12日間にわたる大規模な抗議デモを受けて、リカルド・ロセジョ知事が辞任を発表したプエルトリコでは、人々が夜通しで彼の辞任を喜び合いました。2日前のデモには50万人以上が参加、プエルトリコ史上最大規模の抗議活動となりました。抗議活動はプエルトリコの調査報道センター(Center for Investigative Journalism)が、ロセジョ知事とスタッフや顧問が交わしていた900ページにおよぶショッキングなグループ・チャットを漏洩したことで起こりました。このチャットの内容は女性軽視、同性愛嫌悪、そして下品で暴力的な言葉であふれていました。中にはハリケーン・マリアの被害者をあざ笑ったり、サンフアンのカルメン・ユリン・クルス市長を射撃するなどと冗談を言い合う箇所もありました。ロセジョの辞任とプエルトリコの将来について、新著Fantasy Island: Colonialism, Exploitation, and the Betrayal of Puerto Rico(『ファンタジー・アイランド――プエルトリコで行われた植民地支配、搾取と裏切り』)が近日出版予定のジャーナリスト、エド・モラレスに話を聞きます。