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最新刊 第136号 未来を抹殺する者(2019.7.30放送)
アマゾンの森林火災の頻発に世界の注目が集まったことによって、ブラジルのボルソナロ政権の性格が露呈しました。森林火災は毎年起きていますが、急増の原因は気候ではなく農牧業者による野焼きの延焼や放火だというのですからびっくりです。農牧業に利用したり鉱山開発をするために保護区の森林がどんどん破壊されています。先住民の土地に不法に侵入し、土地を強奪したり、違法な伐採や採鉱を行うことは、もちろん違法行為ですが、政府が取り締まろうとしないので、やりたい放題です。2019年1月に就任して以来、ボルソナロ大統領は従来の環境保護政策を反転させ、アマゾンの熱帯雨林を伐採や鉱山開発掘に開放する方向を打ち出しました。バックにいるのはアグリ企業の利益を代弁する農牧族議員(バンカータ・ルラリスタ)です。農牧族議員はブラジルの連邦議会(国民会議)の最大勢力であり、自分たちの息のかかった人物を、環境大臣や法務大臣に就けています。ボルソナロ大統領が環境大臣に抜擢したリカルド・サレスの役割は、環境を保護することではなく、規制を撤廃して保護地区の開発を推進することです。
このような動きが始まったのは、労働者党のジルマ・ルセフ大統領が理不尽な汚職容疑で弾劾され、副大統領のテメルが大統領に昇格したときからです。テメル自身も汚職疑惑を抱えていたのですが、農牧族議員の力で訴追を免れ、その見返りに環境規制を緩めました。最終的にはテメルも汚職スキャンダルで辞任に追い込まれ、2018年10月に大統領選挙が行われましたが、最有力候補と目されていたルラ元大統領は汚職などの罪で有罪とされて収監されてしまいます。本命不在の選挙で急速に人気を集めて当選したのがボルソナロ大統領でした。彼はルラ政権・ルセフ政権と続いた労働者党政権の環境保護政策をひっくり返すことを掲げて当選し、全力を挙げて公約の実現に邁進しているところです。アマゾンの森林破壊はブラジルだけの問題ではなく、地球温暖化を助長し世界全体を一層の危機に陥れます。ボルソナロ大統領は「アマゾンは我々のものだ」と国際的な非難をけん制します。自国の国益が優先と言いたいのでしょうが、この「我々」というのはブラジルの国民よりはむしろアグリビジネスで儲けるグローバル企業のことに聞こえちゃいます。
*カルロス・リティール(Carlos Rittl):ブラジルの市民社会の諸団体が参加するネットワーク「気候監視団」の事務局長を務める
字幕付き動画: http://democracynow.jp/video/20190730-2

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