがあります。

    dailynews date: 
    2012/10/24(Wed)
    記事番号: 
    2
  • フード・ファイト: カリフォルニア州の遺伝子組み換え食品表示についての住民投票をめぐる攻防

    大統領選挙の日、カリフォルニア州では「提案37号(Proposition 37)」への住民投票も行われますが、この法案が成立すれば同州は遺伝子組み換え食材(GMO)を含む食品にその表示を義務づける米国で最初の州となります。粉ミルクからインスタントコーヒー、グラノーラ、缶スープ、豆乳まで、カリフォルニア州公衆衛生局がすべてのGMO食品の表示を監督することになります。モンサントやダウ・ケミカル、ペプシやコカ・コーラといった主要食品企業の多くが巨額の資金を投入してこの提案に反対する戦いを続けています。同案が全米における食品表示義務へ影響を与えると見られているからです。この「提案37号」に関して2人のゲストが討論します。ステイシー・モルカンは長年にわたる環境衛生の提唱者で「37号にイエス、カリフォルニアの知る権利(Yes on 37 California Right to Know)キャンペーン」の広報担当です。デイビッド・ジルバーマンはカリフォルニア大学バークレー校の農業と資源経済学の教授で環境保全型資源開発センター(Center for Sustainable Resource Development)の所長を務めています。

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    2012/10/24(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 独占放送:オバマとロムニーがアフガン戦争、イスラエル、シリアについて意見を一致させる一方、第三の党の候補者らは代替案を提案

    当番組独自の「拡張大統領候補討論会」シリーズの締めくくりとして、10月22日夜のオバマ大統領とミット・ロムニーの最終討論会に第三の党の候補者らの意見を加えた番組のハイライトをお届けします。オバマとロムニーが総選挙前最後の対決をした中、番組では、緑の党(Green party)のジル・スタインと正義の党(Justice Party)のロッキー・アンダーソンの意見をそこに挿入、討論会の隔壁を打ち壊しました。外交政策に焦点を当てた22日夜の討論では、オバマとロムニーは、イスラエル政府への支援、アフガニスタンからの米軍の撤退、シリアへの米軍の関与に反対するといった点で幅広く意見を一致させました。しかし、軍事支出、イランとの交渉、リビアの米領事館襲撃に対する対応など、いくつかの重要事項をめぐっては意見を衝突させました。番組では、カリフォルニア州サンラファエルに集まった聴衆の前でオバマとロムニーの討論を放送しながら、適宜映像を停止し、二大政党の候補者たちと同じ質問にスタインとアンダーソンがリアルタイムで答える機会を提供しました。

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    2012/10/23(Tue)
    記事番号: 
    1
  •  独占放送:「出口なし」、解放された米国人シェーン・バウアーが語る イランと米国の独居房

    シェーン・バウアーは、2009年にイランとの国境沿いにあるイラクのクルド人地区をハイキング中に拘束された米国人3人のうちの1人です。独房監禁状態で彼とジョシュ・ファタルは26か月間、現在シェーン・バウアーの妻となったサラ・ショウルドは13か月間拘束されました。イランの監獄から釈放された7か月後、バウアーは米国内の独房監禁について調査を開始しました。バウアーは、マザー・ジョーンズ誌に掲載された解放後初めてとなる記事の中で、カリフォルニア州の受刑者が刑務所内のギャンググループとつながりがあるという疑いから数年間独房に監禁されていることを突き止めます。解放後初の生放送でのインタビューで、バウアーに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2012/10/22(Mon)
    記事番号: 
    3

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