デイリーニュース

  • 9.11犠牲者の母 ムスリムの「過激化」を取り上げたキング公聴会を非難

    米下院国土安全保障委員会議長のニューヨーク州選出共和党議員ピーター・キングが10日、彼の言うところのアメリカのムスリム・コミュニティの「過激化」に関する、問題の公聴会を開きました。この公聴会には現代のマッカーシズムだという批判が起きています。世界貿易センターへの9.11攻撃で亡くなったモハメド・サルマン・ハムダニの母親タラト・ハムダニに話を聞きます。ムスリムとして初めて米下院に当選したミネソタ州選出の民主党下院議員キース・エリソンはこの公聴会で涙に詰まりながらタラト・ハムダニの息子の話を披露しました。南部貧民救済法施行機関(Southern Poverty Law Center)の情報プロジェクト部長マーク・ポトックにも話を聞きます。

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    2011/3/11(Fri)
    記事番号: 
    3
  • 授業ボイコット 銀行ボイコット 議員更迭要求:組合弾圧法案の州議会強行採決で米ウィスコンシン州の抗議激化

    デモクラシー・ナウ!がウィスコンシン州マディソンからリポートします。ほぼすべての公務員から団交権を奪い取る法案にスコット・ウォーカー知事が署名しようとしています。3月10日、マディソンでは千人以上の学生・生徒たちが授業をボイコットしました。消防士たちもウォーカー知事に関係する銀行のボイコットを訴えています。米国労働総同盟産別会議(AFL-CIO)は共和党の州上院議員の更迭を呼びかけました。3月12日の抗議デモでは10万人以上がマディソンの街を埋めるだろうとみられています。

    dailynews date: 
    2011/3/11(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 日本 記録史上最大の地震の1つに被災 大津波が太平洋周辺地域に脅威

    日本がマグニチュード8.9の巨大地震に襲われました。記録史上最大の地震の1つです。この地震で10メートル級の津波が日本の北部沿岸を襲いました。太平洋周辺地域の国々や島嶼国では、震源から津波が押し寄せてくることに伴う海水面の上昇を警戒しています。日本の警察や地方当局は少なくともすでに200人の死者が出たと発表していますが、死者数はこれから著しく増えると予想されています。

    dailynews date: 
    2011/3/11(Fri)
    記事番号: 
    1
  • リビアに飛行禁止区域設定が叫ばれる一方、合法性や過去の事例からは疑問の声も

    リビアでは、最高指導者ムアマル・カダフィに従う部隊が、国内各地の都市や町の支配権をめぐり反政府勢力と激しい交戦を繰り広げています。戦闘が激化する中、国際社会ではカダフィの空軍力をそぐため飛行禁止区域を設置せよとの声が高まっています。リビアにいるデモクラシー・ナウ!のアンジャリ・カマト記者が「2月17日抗議デモ」にかかわったエサーム・ゲリアニ氏に話を聞き、スタジオでは国際法専門のリチャード・フォーク教授と話します。

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    2011/3/10(Thu)
    記事番号: 
    4
  • 「潮目が変わる」ジャーナリストはウィスコンシンの反組合法案への抗議の高まりを予測

    スコット・ウォーカー知事の反組合法案を成立に向けて一歩進めたウィスコンシン州議会上院の不意打ち採決に対し、州の労働運動がどう反応するか、注目が集まっています。マディソン郡の『ワーカーズ・インディペンデント・ニューズ』のフランク・エムズパック記者に話を聞きます。「これまでこの州は見せかけの民主主義だった」と彼は語ります。「これはウィスコンシンだけでなく中西部全体において、数百万の人々から公民権を剥奪するという法案です。基本的に、労働者には組織化して選挙に参加する権利がないと言っているのですから。いま共和党が進めているのは、そんなことです」。★ 字幕動画はこちら

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    2011/3/10(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 「これは階級戦争だ」マイケル・ムーア 相次ぐ反組合法案承認に新たな民主化闘争を呼びかけ

    ウィスコンシン州では共和党がスコット・ウォーカー知事提出の反組合法案を州議会上院で可決しましたが、ミシガン州ではさらに過激な法案が提出されています。財政担当者に非常措置として、労働組合との契約破棄、選出職員の解雇、さらには自治体そのものの解散さえも断行する権限を与えるものです。ミシガン州上院で昨日共和党がこの法案を承認したため、今日はランシングの州議会議事堂に抗議者が詰めかけると予想されています。映画制作者マイケル・ムーアさんは「これは国民に対する階級闘争だ」と語ります。「チュニジアで、エジプトで、さらに中東全体で起こったことに世界中が触発されていると私は思います。そして彼らの問題は我々のとは異なる一方で、その精神は同じです。この国でも大いに、今すぐに、民主闘争が必要です。」★ 字幕動画はこちら

    dailynews date: 
    2011/3/10(Thu)
    記事番号: 
    2
  • ウィスコンシン州で怒りのデモ 上院共和党の不意打ち投票で公務員団体交渉権剥奪法案が可決

    10日夜ウィスコンシン州議会上院で共和党が意表をつく採決を行い、ほとんどの公務員から団体交渉権を剥奪する法案を通過させたため、州議事堂に数千人の抗議者が押し寄せました。法案は今日、下院で採決されれば成立します。州上院では14人の民主党員が全員ウィスコンシン州外に出て定数割れに持ち込む作戦を取ったため、審議が停止していました。しかし共和党は、採決に20名の出席を要する予算関連法案から切り離すことによって、公務員団体交渉権に関する部分だけを通過させてしまったのです。抗議行動を組織している大学院生のピーター・リックマンさんと、イリノイ州に出たままでいる民主党クリス・ラーソン州上院議員に話しを聞きます。

    dailynews date: 
    2011/3/10(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 「最大の危機が気候変動であることがこわい」 ナオミ・クライン 資本主義と軍国主義が地球温暖化を促進する恐れを警告

    ナオミ・クラインはここ何年も地球温暖化と気候正義運動についての記事を発表してきました。「私が恐れているのは、気候変動が最大の危機となることだ」とクラインは言います。「もし我々が、気候変動に対応するため経済活動を正し、より生活に適し、きれいで、公平なものにするための、建設的なビジョンを提案できなければ、この危機につけこんで、我々の経済を軍事化し要塞大陸が建設されることになるだろう。私たちはいま岐路に直面している。いま本当に必要なことは、経済の正義と環境の正義のために戦っている人々が一緒に行動することだ」
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    2011/3/9(Wed)
    記事番号: 
    3
  • ナオミ・クライン ティム・デクリストファーへの有罪評決が露呈する 石油ガス企業に対する「ダブルスタンダード」

    先週、環境保護活動家ティム・デクリストファーが、2008年12月に石油・天然ガス採掘用の10万エーカー(約400平方km)を越す国有地の競売を妨害したとして、2つの重罪で有罪評決を受けました。「ティム・デクリストファーはどんな違法行為をしたのか? それは支払う意志がないまま、競売に参加したことだという」とクラインは言います。「しかし、石油ガス企業は、資源採掘の利益は自社のものとするが、彼らの行為によって発生した汚染とか浄化などの費用の支払いは外部に押し付けている……気候変動はその最たるものだ。 化石燃料産業は最も高額なツケを作っているのに、そのツケを支払う意志などないのだ」 ★ 字幕動画はこちら

    dailynews date: 
    2011/3/9(Wed)
    記事番号: 
    2
  • ナオミ・クラインが語る 反組合法案と米国式ショック・ドクトリン 「これは民主主義に対する正面攻撃 企業クーデターのようなもの」

    ウォールストリート金融危機の結果として全米で次々と反組合法案が提出されていますが、多くのアナリストたちはいま、数多い受賞歴を持つジャーナリストで作家のナオミ・クラインが2007年に発表したベストセラー、The Shock Doctrine: The Rise of Disaster Capitalism(『ショック・ドクトリン:惨事活用型資本主義の台頭』)の中で初めて論じた理論を採り上げ始めています。同書の中で彼女は、権力者たちがいかに危機を利用して非民主的で極端な自由市場経済政策を推し進めようとするかを暴き出しました。「ウィスコンシン州での抗議はどうやってこのショック・ドクトリンに抵抗するかと言う素晴しい手本だ」とクラインは言います。
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    ★ ニュースレター第41号(2011.6.20)

    dailynews date: 
    2011/3/9(Wed)
    記事番号: 
    1

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