アンドルー・ベースビッチは米陸軍で23年間勤務した保守派の歴史学者です。昨年は息子をイラク戦争で亡くしました。新著はThe Limits of Power: The End of American Exceptionalism(『力の限界:アメリカ式例外論の終焉』)。その中で彼は、多くの米国人が自国の内政的あるいは外交的な政策決断のために大きな代価を払っているにもかかわらず、何千万もの米国人はいまもなお、大金をはたいて買い物をしたり、安い石油やクレジットを要求したり、自分の自由への欲求を漫然と続けていると主張しています。「米国人の自由への欲求が大きくなればなるほど、我が国はより帝国主義的になるのだ」とベースビッチは書いています。