デイリーニュース

  • トランプ 越境する移民が極度に減少しているメキシコとの国境政策を更に強化 州兵派遣を指示

    メキシコから越境する不法移民の数は1971年以来、最低レベルにあるにも関わらず、メキシコとの国境に更に兵士が派遣される可能性があります。トランプ大統領は、中米からの移住や亡命を求める人たちがキャラバンを組んでメキシコを横断していることを受けて、一連の脅迫発言を行いました。一方、ウォールストリート・ジャーナル紙は、トランプ政権が米メキシコ国境付近にある少なくとも1箇所の基地沿いに壁を建設するよう米軍に要請していると報道しています。アリゾナ州ツーソンより、国境警備専門のジャーナリストでStorming the Wall: Climate Change, Migration, and Homeland Security(『壁を巡る騒ぎ--気候変動 移民と国土安全保障』)著者のトッド・ミラーに最新情報を聞きます。

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    2018/4/5(Thu)
    記事番号: 
    1
  • キング牧師は人種差別 軍事主義 資本主義と闘った 歴史家テイラー・ブランチが語るキング牧師の晩年

    今日は、マーチン・ルーサー・キング牧師がメンフィスで暗殺されてから50年。享年、僅か39歳でした。デモクラシー・ナウ!は先日、ピューリッツァー賞受賞者の歴史家テイラー・ブランチ、作家のトレイ・エリスに話しを聞きました。2人とも、今年のサンダンス映画祭で初公開されたHBO(米国の衛星・ケーブルテレビ放送局Home Box Office)の新作ドキュメンタリー映画King in the Wilderness(『荒野のキング』)の制作に協力しました。この映画は、リンドン・ジョンソン大統領が1965年投票権法に署名した後の時期から始まり、キング牧師の晩年の3年間を回顧しています。記念碑的な法律が成立したにもかかわらずキング牧師は、「貧者のキャンペーン」を立ち上げ、またベトナム戦争終結を求める新たな闘いに目を向けました。公然とベトナム戦争を批判するという決断により、キングは最も身近な支援者の多くから孤立することになりました。

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    2018/4/4(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 教師たちの反撃 教育予算の増額を求めストライキ中のケンタッキー州とオクラホマ州の教員に聞く

    オクラホマ州全土の学校が閉鎖されて3日目、教育予算の増額と賃上げを求める教員のストライキが続いています。オクラホマ州の公教育予算は、2008年の不況開始以来、他のどの州よりも大幅な削減を受けてきており、同州の教員の給与は全米で最低クラスになっています。4日には、数十人の教師が、同州第二の大都市タルサから州都オクラホマシティーまで、123マイルの抗議行進を計画しています。一方、ケンタッキー州では、数千人の教師が最近成立した州法の撤回を求めて抗議を続けています。教員の年金を骨抜きにする条項が下水処理サービスに関する法律に組み込まれて可決されてしまったからです。2日、同州のすべての学校が春休み、あるいはケンタッキー州都フランクフォートでの大規模集会に備えて、休校状態になりました。フランクフォートでは、教師が州議事堂の円形大ホールを埋め尽くし、「学校に予算を」と声をあげました。今年各地でまき起こっている教師の抗議行動の口火を切ったのはウェストバージニア州で、同州では歴史的なストライキにより5%の賃上げを勝ち取りました。4人のゲストから詳しく聞きます。オクラホマの教師アンドレア・トーマス、ケンタッキー州議会議員アッティカ・スコット、ケンタッキー州の元教員ミッキー・マッコイ、労働問題ジャーナリストのマイク・エルクの皆さんです。

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    2018/4/4(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 彼は労働闘争のために自らの命を捧げた:経済正義に対するマーティン・ルーサー・キング牧師の忘れられた急進的なメッセージ

    マーティン・ルーサー・キング牧師は50年前の1968年4月4日、ストライキ中の清掃労働者たちの応援と「貧者の運動」支援設立のためにメンフィスに滞在中、暗殺されました。経済正義のために闘ったキングの長い歴史を、ジェームス・ローソン牧師と歴史家のマイケル・ハニーと共に振り返ります。ハニーは新刊To the Promised Land: Martin Luther King and the Fight for Economic Justice(『約束の地へ:マーティン・ルーサー・キング牧師と経済正義のための闘い』)の著者です。

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    2018/4/3(Tue)
    記事番号: 
    1
  • マーティン・ルーサー・キング牧師の最後の日々:ジェームス・ローソン牧師が振り返るキングの暗殺とメンフィスでのストライキ支援

    50年前の1968年4月3日、マーティン・ルーサー・キング牧師はメンフィスで彼の最後の演説I’ve Been to the Mountaintop(『私は山頂に達した』)を行いました。その後24時間経たないうちに、キングはテネシー州メンフィスのロレイン・モーテルで暗殺されました。彼はまだ39歳でした。彼は、ストライキ中の清掃労働者たちを支援するためにメンフィスにいました。このストライキを支援するためにキングをメンフィスに来るよう招待したジェームス・ローソン牧師に話を聞きます。ローソンは当時、メンフィスの「100年メソジスト教会」(Centenary Methodist Church)の牧師でした。キングはローソン牧師のことを「優れた理論家で世界の非暴力の戦略家」と呼びました。

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    2018/4/3(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 急速に拡大する巨大メディア企業シンクレアに批判殺到 トランプ追随の台本読みをキャスターたちに強要

    シンクレア・ブロードキャスト・グループは、誰もが知っている名前ではありませんが、米国で最も有力なテレビ会社の1つです。シンクレアは、すべての主要ネットワークの系列局を含む、173の地方テレビ局を所有しています。同社は、規制機関が現在審査中の39億ドルの取引でトリビューン・メディアを買収することによって、さらに事業を拡大しようとしています。シンクレアは、ホワイト・ハウスと親密なことで広く批判されてきました。シンクレアは、自社が所有するテレビ局の相当数のニュースキャスターたちに、トランプ調に書かれた「フェイクニュース」の危険性を警告するほぼ同一のコメントを読み上げるよう指示したとして、新たな疑念の目にさらされています。3月に放送されたこれらのコメントは、数百万人が視聴しました。このコメントについて4月第1週の週末にウェブサイト「デッドスピン」(Deadspin)が、シンクレア所有の45局の放送を並列したビデオを発表し、大きな注目を集めています。マザー・ジョーンズ誌の上級記者アンディ・クロールに話を聞きます。

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    2018/4/3(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 「飢餓寸前の賃金は犯罪だ」 キング牧師暗殺50周年 1968年メンフィス清掃ストの教訓

    米国では今週、マーティン・ルーサー・キング・ジュニア暗殺50周年を記念するイベントが各地で開かれています。公民権運動指導者で平和活動家のキング牧師は1968年4月4日、テネシー州メンフィスのロレーヌ・モーテルの部屋のバルコニーで銃弾に倒れました。39歳の若さでした。清掃労働者のストライキを支援するためメンフィスに滞在していたキング牧師は、清掃労働者は貧困との戦いの最前線におり、自らの新しい運動「貧者の行進」(Poor People's Campaign)に欠かすことのできない存在だと考えていました。「人々がこの豊かな国に住みながら、飢餓寸前の賃金しか受け取れないというのは犯罪だ」とキング牧師はメンフィスで人々に語りました。暗殺される直前でした。キング牧師は1960年代後半、公民権と平等を追求するためには経済格差に焦点を当てる段階に来ていると考えていました。1968年のメンフィスでの清掃労働者ストライキで重要な役割を果たした米州郡市職員連盟(AFSCME)の元財務責任者のウィリアム・”ビル”・ルーシーに話を聞きます。ルーシーは「黒人労働組合連合」(Coalition of Black Trade Unionists)の名誉会長でもあります。メンフィスからはストライキに参加していたH・B・クロケットも加わります。クロケットはメンフィス公衆衛生局で53年間働きました。

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    2018/4/2(Mon)
    記事番号: 
    2
  • ガザ虐殺 イスラエル軍がパレスチナ人のデモに発砲 18人死亡 負傷者は1700人

    イスラエル軍は3月30日、ガザ東部のイスラエル境界近くで抗議をしていた人々に発砲、少なくとも18人が死亡しました。負傷者は1700人に上ります。死傷者が出たこの日は、ガザ封鎖への抗議と難民の帰還権を要求する6週間にわたる非暴力行動のために住民3万人が境界の壁近くで集まっていました。デモ初日の3月30日はパレスチナでは「土地の日」として知られ、1976年にイスラエルがアラブ人の土地を没収したことに抗議するパレスチナ人6人が殺されたことを記念する日です。インターネットには、30日の抗議活動に参加していた武器を持たないパレスチナ人が背中から撃たれている映像が投稿されています。31日の土曜日も49人のパレスチナ人がイスラエル軍の攻撃で負傷しました。イスラエルの行動は世界中で非難され、殺害に関する調査を求める声が上がりましたが、イスラエルは拒否しています。国連安全保障理事会でも調査の開始を求める動きがありましたが、米国が阻止しました。

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    2018/4/2(Mon)
    記事番号: 
    1
  • スティーヴン・ホーキングを偲ぶ 革命的物理学者で気候変動 パレスチナ 平和を説く

    革命的な物理学者スティーヴン・ホーキング博士の生涯と遺産をしのんで、科学界の人々、家族、友人、ファンなどが一同に会する催しが3月30日(土)に開かれます。ホーキング博士は3月14日に英国ケンブリッジの自宅で亡くなりました。享年76でした。ホーキング博士は宇宙の起源について革命的な発見を行い、さらにその理念を科学に詳しくない世界中の何百万人もの人にわかるよう翻訳したことによって、科学者や科学愛好家を何十年にわたり魅了してきました。彼の経歴と生涯そのものが医療の奇跡として世に知れ渡りました。1942年イギリスのオックスフォードに生まれ、21歳の時に通称ルー・ーリック病と呼ばれる神経筋疾患と診断されました。余命はわずか数年と医師に告げられましたが、彼はその後50年以上も生き続け、電動車いすで世界中を旅し、特注のコンピューター音声合成装置で他人とコミュニケーションを取りました。この合成機がアメリカ人アクセントなのが唯一の不満でした。彼はまた、ベトナム戦争やイラク侵攻などアメリカの戦争に反対してきました。

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    2018/3/30(Fri)
    記事番号: 
    3
  • トランプを提訴した医師ユージン・グー 銃暴力、退役軍人省の民営化、白人至上主義について語る

    銃規制要求デモに参加する若者たちは心肺蘇生術の習得に時間を割いたほうが有益だと発言したリック・サントラム元共和党上院議員が、国中の医師たちから非難を浴びています。バンダービルト大学医療センターのユージン・グー医師はツイッターで、「私は外科医なので、銃で撃たれ他人を手術したことがありますが、弾丸が腸を引き裂き、脊髄を通り抜け、腎臓や肝臓をぐちゃぐちゃにしていました。リック・サントラムが子供たちに、つべこべ言わず心肺蘇生術の授業を受けろと言ったのは許しがたい暴言です」と述べました。銃による暴力、トランプ大統領を相手取った訴訟、白人至上主義との闘いを誓ってひざまずいたことから停職になった理由などについて聞きます。

    dailynews date: 
    2018/3/30(Fri)
    記事番号: 
    2

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