デイリーニュース

  • 独占:ウィキリースのエディター サラ・ハリソン  エドワード・スノーデンへの支援、余儀なくされた自らの亡命生活を語る

    米国家安全保障局(NSA)の内部告発者エドワード・スノーデンがリークした文書に基づく最新の暴露記事の中で、ワシントン・ポスト紙は米外国情報活動監視裁判所(Foreign Intelligence Surveillance Court)がNSAに、4ヵ国を除く全世界の国に「関する」情報を傍受する広範な権力を密かに授与していたことが明らかになりました。2010年のある機密文書には米国の諜報活動の合法的な対象として193ヵ国が列記されています。英国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドの4ヵ国だけはNSAのスパイ活動から保護されていました。NSAはまた、世界銀行、国際通貨基金、欧州連合、国際原子力機関に関する情報収集にも許可を与えられていました。ドイツのボンからお送りする放送のゲストとして、ウィキリークスの調査編集者、サラ・ハリソンを迎えます。ハリソンは2013年6月、香港からモスクワまでスノーデンの飛行に同伴しました。現在ハリソンは母国、英国に戻れば訴追される恐れがあるため、ドイツで亡命生活を送っています。ハリソンは、モスクワの空港の乗り継ぎエリアで39日間をスノーデンと共に過ごし、21ヵ国に対して行われた彼の法的亡命申請を助け、ロシアが一時的亡命を許可した後もさらに約3ヵ月間共に同国にとどまるなどしてスノーデンを支援した理由を話します。

    dailynews date: 
    2014/7/1(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 「これは基本的な健康の問題」:団体「家族計画」のセシル・リチャーズ 避妊判決を批判

    医療費負担適正化法は、企業が従業員に提供する健康保険は避妊処方を含まなければならないとしていますが、多くが注目していた裁判で、米連邦最高裁は、この規則に対し宗教的な異議を唱えているほとんどの民間企業が、この規則を拒否することができるという裁定を下しました。5対4のこの裁決では女性判事の全員が反対にまわりましたが、裁決は「株式非公開会社」に避妊の支払いを義務づけることは宗教の自由を保護する連邦法に違反するとしました。米国の企業の約9割は株式非公開会社です。この判決は、宗教的理由から特定の避妊法に異議を唱えたホビー・ロビー社とコネストガ・ウッド社の訴えに下されたもので、両社は、科学的には逆の理解が確立しているにも関わらず、これらの避妊法は中絶にあたると主張していました。この裁決に対しては、その99%が一生のうち一度は避妊処方を使う女性への差別であるという批判が起きています。「女性にとって、これは議論すべき問題などではないのです。基本的な健康の、そして経済の問題なのです」と「米国家族計画連盟」(Planned Parenthood Federation of America) と「家族計画行動基金」(Planned Parenthood Action Fund)代表のセシル・リチャーズは語ります。

    dailynews date: 
    2014/7/1(Tue)
    記事番号: 
    1
  • エジプト人コメディアンのバセム・ユセフ:「風刺で若者たちに軍事政権の拒否を触発してきた」

    異議を唱える人へのエジプト政権弾圧に関連した動きで、今月、エジプトで最も有名な風刺家が番組の放送中止を発表しました。バセム・ユセフの放送は、ジョン・スチュワートの「ザ・デイリー・ショー」の様にエジプトや中東政治をコミカルに取り上げていました。この番組は非常に高い人気を誇り、毎回3000万人もの人が視聴しています。ユセフは、検閲にかけられて自分の命を危険にさらすよりも、番組を打ち切りたいと語っています。ユセフは彼が受けている圧力について曖昧に説明していますが、軍事政権が放送続行を不可能にしたことを示唆しています。ドイチェ・ヴェレ・グローバル・メディア・フォーラムで演説し、番組を打ち切るという決断は新しい始まりととらえることも可能だと述べました。「我々は全ての世代に外にでて自分たちのやり方で自分を表現するよう触発した。風刺とコメディーは恐怖に対する数少ない解毒剤の1つです。自分の考え方や判断を自由にします。だから、脅威なのです」とヨーセフは語ります。

    dailynews date: 
    2014/6/30(Mon)
    記事番号: 
    3
  • アルジャジーラの報道ディレクター:「エジプトでの記者禁固刑はシシ政権の恐ろしい始まり」

    6か月前の日曜日、エジプト当局は、世界的なテレビネットワークのアルジャジーラの記者たちが利用していたカイロ市内のホテルを強制捜査しました。ジャーナリストのピーター・グレステ、モハメッド・ファハミ、バハール・モハメッドは12月29日に拘束され、 それ以降拘置されています。先週には、政府にテロリスト組織に指定されたムスリム同胞団を支援する「虚偽のニュースを広めた」として、彼らに禁固7年から10年の有罪判決が下されました。この判決は報道の自由を支持する世界の人びとや記者らに衝撃を与えました。そしてこれはアルジャジーラ記者に限ったことではありません。米非営利団体「ジャーナリスト保護委員会」によると、現在エジプト当局は他にも少なくとも11人の記者を拘束しています。「我々はエジプトから客観的で正確な報道を行っています。裁判では、彼らが情報を改ざんしたり不法集団を支持したりしたという証拠は一つも出てきませんでした。これは真っ赤な嘘なのです。判決は本当にショックなものでした」と、アルジャジーラ英語放送の報道ディレクター、サラ・ネグムは話しています。

    dailynews date: 
    2014/6/30(Mon)
    記事番号: 
    2
  • スノーデンがドイツに亡命? メルケル首相がベライゾンとの契約解消 NSA内部告発者に高まる支持 

    エドワード・スノーデンによる米政府監視の暴露は、彼が国家安全保障局(NSA)内部告発者として名乗りを上げてから1年以上経った今でもドイツを揺るがしています。スノーデンの告発による報告書は、アンゲラ・メルケル首相の携帯電話を始めとするNSAによるドイツへの広大なスパイ活動を明らかにしています。先週、独政府は、省間の連絡に使用する政府のベルリン・ボン間ネットワークのインフラを2010年から提供していた米通信会社ベライゾン・コミュニケーションズとの契約を解消しました。一方で、独連邦議会はNSAとドイツの秘密情報機関によるスパイ活動についての審理が引き続き行われています。独国会議員の中にはスノーデンの亡命を許可するようメルケル政権に要請している者もいます。スノーデンの欧州での弁護士で欧州憲法人権センター(ECCHR)の創設者で事務局長のウルフガング・カレックに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2014/6/30(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 「1776年の反革命」 米国の独立戦争は奴隷制を守るための保守的な抵抗だった?

    米国は独立記念日を祝う準備をしていますが、番組では7月4日がすべての人にとっての祝いにならない理由を考えます。アメリカ先住民にとって、この日は、死に至る疫病や文化的な覇権やジェノサイドをもたらした植民地主義のにがい記憶を呼び起こす日かもしれません。また、新たに誕生した共和国が掲げた「生命、自由、幸福の追求」の保障はアフリカ系の住民には適用されませんでした。イギリスからの解放を宣言した入植者らは、自分たちが手に入れた新たな自由を、彼らが捕らえ無理やり奴隷にした数百万人のアフリカ人たちと共有することはありませんでした。歴史家のジェラルド・ホーンから話を聞きます。独立戦争と呼ばれるものは、実はアメリカへの入植者が植民地での奴隷制度を守るために行った保守的な取り組みだったと、ホーン教授は主張します。2冊の新刊The Counter-Revolution of 1776: Slave Resistance and the Origins of the United States of America(『1776年の反革命:奴隷の抵抗とアメリカ合衆国の起源』)とRace to Revolution: The U.S.

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    2014/6/27(Fri)
    記事番号: 
    3
  • インドネシア大統領候補の過去の大量虐殺への関与を暴いたアラン・ネアン記者に脅迫

    インドシアでは、かつての軍の有力者が大統領に立候補しています。米国で訓練を受けた軍人プラボウォ・スビアントは、インドネシア軍特殊部隊の司令官だった1990年代に発生した多大な人権侵害の責任を問われてきました。彼は1998年、長期独裁を維持していたスハルト大統領を辞任に追い込んだジャカルタの政治動乱に際して、活動家らの誘拐と拷問に加担したという告発を受け、軍を解任されました。市民の大量虐殺におけるプラボウォ元将軍の役割を明らかにするためにインドネシアに滞在中の、ジャーナリストで活動家のアラン・ネアンに話を聞きます。彼の新しい記事はインドネシアで大センセーションを巻き起こし、殺害の脅迫まで受けるようになりました。その記事の中で、2001年にネアンが行ったプラボウォに対するインタビューが引用されています。プラボウォは当時、こう語りました。「世界のマスコミの前で市民を虐殺したりはしない....インドネシアは民主主義の用意がない」。彼は、インドネシアには「温和な独裁主義政権」が必要だったと主張し、さらに「私にその勇気があるかって? 私がファシストの独裁者と呼ばれる準備ができているかって?」と付け加えました。これと時を同じくして、プラボウォの支持者が制作した、ナチ党員のような制服を着ている音楽ビデオの公開をめぐっても抗議が起こっています。

    dailynews date: 
    2014/6/27(Fri)
    記事番号: 
    2
  • ニューヨーク市が在留資格のない移民にも市のIDカードを発給することを承認

    ニューヨーク市議会は、50万人近くにのぼる在留資格のない住民に対し市のIDカードの発給を承認しました。これにより彼らは、身分証明の手段を手に入れることになります。デモクラシー・ナウ!の共同司会者でニューヨーク・デイリーニューズ紙のコラムニストであるフアン・ゴンザレスは、今回の進歩的な取り組みは移民コミュニティにとって大きな前進だと述べています。彼はさらに、民主党の最も注目された選挙戦の一つについて語ります。6月第4週、ニューヨーク州選出の84歳のチャールズ・ランゲル下院議員が、アドリアーノ・エスパイア上院議員に対し、2012年の予備選挙の再戦で勝利を宣言し、23期目の任期を確実にしました。

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    2014/6/27(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 「フリーダム・サマー」から50年 再建時代以来 最大の投票権抑制に直面する米国

    「フリーダム・サマー」50周年記念の今週、ミシシッピー州では、共和党の上院議員予備選で現職サッド・コクラン上院議員が、僅差でティーパーティー系候補を抑え同党候補者となるのに、民主党支持者のアフリカ系アメリカ人有権者たちが、党派を越えて手助けしたことが話題となりました。コクラン上院議員は、わずか1年前、最高裁が投票権法を骨抜きにした判決を称賛しました。3人のゲストに話をききます。ミシシッピ州ジャクソンのクラリオン・レッジャー紙の調査報道記者ジェリー・ミッチェルは、4人のクー・クラックス・クランのメンバーの逮捕に繋がる記事を書いています。その内の一人は1964年の公民権運動活動家3人の殺害を指揮した男でした。ネイション誌で投票権関連を担当するアリ・バーマン記者は、投票権法50周年に合わせて新著を出版予定です。デヴィッド・グッドマンは、殺害された公民権運動活動家アンドリュー・グッドマンの弟です。

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    2014/6/26(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 「ミシシッピー・バーニング」から50年: 殺害された公民権運動活動家の遺族  時代を形成したこの事件を振りかえる

    ミシシッピー州でアフリカ系アメリカ人に選挙登録を働きかける、歴史的「フリーダム・サマー」運動のために同州に向かった3人の若き公民権運動活動家が殺害された事件から、今週で50年になります。1964年6月21日、ジェームズ・チェイニー、アンディ・グッドマン、そしてマイケル・シュワーナーは、ミシシッピ州ネショバ郡で、「フリーダム・スクール」に使用されるという理由でクー・クラックス・クラン(KKK)に爆弾攻撃をされた教会を訪問した後、行方不明となりました。3人が消息を経ってから45日後、FBI捜査官が土のダムに埋められた彼らの遺体を発見しました。6週間に及ぶ捜査期間中には、同郡の湿地帯より黒人男性9名の遺体も掘り起こされました。ミシシッピー州でのこれらの殺人事件には全米が憤慨し、1965年の投票権法通過への後押しとなりました。本日は犠牲者2名の遺族に話をききます。ジュリア・チェイニー=モス師は、兄が殺害されたとき17歳でした。チェイニーの娘、アンジェラ・ルイスは父殺害のほんの10日前に生まれたばかりでした。デヴィッド・グッドマンは、殺害された兄の名を冠した「アンドリュー・グッドマン財団」の理事長を務めます。

    dailynews date: 
    2014/6/26(Thu)
    記事番号: 
    2

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