今年はレベッカ・ソルニットが画期的なエッセイ集Men Explain Things to Me(『男たちは私に講釈を垂れる』)の出版10周年記念です。2008年、ソルニットは「男たちは自分が何を言っているのかわかっていなくても、私や他の女性たちに講釈を垂れる。女性なら誰でもそんな体験があるはずだ。この図々しい態度のせいで、分野に関係なく女性の発言を妨げ、勇気をだして声を上げても聞く耳を持たれず、街頭でのハラスメントと同じく、ここには居場所はないと示唆することで若い女性の口を封じる。この行為が繰り返し行われることで私たち女性は自信を失い、自主規制することを学び、同時に男性たちは根拠なき過剰な自信を覚えていく」と記しました。ソルニット自身の造語ではないものの、「マンスプレイニング」(mansplaining)という単語は同エッセイから広まったとされています。作家、歴史家で活動家のレベッカ・ソルニットに話を聞きます。ソルニットには20作の著作があります。