ベネズエラでは最近繰り広げられる反政府デモで、少なくとも6人が死亡しています。一番最近の犠牲者は銃による負傷が原因で死んだ地元のミスコンテストの優勝者です。ウゴ・チャベス前大統領が死んでから1年も経ずに発生したデモは、同国のニコラス・マドゥロ現大統領にとって最大の課題となっています。2月第3週の初めに、死者の出た衝突を扇動したとしてその前週に当局より逮捕状が出されていた、右派の反政府派指導者レオポルド・ロペスは、国家警備隊に自首しました。米国が反政府派を支持していると主張するマドゥロ大統領は、2月17日に在ベネズエラ米国領事館員3人の追放を命令しました。ゲストのジョージ・チカリェッリョ=マーに、チャベス及びマドゥロ両政権に敵対してきた米国が近年ベネズエラが果たしてきた役割の歴史について考察してもらいます。チカリェッリョ=マーは著書にWe Created Chávez: A People’s History of the Venezuelan Revolution(『われわれがチャベスを創りあげた:ベネズエラ革命市民史』)があり、フィラデルフィアのドレクセル大学(Drexel University)で政治学を教えています。