フードスタンプ受給者が、かつてなく増加

2008/4/2(Wed)
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米国にはフードスタンプと呼ばれる、低所得者向けの食品配給券の制度があります。これをもってスーパーなどに行くと普通のお金と同じように食品などの生活必需品を購入することができます。米政府当局は今年末までに、このフードスタンプ受給者が2800万人に達するだろうと予想しています。昨年は40以上の州でこの受給者が増加しました。うちアリゾナ、フロリダ、メリーランド、ネバダ、ノースダコタ、ロードアイランドの6州では10%以上の増加でした。ウエストバージニアでは6人に1人がフードスタンプ受給者です。

経済の低迷と食品価格の上昇により、多くの人がフードスタンプの援助を必要としています。 受給者の多くは子供です。 しかしこのフードスタンプも1人につき1ヶ月100ドルという小額で、特に育ち盛りの子供に十分な栄養を与えられる額ではありません。「フードリサーチ&アクションセンター」代表のジム・ワイルの話を聞きましょう。(関房江)

ジム・ワイル(Jim Weill) ワシントンDCにある飢餓対策の公共政策研究所「フード・リサーチ・アンド・アクション・センター」(FRAC)の所長

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字幕翻訳:田中恵子/校正:関房江
全体監修;中野真紀子