デイリーニュース

  • 「違法な法の執行は終わりだ」 NY市の路上尋問「ストップ&フリスク」改革 人種差別的措置に終止符

    ニューヨーク市の新市長ビル・デブラシオは31日、物議をかもしてきたニューヨーク市警の路上尋問「ストップ&フリスク」プログラムを憲法違反であるとした連邦地方裁判所の裁定に対する控訴を取り下げ、現在係争中の訴訟にけりをつけると発表しました。路上尋問に対しては、2013年8月にシーラ・シャインドリン判事が「警察は間接的な人種的偏見に基づいた行動特徴分析(レイシャル・プロファイリング)の政策に頼っている。警察官たちは「大勢の黒人とラティーノを定期的に路上で尋問しているが、これはもし白人だったら尋問されることはなかった人たちだ」と批判していた。デブラシオ市長が、31日にこのニュースを発表した記者会見には、協力関係にある「憲法上の権利センター」や「アメリカ自由人権協会」の代表も同席しました。「我々は、ニューヨーク市でもっとも対立を煽りやすい問題のひとつを終わらせるために今日ここにいます。アフリカ系アメリカ人とラティーノの若者を標的とした不公正な路上尋問の濫用は、終わりにしましょう」と、デブラシオ市長は述べました。市長とニューヨーク市警の新本部長ブル・ブラットン、路上尋問の被害者ニコラス・パートの談話をお届けします。ゲストは、憲法上の権利センターの法律部門の代表で、ニューヨーク市との訴訟の法廷弁護士でもあるバハー・アズミーです。

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    2014/1/31(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 討論:ウクライナの反政府派は 民主運動か極右勢力か?

    ウクライナの反政府デモは、同国の政情不安を終わらせることを目的とした恩赦法案を拒絶、勾留されている活動家の釈放と引き換えに政府ビルの占拠と路上バリケードを解除することを拒否しています。ウクライナで行われているデモは総称して「ユーロマイダン」(Euromaidan)と呼ばれています。今回のデモは2013年11月後半、ヴィクトル・ヤヌコーヴィッチ大統領が、待望されていた欧州連合との通商協定署名への決断を翻し、代わりにロシアとの連携を強めるとしたことからはじまりました。西側諸国ではウクライナの反政府派は民主的草の根運動と好意的に受け止められていますが、当番組では討論を通して、ロシアのウラジミール・プーチン大統領反対派支持へと急ぐあまり、表面下のより複雑な現実が見過ごされていないかを探ります。2人のゲストをお招きしました。ニューヨーク大学とプリンストン大学名誉教授で、ロシア学と政治学が専門のスティーブン・コーエンと、ウクライナ出身のユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドン(University College London)の研究員で、先日キエフのデモを現地で目撃したばかりのアントン・シャツォトフです。

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    2014/1/30(Thu)
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    3
  • シャリフ・アルデル・クドゥース: 致命的な分極化と 軍の増大に直面する革命3年後のエジプト

    エジプトでは、1月第4週の週末、2011年にホスニ・ムバラクを失脚させた蜂起の3周年に関連して60人以上が死亡しました。革命の震源地であるカイロのタハリール広場に数千人が集結しました。しかし、ムスリム同胞団支持者と、政府の治安部隊や2013年に同胞団政権を倒した軍政府の支持者との間で乱闘となりました。約千人あまりが拘束されました。武力勢力の活動も増加傾向にあり、シナイ砂漠ではエジプト軍ヘリが撃ち落とされ、乗り組んでいた兵士5人全員が死亡しました。カイロよりデモクラシー・ナウ! 特派員シャリフ・アブデル・クドゥース記者に話を聞きます。モルシ大統領追放以来、推定2万1千人が逮捕されたとクドゥース記者は言います。

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    2014/1/30(Thu)
    記事番号: 
    2
  • アルジャジーラ記者訴追からブロガー投獄まで 「反対派の口封じ」を強める軍政権エジプト

    エジプトの軍事政府は、アルジャジーラのジャーナリスト20人を、テロリストグループとの共謀罪及び、虚偽のイメージを放送した罪で訴追すると発表しました。軍部は、ムハンマド・モルシ前政権を2013年7月に転覆させて以来政府に対する抗議運動を続けているムスリム同胞団を、アルジャージーラが支援していると非難しています。「ジャーナリストに対する路上での攻撃が強まるなか、この発表が行われました」と、カイロのデモクラシー・ナウ! のシャリフ・アブデル・クドゥース記者は語ります。「民衆蜂起を記念する1月25日には、10人以上のジャーナリストが、タハリール広場で襲撃されるのを目撃しました。記者が襲われる際、アルジャジーラに所属していると非難されていることがよくあります。これは、直接には国営及び民間放送局が何ヶ月にも渡り、アルジャジーラに悪魔のようなイメージを植えつける宣伝を行ってきた結果なのです。」

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    2014/1/30(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 『汚い戦争』のジェレミー・スケイヒルが語る 「ドローン大統領」オバマとNSAスパイ行為についてのオバマのごまかし

    オバマ大統領は一般教書演説において、「恒久的戦時体制から脱出する」と述べ、最近の無人機攻撃への制限と、イラク・アフガニスタンからの米軍の撤退、そしてグァンタナモ収容所閉鎖の試みに言及しました。オバマはまた、アメリカ国家安全保障局(NSA)の監視プログラムについても触れ、「一般の人々のプライバシーの侵害が行われない」ように改善することを誓いました。アカデミー賞ノミネート作品のドキュメンタリー映画、米国のドローン戦争と海外の標的殺害について取材した『汚い戦争』(Dirty Wars) の制作者ジェレミー・スケイヒルは、「オバマは自らの政策によって、多くの一般市民を殺害した『ドローン大統領』です」と言い、NSA改善については、「ワシントンでの論議の中心は、『これを簡素化しアメリカ国民に納得させるか、それともさらに監視を進めるか』というところにあります」と述べています。

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    2014/1/29(Wed)
    記事番号: 
    4
  • 5年間「同じレトリック」: 移民活動家 オバマの一般教書演説と強制送還政策を非難

    「DREAM連合の」活動家たちは、大統領夫人ミシェル・オバマの招きで、28日の一般教書演説に出席しました。その一人、アリゾナ州から出席した23歳のクリスチャン・アビラは、「家族のための断食」キャンペーンの一環として、移民法改革を推進する22日間の断食をワシントンD.C.の中心部ナショナル・モールで行いました。しかしオバマ大統領は、アビラの件については触れず、移民法についても短い一説を述べて終わりました。「この演説は、5年間私たちが聞き続けている同じレトリックにすぎません。」と「ユナイテッド・ウイ・ドリーム連合」(United We Dream Coalition)のアドボカシー・政策責任者ロレラ・プライエリは述べます。「私たちは、強制送還について大統領にこれ以上譲歩できません。共和党員の移民法についても同様です。私たちは長い間待ち続け戦っています。大統領の言説は、もっと深く、移民法設定について触れるところまで行けたはずです」

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    2014/1/29(Wed)
    記事番号: 
    3
  • 「サイレント・クーデター」 オバマの一般教書演説を形づくる 企業と軍事産業の利益追求

    国内での不平等問題から外交政策まで、オバマ大統領は第5回一般教書演説を行い、野党側が故意に議事進行を妨害すれば、大統領の権限行使をすると述べました。しかし、オバマの政策は十分なのでしょうか?アカデミー賞にノミネートされたドキュメンタリー映画、『汚い戦争:世界は戦場である』(Dirty Wars: The World is a Battlefield)の制作者・著者であり、近く立ち上げられる、「ファースト・ルック・メディア」(First Look Media)のシニア調査報道者のジェレミー・スケイヒルと、デモスのDemosの著名なシニアフェローであるボブ・ハーバート、そして「ユナイテッド・ウィ・ドリーム連合」(United We Dream Coalition)のアドボカシー・政策責任者ロレラ・プライエリを迎え話を伺います。

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    2014/1/29(Wed)
    記事番号: 
    2
  • オバマの一般教書演説 ねじれ国会となった両院議員を前に 妨害が続けば大統領令を行使すると断言

    オバマ大統領は5回目となる一般教書演説で、ねじれ国会となった議会を回避して、大統領の権限を行使する方針であることを宣言しました。オバマ大統領は、連邦政府の委託職員の賃金を上げること、何百人もの人々の退職後の生活のための貯金を支援する「スターター退職貯蓄口座」(starter saving account)を創設すること、また、トラックの燃料効率水準を新しく設定する方針などを発表しました。外交政策においては、イランへの外交的解決策が進展中であるため、イランへの新しい制裁措置については「拒否権を行使する」と明言、グァンタナモ収容所閉鎖をもう一度訴えました。一方、アフガニスタン情勢については、今年がアフガン戦争最終の年とするも、一部の米軍は、アフガン軍の訓練とテロへの報復措置のためアフガニスタンに滞在すると述べました。本日は、『汚い戦争』(Dirty Wars)の映画制作者であり著者でもあるジェレミー・スケイヒルと、元ニューヨーク・タイムズ紙のコラムニストであり、「デモス」(Demos) のボブ・ハーバート、そして「ユナイテッド・ウィ・ドリーム連合」(United We Dream Coalition)のロレラ・プライエリの3人のゲストを迎え、オバマ大統領の演説について話を伺います。「歴史的にも一般教書演説は一種のプロパガンダのようなものです。

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    2014/1/29(Wed)
    記事番号: 
    1
  • ビル・モイヤーズ 「ダーク・マネー」、投票権の侵害、どう人種差別が政治を動かしているかを語る

    本日は、著名なアナウンサーのビル・モイヤーズに、巨大で追跡不可能な「ダーク・マネー」として知られる政治献金がどのようにアメリカの民主主義の最大の脅威になっているか暴いた彼の最近の調査について話を聞きます。State of Conflict: North Carolina,(『対立する州:ノースカロライナ』)の中で、モイヤーズと彼のチームは、どのように裕福な右翼献金者が州政治に大きく影響しているかを暴きました。「ノースカロライナに限ったことではないんです。これは組織されたお金がバランスを崩して民主主義に最大の脅威になるという前触れなのです。民主主義は過剰な個人の力と欲を抑制するべきもので、もしお金によってそのバランスが崩されるであれば、大変なことになるんです」とモイヤーズは語ります。また、「モイヤーズ&カンパニー」の司会を務める彼は、投票権の確保への長い戦いについても言及しています。50年前、彼はリンドン・B・ジョンソン大統領政権時、1964年の「フリーダム・サマー(自由の夏)」運動と、ミシシッピー自由民主主義党の結成に携わっていました。モイヤーズはエミー賞を30回以上受賞しています。彼はまた、ピースコーの創設者であり、リンドン・ジョンソン大統領報道官を務め、『ニューズデイ』の発行者やCBSニュースの上級特派員でもありました。

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    2014/1/27(Mon)
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    2
  • 対立する州:ビル・モイヤーズが語る ノースカロライナの右翼の乗っ取りと市民の応酬

    2013年、ノースカロライナ州で1000人以上の人が「モラル・マンデーズ」と呼ばれる一連のデモに参加して逮捕されました。13週間にわたり、デモ参加者はローリーの州会議事堂で共和党議員による投票権、教育、環境、医療、女性の人権を侵害しようとする動きに立ち向かうためデモ行進を遂行しました。現在、組織者らは今までで一番大きなデモ、ローリーのモラル・マーチを2月8日に行うことを計画しています。ノースカロライナ州のデモ参加者は、最近放送されたビル・モイヤーズの番組「モイヤーズ&カンパニー」内の特集に注目しています。ドキュメンタリーState of Conflict: North Carolina(『対立する州:ノースカロライナ』)は「ダーク・マネー」と呼ばれる追跡不可能な政治献金がどのようにノースカロライナを政治に右翼側に偏らせ、どのように市民が食い止めようとしているのかを描いています。本日は、モイヤーズのレポートの一部をお送りします。また、モイヤーズにスタジオに来ていただき、調査などについて話を聞きます。

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    2014/1/27(Mon)
    記事番号: 
    1

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