デイリーニュース

  • 弁護士マイケル・コーエンの自宅と事務所のFBI家宅捜査受けトランプがFBIとジェフ・セッションズ司法長官を非難

    連邦捜査局(FBI)は、トランプ大統領の長年の私的弁護士マイケル・コーエンの自宅と事務所、パーク・アベニューのホテルの部屋を家宅捜査しました。FBIは4月9日の家宅捜査で、大量の業務記録、Eメールと文書を押収しました。ワシントンポスト紙は、コーエンは銀行詐欺、送金詐欺、選挙運動資金法違反で捜査されていると報じています。FBIはさらに、コーエンが、ストーミー・ダニエルズとしても知られるポルノ女優ステファニー・クリフォードに支払った13万ドルに関連する文書も押収したと報じられています。コーエンは、2007年にクリフォードがドナルド・トランプと持ったと言われている関係について、彼女に個人的に口止め料を支払ったと認めています。2016年の大統領選のわずか数日前に行われたこの支払いは、連邦選挙法違反の可能性があります。今回の家宅捜査は、ニューヨークのジェフリー・バーマン連邦検察官によって承認されたといいます。彼は、トランプ大統領がプリート・バララを解雇した後にトランプ自身がおこなった人選です。バーマンは、ニューヨーク市のルドルフ・ジュリアーニ元市長の法律パートナーでした。4月9日の家宅捜査は、ロバート・ミュラー特別検察官による委託を受けた後に行われました。トランプ大統領は4月9日の家宅捜査の報道に怒りの反応を示しました。

    dailynews date: 
    2018/4/10(Tue)
    記事番号: 
    1
  • イスラエルは「アパルトヘイト国家、ならず者国家、テロ国家」 ガザのデモ参加者とジャーナリスト殺害をグレン・グリーンウォルドが語る

    パレスチナのガザ地区で7日、パレスチナ人ジャーナリストのヤーセル・ムルタジャの葬儀が行われ、数百人がその死を悼みました。ムルタジャがイスラエル軍に射殺されたのは、イスラエルとガザの境界沿いで新たに勃発した抗議行動の取材中でした。現場の写真からは、この30歳のジャーナリストが射殺された際、「PRESS」(報道)と書かれた防弾チョッキを着ていたことがわかります。6日のガザ抗議行動に対するイスラエル軍の残忍な弾圧でムルタジャを含む少なくとも9人のパレスチナ人が殺されました。パレスチナ保健省によると、6週間にわたる非暴力デモ「帰還のための大行進」(The Great March of Return)が3月末に始まって以来、31人がイスラエル軍に殺されました。国際刑事裁判所(ICC)と国連はそろってイスラエルへの非難を強め、パレスチナとの境界におけるイスラエルの行動は国際人権規約に違反する可能性があると警告しました。ピュリッツァー賞受賞ジャーナリストで調査報道サイト『インターセプト』の創設編集者の一人、グレン・グリーンウォルドに詳しく聞きます。

    dailynews date: 
    2018/4/9(Mon)
    記事番号: 
    3
  • グレン・グリーンウォルド 「選挙で勝てないとみたブラジルの右翼はルーラ元大統領を収監した」

    ブラジルでは、異論の多い汚職容疑で有罪判決を受けたルイス・イナシオ・ルーラ・ダ・シルバ元大統領が12年の刑期を開始しました。ルーラは6日午後5時までの出頭命令に従わず、サンパウロの鉄鋼労働組合の建物で同夜を過ごしましたが、翌7日に警察に出頭しました。建物の外には、ルーラが出頭命令に従わないことを期待する支持者が集まりました。ルーラは出頭前、数千人の支持者と自らの労働者党の党員を前に演説しました。今年10月に予定されている大統領選の有力候補であるルーラは、収監を避けるため控訴していましたが、ブラジル最高裁は先週控訴の訴えを棄却しました。これによりルーラは事実上大統領選から排除されることになります。ルーラは元労働組合リーダーで、2003年から2010年までブラジルの大統領を務めました。在任中は数千万人のブラジル人が貧困から脱するのを助けました。支持者らは、ルーラの有罪判決はルーラの盟友ジルマ・ルセフを弾劾した2015年の右翼のクーデターの続きだと主張しています。ルセフは昨年、「クーデターの第一章は私の弾劾でした。第二章は、ルーラが来年の大統領選の候補になるのを妨げるものになるでしょう」と語っていました。リオデジャネイロから引き続き、ピュリッツァー賞受賞ジャーナリストで調査報道サイト『インターセプト』の創設編集者の一人であるグレン・グリーンウォルドが番組に加わります。

    dailynews date: 
    2018/4/9(Mon)
    記事番号: 
    2
  • グレン・グリーンウォルド シリアで戦争へ突き進む米・イスラエル シリアの人々の苦しみはそれでは救われない

    シリアで9日、シリア空軍基地が爆撃され、イスラエルのF-15戦闘機によるものと報じられました。この攻撃でイラン人を含む14人が死亡したと伝えられています。イスラエルはレバノン領空から爆撃を行ったとされています。前日には、反政府勢力の最後の砦と言われる東グータ地区ドゥーマで化学兵器を使用したとみられる攻撃があり、死者60人負傷者1000人以上が出たばかりでした。反政府勢力はアサド政権を非難していますが、シリア政府は関与を全面的に否定しています。ドゥーマでの化学兵器を使ったとみられる攻撃は、シリア政府軍がドゥーマで空と陸からの攻撃を開始した翌日でした。国際機関は事実関係の調査を進めていますが、トランプ大統領はツイッターで直接、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が関与していると非難しました。国連安全保障理事会は9日、シリア危機について緊急会合を開きます。9日は、トランプに任命されたジョン・ボルトン国家安全保障担当補佐官の就任初日にも当たります。ピュリッツァー賞受賞ジャーナリストで調査報道サイト『インターセプト』の創設編集者の一人、グレン・グリーンウォルドに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/4/9(Mon)
    記事番号: 
    1
  • ハーマン・ベル:45年間服役中の高齢のブラックパンサーの仮釈放を裁判官が保留 警察からの圧力か

    ニューヨークの裁判官が、45年間服役して仮釈放が許可された70歳の囚人ハーマン・ベルの釈放を保留にしました。ベルは、1971年にニューヨーク市で警察官2名を殺害した罪で、25年以上の終身刑の判決を受けました。当時、彼は黒人解放軍の一員であり、元ブラックパンサーの一員でもありました。それ以来、彼は服役中に何千人もの青年たちを導き、懲戒記録は一切ありませんでした。州が義務付けているテストでは、彼が社会に復帰することが許された場合、危険をもたらす可能性が最も低いことを示していました。ニューヨーク市仮釈放監察委員会は、彼は深く反省しており「法律を遵守する生活」を送る可能性が高いとして、3月にベルの仮釈放を許可しました。州法では委員たちがこのような要素を考慮することを求めていますが、つい最近までそのことを怠っていました。州の裁判官は、仮釈放委員会が手続きに違反していると主張する殺された警官の1人の妻からの異議申し立てを聴くことに同意しました。申立てへの審問は、予定されていたベルの釈放日の数日前4月13日に行われる予定です。ハーマン・ベルの弁護士で委員会は規定に従ったと主張するロバート・ボイルに話を聞きます。また、ニューヨーク市で収監され38年間服役後、今年1月に仮釈放監察委員会によって釈放されたホセ・サルダーニャにも話を聞きます。

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    2018/4/6(Fri)
    記事番号: 
    4
  • アイオナ・クレイグがトランプ政権の嘘を暴いた2017年米海軍特殊部隊の襲撃 イエメンの女性子どもが殺害された 

    記者アイオナ・クレイグは、トランプ政権が行った初めての武力衝突に関して政権の嘘を暴きました。彼女は市民25人と米国兵1名の死者を出したイエメンの人里離れた村で、米海軍特殊部隊(SEAL)が秘密裏に行った破壊と民間人への被害について報道し、ジョージ・ポーク賞を受賞しました。彼女はその授賞式に出席するため現在ニューヨークに滞在しています。

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    2018/4/6(Fri)
    記事番号: 
    3
  • イエメンの人道的危機が激化する中 サウジ皇太子の訪米で トランプはサウジとの武器取引に署名

    5日、トランプ政権はサウジアラビアへの13億ドルの迫撃砲の販売契約を承認したことを米議会に伝えました。トランプ就任以来、米国とサウジ政府間での武器取引は2度目となります。この取引で人権団体の間では、サウジ主導でイエメンで行われている爆撃により米国が戦争犯罪に加担することになる懸念が広がっています。この販売契約は30日以内に議会で承認される必要があります。この発表はサウジの皇太子ムハンマド・ビン・サルマンが彼の訪米を慌ただしく終えた後になされました。彼の訪米中、サウジによるイエメンへの軍事関与の激化における皇太子の役割は、米国メディアでほとんど取り上げられませんでした。米国が支援しサウジが主導する軍事攻撃がイエメンで開始されてから先月で3年が経ちました。この軍事攻撃は世界で最悪の人道的危機となっています。米国支援でサウジ率いる空爆や海上封鎖はイエメンの医療、給水、衛生システムを破壊し、コレラの大量発生を引き起こし、何百万人ものイエメンの人々を餓死寸前まで追い込みました。2015年に始まったサウジによる侵攻で約1万5000人以上の人々が命を落としています。ロンドンのタイムズ紙のイエメン特派員として2010年から2015年まで、サヌアを拠点にしていたジャーナリストのアイオナ・クレイグに話を聞きます。

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    2018/4/6(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 政治的動機に基づいた裁判と有罪判決の後 ブラジルの元大統領ルラに服役命令

    ブラジルの連邦最高裁は4月5日、元ブラジル大統領ルイス・イナシオ・ルラ・ダシルバに対し24時間以内に警察へ出頭し、収賄罪などで言い渡された禁固12年の服役刑を開始するよう命じました。この判決によって、ルラは自身が最有力候補となっている今年後半のブラジル大統領選に出馬することを事実上阻止されました。ルラは元組合リーダーで2003年から2010年までブラジル大統領を務め、任期中に何百万人ものブラジル人が貧困から抜け出す手助けをしました。彼への判決は、昨年行われたルラの同胞ジルマ・ルセフを追放したクーデターの続きだと彼の支持者たちは主張します。本日はデモクラシー・ナウ!がルカに行った最近のインタビューの一部を放送し、経済政策研究センターの共同所長で「ジャスト・フォーリン・ポリシー」代表のマーク・ウェイスブロットから近況を聞きます。彼は「刑事捜査は政治的で、ルカに出頭するよう求めた判決を含め、この判事がなすことは全て政治的意図に基づいている」と彼は語ります。

    dailynews date: 
    2018/4/6(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 消費者に携帯電話の安全性を信じさせるために 研究結果と危険性を選定して公開したワイヤレス産業のやり方

    米国では成人100人中、95人が携帯電話を所有しています。世界的には成人の3/4が携帯電話へアクセスできる時代です。ワイヤレス産業は世界で最も急成長する産業であり、2016年には年に4400億ドルの売り上げを記録しました。しかし携帯電話は安全なのでしょうか? ネイション誌の新たな調査報道によれば、大手携帯電話企業は消費者にこのことについて疑問を持ってもらいたくないようです。ネイション誌の環境問題の記者であり調査取材編集者のマーク・ハースガートに話を聞きます。ハースガートはマーク・ダウィと共にHow Big Wireless Made Us Think That Cell Phones Are Safe(「携帯電話は安全と消費者に信じさせた大手携帯会社の手口」)というタイトルの記事を執筆しました。

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    2018/4/5(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 中米からのキャラバンは 米国の残酷な移民政策と帝国主義を 映し出す

    メキシコ移民局は中米からキャラバンを組んで旅する移民団を解消させようと努力していますが、いまだ数百人が米メキシコ国境を目指して進んでいます。トランプ大統領は5日早朝「移民団はほぼ解散させられた。メキシコの堅固な移民法と、これが大きな騒ぎとならないためにその法律を適用する意思が働いたためだ」とツイートしましたが、この状況に変化はありません。移民支援組織「国境なき人々」(Pueblo Sin Fronteras)は2010年から、亡命と保護を求める権利に注目を集めるために移民団を組織してきました。今年の参加者は特にホンジュラス出身者が多数を占めています。ホンジュラスは、米国が支持する右派フアン・オルランド・エルナンデス大統領が、昨年11月の選挙で広範囲の不正が行われた疑惑があるにも関わらず第二期目の就任式を終え、政治的混乱がつづいています。「国境なき人々」ボランティア、アルトゥーロ・ビスカーラに最新情報を聞きます。ビスカーラは移民団を組織したメキシコから先日帰国したばかりです。

    dailynews date: 
    2018/4/5(Thu)
    記事番号: 
    2

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