デイリーニュース

  • サンダース上院議員:億万長者が「選挙をカネで買う」ことを最高裁が許し 民主主義は弱体化する

    2014年の選挙シーズンが始まろうとしていますが、米最高裁は長年つづいてきた、2年周期の選挙戦における連邦選挙の候補者および政党、政治活動委員会(PAC)に対する選挙資金寄付の上限を取除くとの判決を下しました。合計の上限が無くなることで、これからは寄付者は候補および政党に対し直接数百万ドルを渡すことが可能となります。5対4の判決となった「マカッチェン対連邦選挙管理委員会(McCutcheon v. FEC)」裁判は、米選挙での企業の無制限寄付の水門を開けることとなった、2010年の判決「シティズンズ・ユナイテッド(Citizens United)裁判の再来」と言われています。バーモント州選出の無所属バーニー・サンダース上院議員に、4月2日の歴史的な判決と、選挙プロセスから大型資金を取除こうとする自身の戦いについて話を聞きます。また、サンダース上院議員が2016年の大統領選出馬の可能性についても考慮しているのは「大統領になりたいと、燃えるような願望を胸に毎朝目を覚ますからではなく、数ある巨大な問題が、臭い物には蓋的にうやむやにされるのを見たくないためです」と語ります。

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    2014/4/3(Thu)
    記事番号: 
    1
  • ドラグネット国家: グーグルとフェイスブックはNSAやソビエト時代の秘密警察よりも多くの個人情報を得ているか

    ピューリッツァー受賞ジャーナリスト、ジュリア·アングウィンに、彼女の新著 Dragnet Nation: A Quest for Privacy, Security, and Freedom in a World of Relentless Surveillance (『ドラグネット国家:絶え間ない監視世界でプライバシー、安全、自由を追求する』) について話を聞きます。彼女は現在はプロプブリカ、そして元ウォールストリート・ジャーナル紙の記者です。インターネット上でプライバシーを保護することへの複雑で困難な過程について話を聞きます。アングウィンによれば、ソビエト時代に東ドイツのシュタージ秘密警察が集めた個人データなど、我々が個人のフェイスブックのプロフィールや グーグル・サーチで明かしている情報に比べれば、微々たるものだということです。

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    2014/4/2(Wed)
    記事番号: 
    2
  • IPCC 世界的食糧危機の脅威へ切迫した警告 アクションと対応を呼びかけ

    気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は、温室効果ガスが地球温度を上げ異常気象を引き起こし、食料と水の補給源を脅かしていることについて、今までで最も切迫した警告を発しました。「気候変動の影響は、21世紀を通して経済成長を低迷させて貧困削減をより困難にし、食料安全をむしばみ、長い間存続している貧困をさらに引き伸ばし、また新しい貧困の罠を仕掛けようとしていいる。これは特に都市部で顕著であり、飢餓のホット・スポットも出現し始めている」と報告書は述べています。本日は、このIPCC報告書作成にあたった二人の気象学者に話を聞きます。プリンストン大学教授のマイケル・オッペンハイマー教授と、ロンドンの国際環境開発研究所の環境科学者サリームル・ハクです。また、オックスファムの「食と気候ジャスティス」代表のティム・ゴアにも話を聞きます。「化石燃料の中毒者となって、それなしでは生きて行かれなくなったこの世界にとって、化石燃料企業はドラッグ供給者のようなものです」とハクは言います。「しか、しこのまま化石燃料に依存する必要はないのです。実際、我々はいずれこの燃料の使用を止めなければならないのです」

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    2014/4/2(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 戻る権利:家族による抗議行動の後で強制送還されたメキシコ移民が挑む米国への再入国

    2014年初頭に自宅のあるアリゾナ州からメキシコに強制送還されたハイメ・バルデスから、米国への再入国を目指す彼の現在の取り組みについて話を聞きます。バルデスは、米国の移民政策へ抗議するため「フェニックス入国・税関管理局」(Phoenix offices of Immigration and Customs Enforcement)で彼の家族が参加したハンガーストライキへの報復として強制送還されたと言います。「私の家族は全員アメリカにいます。だから私は戻ろうとしています」とバルデスは言います。「我々は、強制送還を止め、移民こう留センターでの差別と不正を止めようというメッセージを大統領に届けようとしています」。彼と別の移民は4月1日、現在「米国カトリック司教協議会」(the U.S. Conference of Catholic Bishops)が国境警備隊と移民を訪問するために3日間のツアーを行っているメキシコ国境の町ノガレスの検問所を越え、彼らの家族に再会することを願っています。

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    2014/4/1(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 動物よりひどい人間への待遇:精神病囚人の独房監禁を非難する刑務所制度内部の声

    ニューヨーク市のライカーズ島の施設で2人の囚人が死亡したことを受け、拘置所と刑務所が独房監禁の使用を改革することへの高まる圧力について検証します。独房が下水で水浸しになったときに支給された洗剤1袋を食べて死亡した、精神障害を持つライカー島の囚人ジェイソン・エケバリアの公民権を侵害したとして、刑務官のひとりが、3月5週に逮捕されました。このような事件で逮捕者が出たのは、過去10年以上で初めてのことです。3月にはまた、精神病のホームレスの退役軍人であるジェローム・マードフが、15分毎に点検を受けることになっていた精神監視独房で死亡しました。当局者はAP通信に対し、マードフは独房の気温が急上昇したことで「焼け死んだ」と話しました。エケバリアの父親で、息子のために正義を求めて抗議活動をしているラモン・エケバリアと、ライカー島の独房に収監されていた元囚人のファイブ・ムアリマクに話を聞きます。また、刑務所制度の内側で改革を求めている2人のゲストからも話を聞きます。刑務所内での暴力減少を助けている精神科医のジェームス・ギリガン博士と、テキサス州の刑務官を代表する団体である「テキサス刑務官」(Texas Correctional Employees)の代表ランス・ローリーです。ローリーはテキサス州に対し、死刑囚官房を含む独房の使用を減らすことを求めています。

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    2014/4/1(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 警察が“賞金稼ぎ”? アルバカーキの警官らが直面する抗議と一連の射殺事件をめぐる調査

    ニューメキシコ州アルバカーキでは、警察による発砲事件が立て続けに起きていますが、一番最近起きた同様の事件のあと激しい抗議が巻き起こっています。警察のヘルメットに装着されたカメラで撮影された映像は、複数の警官が、ホームレスの男ジェームス・ボイドを殺害する場面が映っています。ボイドは野営していたその場所で、警官に降伏しているように見えています。ボイドが自分の所持品を拾い上げ、向きを変えると、警官らは照明手榴弾を投げつけ、数ヤード先から彼に向けて6発の実弾を発砲しました。アルバカーキ警察署は2010年以来、37件の発砲を起こし、そのうち23件で死者が発生、現在連邦政府による調査を受けています。連邦捜査局(FBI)は4月第1週、ボイドの殺害について調査していることを認めました。また、司法省はすでに同市の警察の発砲事件について1年以上調査しています。AP通信の記者で、3月30日の抗議行動を取材中に催涙ガスを浴びせられ、同警察の複数の発砲事件を追っているラッセル・コントレラスに話を聞きます。社会正義活動家のノラ・タチアス=アナヤからも話を聞きます。彼女の甥であるジョージ・レビー・タチアスは1988年、運転中に警察に射殺されました。

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    2014/4/1(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 特別放送:エジプト活動家アラー・アブド・エル=ファタが語る 投獄と政権の「世代まるごとに対する戦争」

    本日はデモクラシーナウ!の世界特別放送として、エジプトを代表する反体制運動家の一人、アラー・アブド・エル・ファタへの4ヶ月近い投獄後初めてとなるロングインタビューをお送りします。オープンインターネットの運動家で政治活動家のファタは、長年エジプト変革のために闘争の最前線に立ち、エジプトの過去4人の統治者によって繰り返し弾圧されてきたという武勇伝があります。今後数ヶ月以内に刑務所に戻る可能性がある中、ファタはデモクラシーナウ!特派員シャリフ・アブドゥル・クドゥースに彼の状況、エジプトの未来、未だに続く活動家への弾圧について話しました。「彼らは逆上したように判決を下しています」とファタはエジプトの軍事政権指導者について言及しています。「これは私だけではありません。まるで世代まるごとに対しての戦争かのようです」。オマール・ロバート・ハミルトンとシェリーン・タドロスに謝意を表します。

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    2014/3/31(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 拷問をめぐる対論 CIAの秘密牢獄の法的根拠付けの責任者 vs 人権弁護士

    CIAの秘密拘留と尋問に関する米上院情報委員会の6000ページにおよぶ報告書の機密解除をめぐり同委員会とCIAとの間で衝突が起きています。本日は、CIAの元最高法務責任者代行ジョン・リゾーと人権弁護士スコット・ホートンとの討論をお届けします。折しも、オバマ政権が9/11同時多発テロ事件後のCIAの活動への調査を終了した件で、27日、国連人権委員会が同政権を批判したばかりです。27日に発表された国連の報告書は、「国連人権委員会が懸念をこめて指摘したいのは、CIAが秘密に行う特別拘禁引渡しプログラムの遂行に伴って引き起こされた強制失踪、拷問、その他の残酷で非人道的な扱いに関する全ての報告済み調査が2012年に終了されたことである。これにより、わずかな件数の刑事訴追が下級工作員に対してなされただけで幕引きになってしまった」と述べています。リゾーは、ジョージ・W・ブッシュ政権時代の大半にわたり法務顧問代行を務め、9/11同時多発テロ事件後の米国の尋問・拘禁プログラムについての法的根拠を整備した中心人物でした。最近、Company Man: Thirty Years of Controversy and Crisis in the CIA (『組織の男:CIAの危機と30年間にわたる論争』)という本を出したばかりです。

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    2014/3/28(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 「未知の既知」:悔悛ないイラク戦争立案者ドナルド・ラムズフェルドを描く 新ドキュメンタリー

    アカデミー賞受賞歴のあるドキュメンタリー映画監督エロール・モリスに、元米国防長官のドナルド・ラムズフェルドとの33時間に及ぶインタビューを基にした新作The Unknown Known(『未知の既知』)について話を聞きます。映画のタイトルは、2002年にラムズフェルドが記者たちからイラクの大量破壊兵器の証拠不足について質問を浴びせられた、悪名高い記者会見を暗に指しています。今作はモリスの長編ドキュメンタリー作品10作目になります。モリスはThe Fog of War: Eleven Lessons from the Life of Robert S. McNamara(『フォッグ・オブ・ウォー マクナマラ元米国防長官の告白』)でオスカー賞を受賞。他にもテロ容疑者に対する拷問があったとされるアブ・グレイブ刑務所を描いたStandard Operating Procedure(『スタンダード・オペレーティング・プロシージャー』)、ダラスの警官殺害容疑で誤認逮捕され有罪判決を受けたランダル・アダムスを描いたThe Thin Blue Line(『シン・ブルー・ライン』)があります。今回の作品は、米軍の少なくとも4400人の死亡に加え、推定50万人のイラク人を出すことになった米によるイラク侵攻から11年目を記念する月に公開されます。

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    2014/3/27(Thu)
    記事番号: 
    2
  • モンタナで中絶実践の診療所 火炎ビン攻撃、法的規制、今度は破壊行為の標的となり閉鎖

    通常のサービスに加え、中絶サービスも提供しているモンタナ州のある診療所が、所内のほぼ全ての物と表面を、侵入者に組織的に破壊または切りつけられ、閉鎖に追い込まれました。オール・ファミリー診療所(All Families Healthcare)では、水道設備から暖房装置に至るまで破壊され、植物も根こそぎ引き抜かれ、家族写真にも穴をいくつも開けられました。破壊行為を行ったと見られるザカリー・クラント容疑者は、中絶反対グループ「希望をかけた妊娠のための聖職者会議」(Hope Pregnancy Ministries)元役員の息子です。母のトワイラ・クラントは、息子の逮捕の後に役員を辞任しました。家庭医としての活動の中で数十年にわたり中絶を実践、今回また新たな妨害を受けている、オール・ファミリー診療所の所有者スーザン・ケイヒルに話を聞きます。ケイヒルが以前勤めていた別の診療所は、1994年に火炎瓶攻撃にあいました。その翌年にはモンタナ州議会が、「スーザン・ケイヒル法」(Susan Cahill Law)として知られる、同州内での準医師資格者による中絶医療行為を禁止する法案を通過。同州内で中絶医療を行う、唯一の準医師資格者がケイヒルでした。その後、モンタナ州最高裁は、ケイヒルが中絶医療を行う権利を認めています。

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    2014/3/27(Thu)
    記事番号: 
    1

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