デイリーニュース

  • 「ディレクトレート S」:スティーブ・コル CIAと米国によるアフガニスタンとパキスタンでの秘密戦争を語る

    米国はアフガニスタンでの空爆を強化しており、米中央軍はリソースをイラクおよびシリアからアフガニスタンに再び移動すると発表しました。米国がアフガニスタンに参戦してからすでに16年以上が経ち、米史上最長の戦争となっています。米空軍ジェームズ・ヘッカー少将は先日、アフガニスタンは「中央軍の主な戦いの場となっている」と発言しました。この発表はアフガニスタンで、特に多くの犠牲者が出た後に行われました。暴力事件が急増しているにも関わらず、トランプ大統領は先日、国連安全保障理事会メンバーとの会合中にタリバンとの交渉はしないと明言しました。ピュリッツァー賞に輝くジャーナリスト、スティーブ・コルに新著 Directorate S: The C.I.A. and America’s Secret Wars in Afghanistan and Pakistan(『ディレクトレートS ー CIAと米国によるアフガニスタンとパキスタンでの秘密戦争』)について話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/2/8(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 南部連合国旗を奪おうとした「黒人の命も大事」運動家ムヒイディン・ドバハ ニューオリンズで銃撃され死亡

    「黒人の命も大事」(Black Lives Matter)の運動家でサウスカロライナ州チャールストンのコミュニティ・オーガナイザーだったムヒイディン・ドバハが、ニューオリンズで自転車走行中に太ももを撃たれた後、2月6日に亡くなりました。32歳でした。警察はこの殺人事件の動機および容疑者をまだ明らかにしていません。ドバハは2017年、チャールストンで行われた集会で警察の立ち入り禁止テープを飛び越えて、白人至上主義者から南部連合国旗を奪い取ろうとし、そのビデオが拡散され全米でニュースになりました。デモクラシーナウ!は、2015年にエマニュエル・アフリカン・メソジスト監督教会(Emanuel African Methodist Episcopal Church)で白人至上主義者ディラン・ルーフに射殺されたアフリカ系米国人信者9人の葬式に参列したドバハをインタビューしています。

    dailynews date: 
    2018/2/8(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 虐待する父親を殺害した10代の少女ブレシャ・メードス10カ月の収監後ついに釈放

    オハイオ州では、家庭内暴力被害者の処遇に対して全国規模で激しい抗議が起こり、暴力的な父親を殺害した16歳の少女がついに少年拘置所から自宅に戻りました。ブレシャ・メドウズは、虐待する父親のジョナサン・メドウズが寝ている間に頭に弾丸を打ち込み、射殺した時、わずか14歳でした。その2ヵ月前に、ブレシャは「お父さんがお母さんに暴力を振り、家族全員を殺すと脅していたから」命の危険を感じると親戚に話し、自宅から逃げていました。ブレシャには未決拘留期間を含めて1年の少年拘置所収監と6ヵ月の精神保健治療センター入所の判決が下されました。この事件を詳しく取材しているジャーナリストのヴィクトリア・ローに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/2/7(Wed)
    記事番号: 
    4
  • NAACP対トランプ:一時保護資格を持つハイチ人の国外追放に待ったをかける人種差別訴訟

    全米黒人地位向上協会(NAACP)と米国黒人地位向上協会法的擁護基金が、ハイチ移民に対する一時保護資格(TPS)取り消しの判断をめぐり国土安全保障省を提訴しました。法的擁護基金代表で顧問のシェリリン・アイフィルに聞きます。

    dailynews date: 
    2018/2/7(Wed)
    記事番号: 
    3
  • 「彼らは警官であり強盗でもあった」ボルティモア警察の不祥事で強盗 隠ぺい 麻薬密売が明らかに

    メリーランド州では、この時代で最も驚愕する警察汚職事件の1つと言われる事件に関わった2人のボルティモア警官の最終弁論が7日に始められる予定です。この警官2人は拳銃追跡捜査班の私服警官部隊のエリートでしたが、検察によると、この部隊は、むしろ犯罪集団のような行いをしていました。裁判の冒頭陳述で、首席連邦検事のレオ・ワイズは「彼らは簡単に言えば警官であり強盗であった」と話しています。検察によると、警官らは何十万ドルもの金を市民から盗んだり、家に押し入ったり、麻薬を盗んで密売人に転売したりしていました。彼らは人を撃ったときに忍ばせておくためのBB銃を携帯していました。捜査班の中の6人が既に有罪判決を受けています。全米黒人地位向上協会法的擁護基金の代表で顧問のシェリリン・アイフィルに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/2/7(Wed)
    記事番号: 
    2
  • ニューヨーク市のタクシー運転手が市庁舎前で自殺 破産に追い込んだUberと政治家を非難

    ニューヨーク市のタクシー運転手たちが昨日(2月6日)、前日の午前中に市庁舎前で自殺したハイヤー運転手、ダグラス・シフタ―に敬意を表する祈祷集会(ビジル)を催しました。シフターは自殺の前にフェイスブックに長い文章を投稿し、地元の政治家やウォール街の支援を受けたUber(ウーバー)のようなアプリが自分を破産に追い込んだと非難していました。「ここ14年以上ほぼ毎週100~120時間連続で働いている。1981年に事業を始めた頃は、勤務時間は40~50時間が平均だった。120時間勤務なんてもうこれ以上できない!俺は奴隷じゃないし、奴隷になることを拒否する。(中略)市長や州知事にはUberを贔屓目に見る強い偏見があるようだ。嘘つきで、人をだます、こそどろだと有名な企業なのに」と投稿しています。Uberが大きく影響して、市内で営業するハイヤーの数は過去5年間で2倍になっています。しかし、ハイヤー数の急増により、古くからのタクシー運転手の多くは乗客をなかなか得られず、財政ピンチに陥りました。 ニューヨーク市のタクシー運転手1万9000人を代表する二ューヨーク市タクシー運転手連盟会長で共同創設者のバイラヴィ・デサイに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/2/7(Wed)
    記事番号: 
    1
  • キング牧師の声をこれまで以上に必要としている米国で 自動車メーカーのダッジがトラックを売るために彼のメッセージを骨抜きに

    今年のスーパーボウルが行われた2月4日は、マーティン・ルーサー・キング牧師が、彼が暗殺される2カ月前の1968年2月4日、エベニーザー・バプティスト教会で行った歴史的な説教「楽隊長の本能」(The Drum Major Instinct)から50周年でした。この説教は、キング牧師が自分自身の葬儀を想像し、有名となった彼の功績を重視することなく「私のことを楽隊長だったと言いたいなら、正義の楽隊長だったと言ってくれ」と締めくくったことで知られています。ドッジのラムトラックスは、キング牧師の説教の一部をスーパーボウル中のCMで同社のトラックを売るために使うことで、この日を記念しました。物議を醸したこのCM広告は、米国の海兵隊、牧場主、カモフラージュ戦闘服を着た兵士を映す映像にかぶせてキング牧師のスピーチの一部を流しましたが、キング師が同じ説教の中で車の広告について警告したことは無視しました。著名な社会学者で公民権活動家のハリー・エドワーズから話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/2/6(Tue)
    記事番号: 
    2
  • より美しくひどい歴史:ローザ・パークスとキング牧師の遺産が粉飾され歪曲されていく

    マーティン・ルーサー・キング牧師は、彼が暗殺される2カ月前の1968年2月4日、エベニーザー・バプティスト教会で歴史的な説教「楽隊長の本能」(The Drum Major Instinct)を行いました。50年後の2月4日、彼の説教の一部がスーパーボウルでドッジのラム・トラックの広告の中で使われました。この広告はキング牧師のメッセージを明らかに歪曲しているとして批判が広がりました。しかし、その他の公民権運動の歴史へ修正は、多くの場合もっと巧妙です。米国の公民権運動の遺産がいかに歪曲され、大衆受けするように粉飾されてきたかを示す新刊本の著者に、さらに詳しく話を聞きます。大学教授で歴史学者のジーン・セオハリスの新著のタイトルは、A More Beautiful and Terrible History: The Uses and Misuses of Civil Rights History(『より美しくひどい歴史:公民権運動の歴史の利用と誤用』)です。彼女は受賞歴のある本 (『ローザ・パークス夫人の反抗の人生』)の著者でもあります。

    dailynews date: 
    2018/2/6(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 強制送還が死刑宣告になるとき:米国の移民政策の致命的結果

    ドリーマーズ(子供の時に親に連れられて米国に不法入国した若者)とDACA(ドリーマーズに対する国外退去一時延期措置)をめぐる闘いがワシントンで激化する中、ニューヨーカー誌にWhen Deportation is a Death Sentence(『強制送還が死刑宣告になるとき』)というタイトルの驚くべき記事が掲載されました。この記事では、米国から強制送還あるいは入国を拒否された後に、数知れない男女がいかにして彼らの母国で殺害されているかを検証しています。記事の一部では、メキシコで生まれたローラという名前の女性に焦点を当てています。彼女は成人してからずっとテキサスで暮らしていたにもかかわらず、交通違反の取り締まりを受けた後メキシコに強制送還されました。その時、彼女は米国国境監視員に「私が死体で見つかったら、あなたの良心がとがめるでしょう」と警告しました。強制送還から1週間以内に、彼女は元夫によって殺害されました。受賞歴のあるジャーナリストでニューヨーカー誌の記者であるサラ・スティルマンに話を聞きます。彼女はコロンビア大学ジャーナリズム大学院の「世界移住計画」(Global Migration Project)の代表でもあります。

    dailynews date: 
    2018/2/6(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 第52回スーパーボウル 人種的公正を求める抗議が最後を飾る 場外で17人が逮捕

    ミネアポリスで4日夜に行われた第52回スーパーボウルでは、フィラデルフィア・イーグルスがニューイングランド・ペイトリオッツを41対33で破り、スポーツ界を驚かせました。イーグルスの同タイトル獲得は初めてです。このゲームは、ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)にとっての歴史的なシーズンの最後を飾るものとなりました。NFLでは今シーズン、アフリカ系米国人の選手がゲーム前の国歌斉唱中に膝をつくパフォーマンスをおこない、人種的な不公正と警察の暴力に対する抗議を繰り広げました。一方、ペイトリオッツのワイドレシーバー、ブランディン・クックスがフィールドで脳震とうを起こし、試合を離脱するということも起きています。脳への衝撃に関する新研究と抗議について、ベテラン人権活動家で「Take a Knee Nation」のオルガナイザーのメル・リーブスに話を聞きます。カリフォルニア大学バークレー校の社会学名誉教授のハリー・エドワーズにも話を聞きます。エドワーズには、出版50周年を記念して昨年再版されたThe Revolt of the Black Athlete『黒人アスリートの反乱』を含む多くの著書があります。

    dailynews date: 
    2018/2/5(Mon)
    記事番号: 
    3

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