デイリーニュース

  • 「民主党全国大会まで待つ余裕はない」黒人議員が環境正義フォーラムを開催した理由

    史上初の環境正義をめぐる大統領候補者討論会が今夜、サウスカロライナ州オレンジバーグ市で開催され、6人の大統領候補がサウスカロライナ州立大学の壇上に立ちます。サウスカロライナ州の気候災害の最前線に立つアフリカ系や非白人のコミュニティは、長年にわたり極端な環境人種差別に直面して公正な処置を求めて闘ってきました。地域のリーダーや環境正義を訴える人たちを招いて円卓会議を開催し、このイベントの重要性やそれぞれのコミュニティが直面する諸問題、また2020年選挙の各候補者の環境正義に関する綱領について話し合います。全米黒人州議員連盟(National Black Caucus of State Legislators:NBCS)代表ギルダ・コブ=ハンター、黒人社会参加のための全国連合代表メラニー・キャンベル、元環境保護庁環境正義プログラム主任のムスタファ・アリが討論に参加します。

    dailynews date: 
    2019/11/8(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 史上初の環境正義をめぐる大統領候補者討論会にウォーレン、ブッカー、ステイヤーなどが参加

    オレンジバーグ市のサウスカロライナ州立大学から生中継します。今夜ここで、史上初の環境正義をめぐる大統領候補討論会が開催されます。参加するのはエリザベス・ウォーレン上院議員、コリー・ブッカー上院議員、富豪のトム・シュタイアー、作家のマリアンヌ・ウィリアムソン、ジョン・デラニー下院議員、ジョー・セスタク下院議員の6人の大統領候補です。この公開討論会は、全米黒人州議員連盟(National Black Caucus of State Legislators:NBCSL)と気候災害の最前線に立たされているコミュニティの指導者たちが主催しています。サウスカロライナ州は2020年の大統領選挙のゆくえを決める重要な州のひとつで、ニューハンプシャー州の予備選やアイオワ州とネバダ州の党員集会に続いて早い時期に民主党の予備選が行われます。サウスカロライナ地域は気候変動で巨大化したハリケーンに何度も見舞われており、2018年に南部を襲ったハリケーン「フローレンス」はかつてない甚大な洪水被害を引き起こしました。アフリカ系や非白人の住民は特に高い確率で、大気汚染や水質汚染や環境ハザードにさらされてきましたが、その一方でサウスカロライナ州には環境人種差別への対応で最も成功しているプログラムのいくつかが本拠を置いています。

    dailynews date: 
    2019/11/8(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 『花粉を運ぶものたち』:ミツバチ群の減少で食物連鎖の崩壊が起こる可能性を示唆する映画

    ドキュメンタリー映画The Pollinators(『花粉を運ぶものたち』)は、人類の存続を決定づけるかもしれない世界中のミツバチについて描きます。ミツバチは私たちが消費するほぼ全ての果物、野菜、ナッツの花粉を運んでおり、私たちの食物の3分の1はミツバチの働きに頼っているとする専門家もいます。しかし現在、ミツバチの未来は危機にさらされており、蜂群の崩壊が広く報道されています。過去15年、養蜂家は殺虫剤の使用、寄生生物、生息場所の消滅から蜂の数が大幅に減っていると報告してきました。科学者は、気候変動で気温が上昇すればミツバチ絶滅のスピードが加速する可能性があり、その存続を脅かしていると警告します。蜂減少危機について、The Pollinatorsの監督でカメラマン、養蜂家でもあるピーター・ネルソンに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/11/7(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 元ツイッター社員 サウジのスパイ活動関与で告発される サウジの反体制派弾圧強化の一環

    米司法省は元ツイッター社員を、サウジアラビアが同国を批判する数千人を監視するのに加担したとして告発しました。アリ・アルザバラとアフマド・アブアモは、ユーザー・アカウントに紐づけられた電話番号やメールアドレスのみならず、身元や居場所確認に使用できるIPアドレスなどの詳細情報をサウジ政府に流していました。今回の告発の1年前には在トルコのサウジ領事館内で、サウジ人ジャーナリストで同国に批判的だったジャマル・カショギが残酷な方法で殺害されました。ヒューマンライツ・ウォッチによる新たな報告書ではカショギの残酷な殺害から1年経ってもサウジ政府は多くの活動家、政権批判派や聖職者を強制的に拘束しています。報告書によれば、モハメド・ビン=サルマン皇太子が主導したとされるサウジ女性や若者のためのイニシャティブの裏には「暗い現実」があるといいます。これには女性活動家の大量逮捕も含まれ、その中には性的暴力を振るわれ電気ショックで拷問されたと訴える人もいます。ヒューマンライツ・ウォッチの中東研究者アダム・クーグルに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/11/7(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 長期政権だったブーテフリカ大統領を辞任に追い込んで数か月 アルジェリアでは抗議デモが続く

    アルジェリアでは汚職、反体制派指導者の投獄、軍が政治の実権を握ることに反対するデモが9か月目を迎えています。11月1日はフランスからの独立戦争65周年を記念して首都アルジェには数万人が集まり、選挙よりも「新たな革命」を求め抗議を続けました。反体制派は次の選挙も不正がまかり通ると見ています。アルジェリアの暫定政府は選挙を前にデモ参加者への弾圧を強めており、6日夜には抗議中の学生100人以上が逮捕されました。アブデルカデル・ベンサラー暫定大統領は、12月12日に大統領選挙を行うと発表しています。これは、数週間に渡る抗議運動の後、長期権力を握ってきたアブデルアジズ・ブーテフリカ大統領が4月に辞任したのを受けてのことです。アルジェリア系米国人活動家で、アルジェリア支援のためのデモを先週末サンフランシスコで組織したメディ・ケイシと、アルジェリアを拠点とするジャーナリスト、ダイカ・デリディ記者に話を聞きます。「これは政治的蜂起であるとともに、アルジェリア人が今感じている大いなる誇りと自己愛の現れでもあります」とデリディは言います。「アルジェリア人はもっと深い変化を求めており、諦めはしません」

    dailynews date: 
    2019/11/7(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 州選挙で米民主党が相次ぎ勝利 バージニア州議会は上下両院を獲得、トランプ支援のケンタッキー州知事は落選

    5日に行われた知事選や州議会選の開票結果が出ました。いくつかの重要な州で民主党が大きな勝利を収めています。バージニア州では、民主党が25年ぶりに上下両院で過半数を制覇しました。ケンタッキー州の知事選では、民主党の州司法長官アンディ・ベシアが、トランプの支援を受けた共和党の現職マット・ベビンを接戦で破りました。一方、ミシシッピ州の知事選では、共和党の副知事テート・リーブスが、民主党の州司法長官ジム・フッドを破りました。また全国各地で、候補者たちが新たな歴史を作りました。ペンシルバニア州スクラントンでは、ペイジ・コグネッティが、民主党の登録党員でありながら独立候補として出馬して、最初の女性市長に選出されました。彼女はまた、就任後出産する初の市長になります。12月が出産予定です。ガザラ・ハシュミは、リッチモンドの郊外地区で勝利し、バージニア州上院議員に選ばれた初のイスラム教徒女性となりました。そして、ダニカ・ロームは、バージニア州議会下院の第13地区選挙で反LGBTの共和党候補を破って再選を果たし、カミングアウトした初のトランスジェンダー議員として、2度目の歴史を作りました。5日の選挙では、いくつかの重要な州民投票も行われました。ニューヨーク市の有権者はランキング投票(ranked-choice voting)を承認しました。

    dailynews date: 
    2019/11/6(Wed)
    記事番号: 
    2
  • テキサスは無実の男を処刑するのか?新たな証言が出るなか、ロドニー・リードの家族が再審を要求

    テキサス州では、強姦と殺人の罪で、死刑囚として20年以上を監獄で過ごしてきたアフリカ系アメリカ人のロドニー・リードの近く予定される死刑執行を中止するよう求める声が高まっています。リードは、無実を主張しています。民主党と共和党両党の議員を含む26人のテキサス州議会議員のグループは、11月20日に予定されている処刑を停止するよう、グレッグ・アボット知事に今週書簡を提出しました。リードの命を救うよう求めるオンライン嘆願書には、1400筆を超える署名が寄せられています。処刑停止支持者には、キム・カーダシアン・ウエスト、リアーナ、ミーク・ミルなどの著名人も名を連ねています。リードは、1996年に恋愛関係にあった19歳の白人女性ステイシー・スタイツを殺害したとして有罪判決を受け、死刑を宣告されました。しかし、リードの裁判後、スタイツの当時の婚約者であった白人警官ジミー・フェネルの関与を示唆する重要な証拠が現れました。フェネルは、その後、別件の誘拐とレイプ容疑で投獄されました。大きな進展となったのは、フェネルと同時期に刑務所に収監されていた人物が、婚約者が黒人男性と浮気していたため彼女を殺したと、フェネルが刑務所で認めたと断言する宣誓供述書に先月、署名したことでした。

    dailynews date: 
    2019/11/6(Wed)
    記事番号: 
    1
  • コロラドが全米で最も投票率が高い州の1つになった過程

    全米で地方選挙が行われていますが、コロラド州では郵送投票制度によって住民が投票所での長い行列を回避できるようになり、有権者にとっては今までになく投票がしやすくなりました。コロラド州にはさらに、運転免許取得更新時の自動投票登録、仮出所者への投票権の拡大、一部の17歳の予備選での投票許可を含む投票関連法があります。全米で、共和党が優勢な州の議会が有権者を抑制しようとしている時代に、コロラド州は有権者のアクセス拡大の必要性を感じている州のお手本と見なされています。コロラドの州務長官ジェナ・グリスウォルドに話を聞きます。彼女はコロラド州は「投票資格のある市民の有権者登録率が最も高く、投票率も多くの場合、全米1位か2位」と言います。

    dailynews date: 
    2019/11/5(Tue)
    記事番号: 
    4
  • ニューヨーク市の有権者 市公職選への選択希望順位投票制採用を票決

    全米の有権者が11月5日、州選挙の投票に向かいます。この選挙は、弾劾調査に直面しているドナルド・トランプの共和党への影響を計る指標のひとつとなるでしょう。ニューヨーク市の主な住民投票法案には、将来の選挙で有権者が候補者を選ぶ方法を変えるかも知れない法案が含まれています。ニューヨーク市民は、候補者の絶対得票数をみる選挙法から、選択希望順位投票制、つまり投票者が自分の好きな候補者をランク付けし最も多くのトップランク投票を得た候補者が勝つ選挙法へ移行するかを票決します。この法案の支持者たちは、この選挙方法によって、意思が十分に選挙に反映されない有権者たちと有色人種の候補者たちを助けることになると言います。ニュースクール大学の社会正義担当統括副学長(senior vice president for social justice)で公共・都市政策教授のマヤ・ワイリーに選択希望順位投票制についての討論に参加してもらいます。彼女はこの制度について「有権者たちは誰が公職に選ばれるか、より多くの選択肢を持つ」と言います。

    dailynews date: 
    2019/11/5(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 「僕の母を釈放して」癌ステージ4の母親の強制送還と闘うイェール大生

    米国への在留許可を持たないホンジュラスからの移民でステージ4の癌の生存者であるタニア・ロメロは、彼女の4人の子供たちと共に米国に留まる闘いをしています。ロメロは9月に米移民関税捜査局(ICE)によってジョージア州の民間経営アーウィン郡収容所に収容され、命に関わる治療を中断されています。ロメロは8月中旬、軽度の交通違反で停車を命じられ、運転免許証を持っていなかったために逮捕されました。タニア・ロメロの弁護士は、彼女の健康状態 が虚弱であることを理由に強制送還の人道的保留を求めましたが、9月に却下されました。ロメロの息子クリスチャン・パディラ・ロメロは、彼の母親の釈放を求める3万以上の署名入り嘆願書をもって強制送還と闘う準備をしています。クリスチャン・パディラ・ロメロに話を聞きます。彼は、イェール大学ラテンアメリカ史の博士課程の学生で、「幼少期に米国に到着した移民への国外退去一時延期措置」(Deferred Action for Childhood Arrivals Program:DACA)の滞在資格を持つホンジュラスからの移民です。

    dailynews date: 
    2019/11/5(Tue)
    記事番号: 
    2

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