デイリーニュース

  • 追悼:英国国会議員トニー・ベン 戦争と資本主義を生涯にわたり批判

    閣僚経験もある英国のベテラン議員で反戦活動家のトニー・ベンが88歳で逝去しました。議員生活は半世紀を超え、英国労働党の歴史の中で最長記録を保持していました。2001年に議員を引退したときの弁は、「もっと多くの時間を政治に費やすため」でした。2009年にデモクラシー!ナウの番組に出演し、アフガニスタン戦争や、英国の国民医療制度(NHS)を守る闘いについて語りました。「国を評価するときのポイントはニーズが満たされているかどうかであり、一部の人が私腹をこやすかどうかだけで判断してはいけません。私は『ダウ・ジョーンズ』氏にお目にかかったことはありませんが、彼が「平均株価」のために懸命に働いていることはよく知っています。なにせリアルタイムで速報されますからね。しかし、国民の幸せがウォール街の株価で決まるとは思いません」。

    dailynews date: 
    2014/3/14(Fri)
    記事番号: 
    4
  • 米国・メキシコ国境の軍事化は先住民の暮らしを脅かす

    オバマ大統領はアリゾナ州南側の国境に新たに数千人の米国国境警備員監視人を配備しました。同州は、異論の多い移民弾圧政策で知られています。国境地帯の軍事化の割を食っているのが、人口約2万8000人のトノホ・オードハム・ネーションです。連邦政府が認可した保留地の規模は、コネチカット州の面積とほぼ同じで、米国とメキシコの国境の両側に、76マイル(約121.6キロ)にわたって広がっています。フラッグスタッフからの放送で、ディネ(ナバホ)アクティビストのクレー・ベナリーと、トホノ・オードハム・ネーションの一員で、「国境を超えたオードハムの連帯(O'odham Solidarity Across Borders)」事務局のアレックス・ソトに話を聞きます。ソトは、ヒップホップ・デュオ「シャイニング・ソウル」のメンバーでもあります。「トホノ・オードハムとは、『砂漠の民』という意味です。私たちに襲いかかる植民地政策が、この土地の軍事化を進めているのです。それは国境警備隊員の増強からチェックポイントの設置や無人機の使用まで、我々のコミュニティへの全般的な監視を進めるものです」。

    dailynews date: 
    2014/3/14(Fri)
    記事番号: 
    3
  • 「緩慢なジェノサイド」 先住民の土地に置き去りにされたウラニウム鉱山の有毒物質

    グランド・キャニオンが、人体に有害なウラン採鉱をめぐる戦いの戦場になっています。昨年、エネルギー燃料リソース(Energy Fuels Resources)という名の会社が、グランド・キャニオンで人気のサウス・リムから6マイル(10 km弱)の鉱山を再開する許可を連邦政府から与えられました。先住民と環境団体が合同で、ウラン鉱山は稀少な水資源を損ない、健康に重大な影響を与えかねないとして、政府の決定に抗議しています。ディネ(ナバホ)族の土地には廃業になったウラン鉱山があちこちに散らばっています。1944年から1986年までの期間に、この地区の山と平原から390万トンのウラン鉱が掘り出されました。1000を超える鉱山が廃業されましたが、鉱山会社は放射性廃棄物の堆積物を適切に処分しておらず、ガン発生率や健康障害が急騰しています。アリゾナ州フラッグスタッフからお届けする本日の放送で、グランド・キャニオン・トラストのエネルギー担当理事テイラー・マッキノンと、ディネ(ナバホ)アクティビストでミュージシャンのクレー・ベナリーに話を聞きます。「緩慢なジェノサイドが起きています。この地方の先住民だけではありません。廃業されたウラン鉱山から50マイル(約80km)以内の地域には1000万人以上が住んでいると推定されています」とベナリーは言います。

    dailynews date: 
    2014/3/14(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 「ユタの炭素爆弾」 州政府は気候への配慮もなくタールサンド&シェール石油にまい進

    キーストーンXLパイプラインやアルバータ州のタールサンドをめぐる戦いが環境運動を活気づけてきましたが、西部での関連した出来事はあまり注目されていません。ユタ州では独自の大規模なタールサンドとオイルシェール抽出プロジェクトの準備を開始しました。米国政府のある報告書によると、当該地域の土地には最高3兆バレルの石油が埋蔵されている可能性があります。これまで人類史上使われてきた量をしのぐ石油が採掘可能なのです。批評家たちに言わせると、ユタ州はタールサンドの炭素爆弾の上にすわっているようなものです。ユタ水質委員会は、最近、同州の埋蔵されているタールサンドを抽出する許可を企業に支給し始めています。「グランド・キャニオン・トラスト」のエネルギー担当理事、テイラー・マッキノンに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2014/3/14(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 大学キャンパスで戦争? ノースイースタン大学 「パレスチナへの正義を求める会支部」を活動停止処分に

    ノースイースタン大学では、「パレスチナへの正義を求める大学生の会」(Students for Justice in Palestine)同大学支部が、パレスチナ支援運動のための組織を起こし処分された学生グループの、最新ケースとなりました。ノースイースタン大学は同グループを2015年まで活動停止処分とし、キャンパス内でのミーティング禁止及び、大学からの財的支援剥奪としました。この動きは、「イスラエルによるアパルトヘイト週間」(Israeli Apartheid Week)中に、学生活動家がキャンパスで立ち退き命令に似せたビラを配った数週間後のことでした。そのビラは、イスラエルによるパレスチナ人への自宅解体又は差し押さえ通告書の真似のつもりだったといいます。ノースイースタン大学「パレスチナへの正義を求める大学生の会」のメンバー、マックス・ゲラーと、「電子インティファーダ」(The Electronic Intifada)の共同創設者で、新著The Battle for Justice in Palestine(『パレスチナへの正義を求める戦い』)を執筆したアリ・アブニマに話を聞きます。同書にはThe War on Campus(『大学キャンパス戦争』)と題された章もあります。

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    2014/3/13(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 「オバマ大統領は私たちを消そうとしている」 記録的国外追放に デモとハンストで抗う移民たち

    オバマ政権下の国外追放者数が200万人へと近づき、共和党による妨害で移民法改正が遅れるなか、無届け移民たちは市民的不服従活動を通して抵抗しています。3月第2週、米-メキシコ国境に、無届け移民の若者とその家族の一団が米国への再入国を試みるのを支援するため、数百名が集まりました。そのずっと北にあるワシントン州タコマでは、ノースウエスト収容センター(Northwest Detention Center)で750名もの収容者が始めたハンガー・ストライキが6日目に入りました。この移民関税執行局(Immigration and Customs Enforcement)が使用している民間運営の施設は、ジオ・グループ(GEO Group)が所有しています。ハンスト参加者は、記録的国外追放と、収容者1人に対し1日1ドルしか支給されない勾留施設の環境に抗議するとしています。自身無届け移民で「ラティーノを支援する会」(Latino Advocacy)の活動家マル・モラ・ヴィリャルパンドに、シアトルより話を聞きます。

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    2014/3/13(Thu)
    記事番号: 
    2
  • ニューヨーク市のチャーター・スクールを巡る対決で 教育民営化議論が全米で再燃

    ニューヨークのビル・デブラシオ市長が民間運営のチャーター・スクール3校が公立学校内の教室を無料で使用することを却下したことを受けて、チャーター・スクール制度を巡る戦いが加熱しています。ニューヨーク市はまた、チャーター・スクール設立予算を2億1000万ドル削減、それを小学校入学前のすべての子供を対象とした幼稚園教育と、放課後プログラムのために使うと発表しました。この動きは同市及び全米で激しい論議を巻き起こしただけでなく、デブラシオ市長を民主党の同胞アンドリュー・クオモ、ニューヨーク州知事と対立させる原因ともなっています。公立校の元教師ブライアン・ジョーンズと、チャーター・スクールのネットワーク組織である「グリーン・ドット・パブリック・スクールズ」(Green Dot Public Schools)を創設したスティーブ・バーに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2014/3/13(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 「偽善をさらにおとしめる」:NSA容認の上院情報委員会議長、同委員会へのCIAのスパイには激しく抗議

    CIAと議会の監視委員会との小競り合いは激しくなる一方です。ダイアン・ファインスタイン上院議員が、情報委員会がCIAの「テロ容疑者を他国へ移送して拷問する」プログラムを調査することを妨害するため、CIAが委員会に対しスパイ行為を行っていたと直接非難したからです。上院情報委員会の報告書はまだ公表されていませんが、CIAによる大規模な権限乱用と隠蔽が記録されているとのことです。ファインスタインは、CIAが委員会の捜査員のコンピュータから900以上の書類を密かに除去したとして、違法行為だと非難しています。また、CIAがFBIに対し委員会の行動を調べるよう要求して委員たちを脅迫したとしています。 CIA長官のジョン·ブレナンは、ファインスタインの申し立てを拒否しました。一方、元国家安全保障局(NSA)の請負人であったエドワード・スノーデンは、ファインスタインは政府が一般市民を監視することを容認しているのに、CIAが上院議員を監視することを批判するのは偽善だと非難しています。

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    2014/3/12(Wed)
    記事番号: 
    3
  • ラルフ・ネーダー 米上院の気候変動への動き、米国原発に対する「狂気」、およびオバマの不十分な最低賃金引き上げについて語る

    長年の消費者の擁護者、企業の批評家、そして元大統領候補者であるラルフ・ネーダーが、多くの重要な問題について話してくれます。気候変動へ対応するための上院のフィリバスター、オバマ大統領がキーストーンXLパイプラインを承認することに挑戦しないこと、福島の大災害3周年直後にあたる今週、米国監督機関が米国の原子力発電所の安全性、不確実性を隠蔽したことなどです。また、連邦最低賃金を10.10ドルまで上げるというオバマ大統領の提案は、労働者が受け取るべき賃金よりはるかに低いことについても話します。ネーダーは近刊書 Unstoppable: The Emerging Left-Right Alliance to Dismantle the Corporate State (『止められない:法人型国家を取り壊す、右派・左派連合の台頭』)の著者でもあります。

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    2014/3/12(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 「臆病な文化」:ラルフ·ネーダー 規制当局はGM車の安全欠陥が13人の死亡に関連あることを無視

    何百もの苦情と13人の犠牲者が出た後、司法省は全米最大の自動車メーカー、ゼネラルモーターズが同社の小型車の安全性について致命的な欠陥を隠蔽した可能性があるとして刑事捜査を開始しました。 2003から2007年に製造された6種類のGM車は、運転中にエンジンが停止し、パワーステアリングもブレーキも効かずエアバックも機能しないまま急に止ることがありました。 GMは11年間、これらの欠陥を安全性の問題としてではなく顧客満足度として対処してきました。連邦規制当局もまた、数多くの苦情にもかかわらず、調査を拒み行動を起こしませんでした。GMは先月ついに160万台の大規模なリコールを発表しました。本日は、GMに詳しい消費者の擁護者ラルフ·ネーダーの話を聞きます。ネーダーは著書、Unsafe at Any Speed: The Designed-In Dangers of the American Automobile(『どんなスピードでも危険:アメリカ車のデザインに内蔵された危険』)の執筆後、GMにスパイされた上に信頼を傷つけられたとして、この巨大企業を訴え賠償金と謝罪を勝ち取りました。ネーダーは、幹線道路交通安全局の「臆病な文化」を非難しますが、これはブッシュ政権そしてオバマ政権の「サポートの欠落によって繁殖した」と言います。

    dailynews date: 
    2014/3/12(Wed)
    記事番号: 
    1

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