ピッツバーグG20 サミット抗議鎮圧で出現した「警察国家」の光景

2009/9/28(Mon)
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10分

2009年9月16日、米国ペンシルバニア州のピッツバーグでG-20金融サミットが開かれました。世界の富裕国の首脳が一堂に顔をあわせる会合です。厳重な警戒態勢の中で米国各地から集まった数千人が抗議行動を行いましたが、重装備の機動隊が出動し、非暴力のデモ隊に催涙ガス、音響手りゅう弾、発煙筒、さらには鋭い不快音を浴びせて動けなくする長距離音響装置(サウンドキャノン)も国内で初めて使用されました。2日間の会合で少なくとも175人が逮捕されました。反戦活動家シンディ・シーハンは、「まるで警察国家のような光景でした」とブログに書きました。

ピッツバーグの街頭から、Democracy Now!のスティーブ・マルチネスが報告します。「買い物やめろ」運動のビリー牧師や歌手のデービット・ロビックスなどの姿も見えます。

続けて、アルンダティ・ロイのインタビューの導入です。世界最大の民主主義国インドの「警察国家民主主義」の実態と、グローバル化の中で変容する民主主義について語ります。続きは、こちら (中野)

*アルンダティ・ロイ(Arundhati Roy) 世界的に知られるインドの作家、グローバル・ジャスティスを求める活動家。デビュー作の小説『小さきものたちの神』で1997年のブッカー賞を受賞し、戦争や気候変動やインドにおける自由市場主義の発展の危険性に警鐘をならす論考を数多く発表している。番組が放送された9月28日に、新作<cite>Field Notes on Democracy: Listening to Grasshoppers</cite>(『民主主義フィールドノート イナゴの襲来に耳をすまして』)が発売された。

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字幕・全体監修:中野真紀子・付天斉