故ジェームズ・ガンドルフィーニの知られざる一面:「ザ・ソプラノズ」の俳優は傷痍軍人や地域メディアを支援

2013/6/21(Fri)
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ヒットTVシリーズ「ザ・ソプラノズ/哀愁のマフィア」でマフィアのボス、トニー・ソプラノを演じたことで有名な人気俳優ジェームズ・ガンドルフィーニが、6月19日51歳で亡くなりました。その死を伝える報道ではガンドルフィーニの俳優としてのキャリアが中心に記述され、政治的活動について触れられることは殆どありません。ニューヨーク市でのガンドルフィーニの人気は、舞台やスクリーンでの演技だけでなく、地域メディアへのサポートや、戦争に対し批判的なドキュメンタリー制作の強力な支援活動のためでもありました。2010年にはHBOの、南北戦争からイラクとアフガニスタン戦争に至るまでの心的外傷後ストレス障害(PTSD)を描いたドキュメンタリー映画Wartorn: 1861-2010(『戦争に引き裂かれて:1861-2010』)を制作しました。ガンドルフィーニはまた、2007年のHBOのドキュメンタリー映画Alive Day Memories: Home From Iraq(『生きし者の記憶:イラクからの帰郷』)で、多数のイラク戦争の傷痍軍人にインタビューを行いました。同作品を共同監督したジョン・アルパートとマシュー・オニールに話を聞きます。

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