デイリーニュース

  • デモクラシー・ナウ! 放送開始より18年を迎える

    18年前の1996年2月19日、デモクラシー・ナウ! はじめての放送を行いました。総選挙の年、一日一回の番組としてパシフィカ・ラジオ(Pacifica Radio)と、いくつかの地方コミュニティラジオ放送局で放送を開始。最初の予定では、デモクラシー・ナウ!は9ヶ月放送される予定でした。しかし、18年後の現在、当番組はテレビ、ラジオ、インターネット上のニュース番組として、毎日世界中の数百万人の視聴者に頼りにされる存在となっています。初回放送のクリップを紹介後、生放送中の共同司会者のエイミー・グッドマンとフアン・ゴンザレスに、誕生日ケーキのサプライズがありました。

    dailynews date: 
    2014/2/20(Thu)
    記事番号: 
    4
  • 過剰武力行使? サンディエゴ近郊で米国境監視員に石を投げた移民が射殺される

    2月19日に米国、メキシコ、カナダによる大規模サミットがメキシコで開催される一方で、2月18日に米国境監視員がカリフォルニア州サンディエゴ近郊で男を射殺したことで、米国の国境政策に再び注目が集っています。当局によれば同監視員は、メキシコより国境越えを行った疑いのある一団を追跡中でした。男の一人が同監視員に向かい石を投げたため発砲、男を射殺しました。同監視員は軽症を負ったものの、病院での手当ては断っています。米国土安全保障省監査長官は最近、2010年より20人の死亡事件に米国境監視員が関わっており、半分近い内8件で投石が行われていることがわかったとしています。この件を掘り下げるため、長期に渡り移民関連の報道を行ってきた、調査報道記者ジョン・カルロス・フレイに、最近の米、メキシコ国境での移民殺害について話を聞きます。

    dailynews date: 
    2014/2/20(Thu)
    記事番号: 
    3
  • ベネズエラのデモ:米国後ろ盾の右派グループ による選出政権追放の試み再び?

    ベネズエラでは最近繰り広げられる反政府デモで、少なくとも6人が死亡しています。一番最近の犠牲者は銃による負傷が原因で死んだ地元のミスコンテストの優勝者です。ウゴ・チャベス前大統領が死んでから1年も経ずに発生したデモは、同国のニコラス・マドゥロ現大統領にとって最大の課題となっています。2月第3週の初めに、死者の出た衝突を扇動したとしてその前週に当局より逮捕状が出されていた、右派の反政府派指導者レオポルド・ロペスは、国家警備隊に自首しました。米国が反政府派を支持していると主張するマドゥロ大統領は、2月17日に在ベネズエラ米国領事館員3人の追放を命令しました。ゲストのジョージ・チカリェッリョ=マーに、チャベス及びマドゥロ両政権に敵対してきた米国が近年ベネズエラが果たしてきた役割の歴史について考察してもらいます。チカリェッリョ=マーは著書にWe Created Chávez: A People’s History of the Venezuelan Revolution(『われわれがチャベスを創りあげた:ベネズエラ革命市民史』)があり、フィラデルフィアのドレクセル大学(Drexel University)で政治学を教えています。

    dailynews date: 
    2014/2/20(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 新たな冷戦? ウクライナで衝突が激化するなか 米による政変計画を示唆する録音漏洩

    ウクライナの休戦は、路上で反政府デモと警察の衝突が起きたことであっという間に終わりました。2月19日の夜、包囲された大統領と、大統領の辞任を求める反対派指導者らの両者は、同国の政治的危機を話し合いで解決するための休戦を呼びかけました。しかし数時間後、武装したデモ隊が独立広場を取り戻そうとしたことで、再び死者が出る暴力へと発展しました。今回の紛争ではソビエト消失後22年間のウクライナの歴史上、最も多くの血が流れていますが、2月18日からの数日間で少なくとも50人以上が死亡しました。オバマ大統領は「すべての関係者との交渉をつづける」と約束しましたが、先日漏洩した米のトップ担当官二人の会話の録音によって、オバマ政権が秘密理に反政府側と何かを画策していたことが明らかになりました。ニューヨーク大学とプリンストン大学のロシア研究と政治学の名誉教授、スティーブン・コーエンに話を聞きます。コーエンの最近著Soviet Fates and Lost Alternatives: From Stalinism to the New Cold War(『ソ連の運命と失われた選択肢:スターリニズムから新たな冷戦まで』)はペーパーバック版が発売になりました。

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    2014/2/20(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 「 黒人トランスジェンダーたちは攻撃されている」: 自由の身となった活動家シーシー・マクドナルドと女優ラバーン・コックス

    アフリカ系アメリカ人で、トランスジェンダー活動家のシーシー・マクドナルドが19ヶ月の懲役を終え、自由の身となりました。彼女はミネアポリスの路上で、あるグループから攻撃を受け、自己防衛のために止むを得ず武器を使い、その加害者が死亡して逮捕されました。この事件は、有色人種のトランスジェンダーの女性が直面する暴力や差別について、全国的な注目を集めきっかけとなりました。2011年、マクドナルドと二人の友人が、ミネアポリスであるバーの前を通り過ぎたとき、同性愛者やトランスジェンダーを嫌悪するグループの一団が、人種差別的な態度を前面にだして近づいてきました。マクドナルドはバーのグラスで殴られ顔を11針も縫う怪我を負いましたが、騒ぎはさらにエスカレートし、マクドナルドたちに襲いかかった集団の一人、47歳のディーン・シュミッツが死亡しました。マクドナルドはこの事件で、懲役80年を求刑されたため、やむを得ず司法取引に応じ41ヶ月の判決を受けました。彼女の支援者にとってこの事件は、トランスジェンダーの人々が日々経験することであり、彼らに向けられる強い敵対感情と暴力に対しては罰せられることがほとんどないのに、マクドナルドがその暴力に対して自己防衛をした事で投獄されるのは不当だと受けとめています。この事件が起きた当時、米国での同性愛者とトランスジェンダーの殺人発生率は過去最高となっていました。

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    2014/2/19(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 共和党が資金援助する反労組運動がテネシー州で勝利:フォルクスワーゲンの従業員らが全米自動車労働組合加盟を拒否

    テネシー州チャタヌーガにあるフォルクスワーゲンの従業員らは、全米自動車労働組合の会員になることを拒否しました。フォルクスワーゲンの従業員らは712対626でこの議案を否決、外国資本が所有する自動車工場としては米国初の労働組合化の試みをくじきました。これは労働組合にとっては打撃です。同工場の組合は、もし同組合が勝利すれば、同工場は将来的な助成金や新たなSUV車生産ラインの機会を逃すことになるかもしれないといった脅迫を含む強い反対を共和党議員らから受けていました。外部団体もまた一役買いました。今回の投票の意味することについてさらに詳しく見ていくために、ニューヨークタイムズ紙の労働と職場記者であるスティーブン・グリーンハウスから話を聞きます。彼は、フォルクスワーゲン工場での投票につながる複数の出来事を追ってきました。彼の最新記事は、Labor Regroups in South After VW Vote(『フォルクスワーゲンでの投票後、南部の労働組合が再編成』)です。

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    2014/2/18(Tue)
    記事番号: 
    4
  • 弁護士に対する監視:スノーデンの文書でNSAとその同盟が米国の法律事務所を標的にしたことが明らかに

    エドワード・スノーデンによって漏らされた情報を基にした新たな報告で、米国とインドネシアの貿易摩擦の際、インドネシア政府を代表していた米国のある法律事務所の監視に国家安全保障局(NSA)が一役買っていたことが、明らかになりました。ニューヨークタイムズ紙によると、オーストラリアのNSAに相当する組織はNSAに、米国とインドネシアの貿易交渉を監視していたと伝えました。この監視の対象には、インドネシアの担当官らと米国の法律事務所メイヤー・ブラウンとの秘匿特権の可能性がある連絡が含まれています。同文書には、オーストラリアの組織は「貿易交渉についての情報収集を続けることができ、顧客としての米国の関係者らに非常に有益な情報を提供することができた。」と書かれています。ジェームス・リズンとローラ・ポイトラスによるこの報告は、NSAとその同盟が経済的利益のために監視を行っているというスノーデンらの主張を補強するものとなっています。スノーデンの顧問弁護士であるジェスリン・ラダックから話を聞きます。彼女は「政府責任プロジェクト」(Government Accountability Project)の国家安全と人権部長です。。「憲法上の権利センター」(Center for Constitutional Rights)の名誉会長でもあるマイケル・ラトナーからも話を聞きます。

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    2014/2/18(Tue)
    記事番号: 
    3
  • エドワード・スノーデンの弁護士が英国の空港で尋問、「阻止人物リスト」に掲載

    国家安全保障局(NSA)の大規模な監視網を明らかにした4人のジャーナリストが、2013年の「ジャーナリストのためのジョージ・ポーク賞」(George Polk Awards in Journalism)を受賞しました。2014年2月16日に発表された同賞を受賞したのは、ガーディアン紙のグレン・グリーンウォルド、ポーラ・ポイトラス、イーウェン・マカスキルと、ワシントンポスト紙のバートン・ゲルマンです。エドワード・スノーデンが漏らした情報を元にした記事でジャーナリストらがジャーナリズムの最高栄誉の一つである賞を受賞する一方、スノーデンの弁護士の一人は最近、ロンドンのヒースロー空港の税関を通過中に拘束されました。ジェスリン・ラダックから何があったのかを話を聞きます。ラダックは、スノーデンおよび彼女のロシア訪問について「非常に敵意のある質問」を受けたと言います。ラダックはさらに、特定の渡航者の詳細な身元調査を求めるために米国国土安全保障局によって使われているとされる「阻止人物リスト」に、自分が載っているかもしれないことを知りました。ラダックは、最近その人数が増加しつつある、スノーデンやウィキリークス、NSAに関する仕事をしていることが理由で呼び止められ、嫌がらせを受け、尋問された中の一人です。

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    2014/2/18(Tue)
    記事番号: 
    2
  • ジュリアン・アサンジが語るNSAの「要追跡者」リストへの掲載とウィキリークス支持者らへの極秘標的

    エドワード・スノーデンが漏えいした極秘扱い文書は、内部告発サイトのウィキリークスが米国主導のアフガニスタン戦争に関する流出書類を掲載したあと、米国と英国がいかに同サイトを標的にしたかについての新たな詳細を明らかにしています。ウェッブサイト、『インターセプト(The Intercept)』の新記事によると、英国の最高諜報機関である政府通信本部(GCHQ)は、ウィキリークスのウェブサイトを閲覧した人のその瞬間のIPアドレスとまた、同サイトに行き着くまでに検索した言葉を収集することで、閲覧者を秘密裏に監視していました。2010年の文書には、国家安全保障局(NSA)がウィキリークスの発行人ジュリアン・アサンジを、アルカイダの容疑者らと共に「要追跡者」の標的リストに加えたことが記されているものがあります。ロンドンのエクアドル大使館にいるアサンジから生放送で話を聞きます。彼は2012年以来、ここで政治亡命を求めています。アサンジの弁護士で、「憲法上の権利センター」(Center for Constitutional Rights.)の名誉会長でもあるマイケル・ラトナーからも話を聞きます。

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    2014/2/18(Tue)
    記事番号: 
    1
  • コムキャストがTWCと合併計画、元FCC委員が「愚かな」メディア統合と警告

    コムキャストは、タイム・ワーナー・ケーブル(TWC)の株式を取得し、総額450億ドル以上で買収する計画を発表しました。この買収により、コムキャストは米世帯の3分の1に有線サービスを提供することが可能となり、メディア市場上位の20都市のうち19都市の実質上の独占をコムキャストが獲得することになります。この買収を「消費者向け」と主張するコムキャストですが、メディア団体のフリープレスはこの取引が消費者にとって「惨事」になるだろうと警告しています。コムキャストは、2011年にNBCユニバーサル買収が決定した時と似たような激しいロビー活動宣伝を始めるだろうとアナリストはみています。コムキャストはNBC買収を許可した米国連邦通信委員会 (FCC)委員のメレディス・アットウェル・ベーカーを既に雇っています。本日は元FCC委員マイケル・コップスに話を聞きます。彼は現在、非営利団体コモンコーズで「メディアと民主主義の改革イニシアチブ」を率いています。

    dailynews date: 
    2014/2/17(Mon)
    記事番号: 
    3

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