デイリーニュース

  • 「愛なしには成し遂げられない」 マイケル・カレー総裁主教 信仰と11月の選挙ににかかっているものについて

    【20/09/25/3】エピスコパル教会(米国聖公会)を率いる初のアフリカ系ア米国人、マイケル・カレー総裁主教に、構造的な人種差別と「黒人の命も大切」(BLM)運動、2020年の選挙、トランプ大統領が信仰を政治の小道具として利用していることについて話を聞きました。「教会は党派的に政治利用されてはならない。キリスト教の信仰は売り物ではありません」とカレー総裁主教は言います。カレー総裁主教の最新の著書は「愛こそが道である:困難な時代に希望を持ち続けること」。

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    2020/9/25(Fri)
    記事番号: 
    3
  • バーニー・サンダース:トランプによる選挙簒奪を阻止し米国の民主主義を守る方法

    【20/09/25/2】バーモント州選出のバーニー・サンダース上院議員は演説で、トランプ大統領が11月の選挙後に平和的な権力移譲を約束しないことの脅威について、きびしい警告を発しています。トランプ大統領は、ここ数カ月にわたり、民主党が投票不正や選挙選挙の不正操作を行っているという偽りの主張をしてきましたが、最近になって、負けても敗北を認めない可能性を示唆することにより、選挙結果の信用を毀損する努力を強めています。「これはドナルド・トランプと民主主義が争われる選挙です。民主主義が勝たねばなりません」と、サンダース上院議員は言いました。演説の抜粋を放送します

    dailynews date: 
    2020/9/25(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 「米国を壊しかねない選挙」 トランプと共和党による盗票の内幕

    【20/09/25/1】トランプ大統領は、11月に迫る選挙の結果を受け入れると約束するのを拒んでいます。ピュリツァー賞を受賞したジャーナリストのバートン・ゲルマンは、『アトランティック』の最新号に載せた記事で、トランプが選挙結果をひっくり返し、ジョー・バイデンに負けた場合でも権力を手放さない可能性があると、その方法について考えています。「トランプの戦略は絶対に敗北を認めないことです。彼は勝つかもしれないし、負けるかもしれない。でも、どんな状況になっても選挙に負けたとは認めることはしないでしょう」とゲルマン記者は言います。「これは大きな問題です。というのも現在の制度には、候補者に敗北宣言を強制する仕組みが実はないのです。でも、敗北宣言こそが、選挙を終わらせるこれまでの方法だったのです」。

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    2020/9/25(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 「2つの司法制度が存在している」:ジェイコブ・ブレイクの父 息子の事件 ブリオナ・テイラー BLMについて語る

    ブリオナ・テイラーが警官に射殺された事件で、大陪審が警官たちを不起訴にしたことに対する、怒りが高まっていますが、ウィスコンシン州ケノーシャでは、ジェイコブ・ブレイクが警官に撃たれた事件では捜査が最終段階に入っています。この事件では、ケノーシャの警官が、子供が中にいる車の横で、黒人の父親ジェイコブ・ブレイクを背後から7度射撃しました。8月に、この瞬間をとらえた動画が拡散され、全米で再び抗議デモが巻き起こるきっかけとなりました。ブレイクは下半身麻痺の重症です。ブレイクの父親ジェイコブ・ブレイク・シニアに話を聞きます。彼は数々の警官による黒人への射撃や殺害事件で、米国には「2つの異なる司法制度が存在している」のが明らかになったと語り、「我々を守り、我々のためにいるはずの人々を、黒人の子供たちが、死ぬほど恐れるのはなぜでしょう?」と問います。

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    2020/9/24(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 現制度に対する告発だ:自宅にいたブリオナ・テイラーを殺害した警官が不起訴に 抗議活動が発生

    自宅にいたブリオナ・テイラーを射殺した警官たちが、起訴されなかったことで、ケンタッキー州ルイビルでは抗議デモが起こっています。3月、警察による強制捜査中にブリオナ・テイラーが射殺された事件について、大陪審は隣接したアパートに向けて発砲した第3の警官を「理不尽な危険に晒した」容疑で起訴しただけでした。テイラーのための正義と警察への予算停止を求め全米で数万人がデモを行っています。「大陪審が(警官たちを)起訴決定しなかったことは、この制度そのものが告発されたのと同じです」と、「ルイビル・アーバン・リーグ」(Louisville Urban League)代表でCEOのサディクア・レイノルズは言います。「警官向けの、完全に独立した大陪審制度が作られたのです」。(画像クレジット:ローガン・ウィーバー/Unsplash)

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    2020/9/24(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 映画『ノ・マス・ベベス』:移民関税執行局の子宮摘出問題で蘇る1970年代のロスアンゼルスで起きた事件の記憶、メキシコ系米国人女性に不妊手術

    移民局は、収監女性に対して本人の同意を得ずに不妊手術を行ったとして告発されたジョージア州の婦人科医に収監女性を診察させることを中止しました。昨日につづき、強制不妊という気の重くなるような合衆国の歴史について考えます。ゲストは、映画製作者で歴史家のバージニア・エスピーノ。2016年のドキュメンタリー映画、「ノ・マス・べべス」(No Más Bebés、スペイン語で「もう赤ちゃんは望めない」)をプロデュースしました。映画では、内部告発した医師の語りを通して、多くの女性が、卵管を縛ってふさぐという不妊手術を行われた様子が描かれています。手術を受けさせられた女性のほとんどが、ラテン系米国人で、場所は、「ロサンゼルス郡+南カリフォルニア大学医療センター」(the Los Angeles County+USC Medical Center)、46年ほど前の出来事です。「女性たちは、自分たちが受ける手術の専門用語をまるで理解していませんでした。中には、英語がわからない人もいました」と、バージニア・エスピーノは言います。「自分の身になにが起きているのかさえ、わかっていませんでした。今回のジョージア州の医師の事件は、間違いなくロサンゼルスであの時に起きたことと重なりあうように、思います。被害者のみなさんは、自分たちが受けようとする処置をまったく理解していなかったのです」。

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    2020/9/23(Wed)
    記事番号: 
    3
  • 「民衆の称賛」は「カルト」団体、米国連邦最高裁判所判事の最有力候補エイミー・バレットとつながりのある元会員が明かす

    トランプ大統領は、最高裁判所のルース・べイダー・ギンズバーグ判事の後任候補を発表する構えをみせていますが、「民衆の称賛」(People of Praise)という、秘密の多いカトリック団体の、元会員に話を聞きます。この団体は、ジェンダーの役割分担に厳格であり、会員が終生、組織に忠誠を尽くすと宣誓していることで知られ、最高裁判事への最有力候補のエイミー・コニー・バレット判事もその会員です。「この団体をコミュニティと呼ぶ人が多いのですが、私はカルト団体だと説明しています」。こう語るのは、同団体の元会員、コーラル・アニカ・セイルです。1979年から1984年まで、「民衆の称賛」に入会していましたが、現在、同組織に対する批判の声を上げています。

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    2020/9/23(Wed)
    記事番号: 
    2
  • エイミー・バレット、故ギンズバーグ判事後任の最有力候補は、家父長主義のカトリック団体のメンバーで、中絶反対論者

    ルース・べイダー・ギンズバーグ判事が亡くなったことによって空席となっている最高裁判所判事の後任について、トランプ大統領はある女性を検討しています。米国控訴裁判所のエイミー・コニー・バレット判事です。バレットは、熱烈なカトリック教徒で、中絶、銃を持つ権利、移民やLGBTQなどの権利に対して、保守的な立場を取っています。また、バレットが関与している保守的なカトリック団体の「民衆の称賛」(Praise of People)は、会員が組織に対し、死ぬまで忠誠を尽くすと宣誓している団体です。そんなバレットに、偏らない自主的な裁定が下せるのか、という疑問の声も上がっています。「こういった団体に関与することが、裁判官に求められる公平で公正であるべきという資質に影響を与えるのではないか、と深刻に懸念する人もいるのです」と、米国のカトリック系週刊紙「ナショナル・カトリック・リポーター」(National Catholic Reporter)のハイディ・シュランプ編集長は言います。

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    2020/9/23(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 『野獣の腹』:正義のために闘う カリフォニア州刑務所での強制不妊手術の被害者たち

    ジョージア州の移民・関税執行局(ICE)関連施設で起きた強制的な子宮摘出が明らかになり、米国の、特に黒人をはじめとする有色人種、貧困層、障害者に対する、強制的な不妊手術の長い歴史と、今でもこうした手術が留置所や刑務所内で引き続き行われていることについて改めて考えさせられずにはいられません。2001 年にカリフォルニア州チャウチラのセントラル・カリフォルニア女性施設(The Central California Women’s Facility)で不妊手術をされ、ドキュメンタリー映画Belly of the Beast(『野獣の腹』)で取り上げられているケリ・ディリオンに話を聞きます。この映画は、カリフォルニア州の獄中で望まない不妊手術の対象となった女性たちの物語を伝えています。彼女は、収監されている女性たちは、単に医療記録を要求するだけで「罰せられる」と言います。「もし私たちが食い下がれば、懲罰の対象となるか、ときには監房に閉じ込められます」と、強制不妊虐待の被害者として初めて2006年にカリフォルニア州更生局に対する損害賠償の訴えを起こしたディリオンは言います。カリフォルニア州更生リハビリ局は2006年から2010年の間、規則である州の認可を取らずに150人近くの女性たちに不妊手術をしました。

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    2020/9/22(Tue)
    記事番号: 
    2
  • ICE留置所の看護師が内部告発 強制不妊手術とCOVIDによる8番目の死者が出る中での監護放棄

    米移民・関税執行局(ICE)は、2020年度に入ってから20人目の死者が留置施設内で出たことを認めました。ICEの歴史の中で一番多くの死者を出した年となっています。衝撃的な訴えの中心的な役割を果たしている内部告発者に話を聞きましょう。この訴えでは、ジョージア州にあるICEの留置施設で、新型コロナウイルスのための安全措置を守っていないうえ、多くのこう留者に対し希望されていない子宮摘出手術が行われているとされています。この子宮摘出手術を行った医者は、施設内の女性たちの間で「子宮コレクター」として知られるようになりました。内部告発者のドーン・ウーテンは、アーウィン郡収容所(Irwin County Detention Center)の看護師で、この施設での監護義務の放棄と虐待には「唖然とさせられた」と言います。団体「プロジェクト・サウス」(Project South)の法律および支援活動の責任者で、今すぐ関係官庁が動くべきだと言うアザデ・シャシャハニにも話を聞きます。「こうした施設でさらなる悲劇が起こらないうちに政治家が現状に対し行動を起こすのに、今起きていること以上に何が必要なのでしょう?|と、彼女は言います。

    dailynews date: 
    2020/9/22(Tue)
    記事番号: 
    1

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