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2020年6月5日(金)

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  • ミネアポリスでは、ジョージ・フロイドの遺族、近親者や支持者が集まり、個人を偲びました。追悼式では8分46秒の沈黙が捧げられました。警官のデレク・ショービンがフロイドの首に膝をかけ、息ができないとの訴えを無視していたのと同じ時間です。ジョージ・フロイドの兄弟フィロニーズとアル・シャープトン牧師の訴えを聞きます。シャープトン牧師は「ジョージの名のもとに、『膝を我々の首からどけろ』と要求しよう」と式典参加者に促しました。

  • 6月4日、現代のリンチ事件と呼ばれるアーマド・アーベリー殺害事件で気がかりな新事実が浮上しました。ジョージア州で25歳の黒人男性アーマド・アーベリーが白人男性グループによって追いかけられ、待ち伏せされ、射殺された事件です。州裁判官は7時間近くの審理の後、トラビス・マクマイケル、グレゴリー・マクマイケル、ウィリアム「ロディ」ブライアンの3人すべてをアーベリー殺害容疑で裁判にかけると決定しました。トラビス・マクマイケルはアーベリーを撃ち殺した後に「fucking negro」と発言したことを、ジョージア州捜査局の特別捜査官リチャード・ダイヤルが証言した後のことです。White Rage(『白人の憤怒』)の作者キャロル・アンダーソン教授が、アーベリー殺害、全国的な抗議行動、上院で審議中の反リンチ法案、きたるべき選挙について語ります。

  • 黒人の命を守るための全国的な蜂起が続く中、デモ参加者たちは街頭で警察の残虐行為を録画しています。アフリカ系アメリカ人のドキュメンタリー映画製作者でカメラマンのクリス・フライアソンと話します。彼は5月30日(土)にニューヨークのブルックリンで「黒人の命も大切」の抗議行動を撮影していたところ、警官がデモ参加者に近づいてきました。フライアソンが撮影していると、警官は催涙スプレーを彼の顔に直接浴びせました。彼は痛みに声をあげながら歩道に逃れる間も撮影を続けていました。すぐに誰かが彼の腕を取り、助けにかけつけた医療ボランティアのところまで連れて行きました。彼が撮影した映像を放送し、事件について話します。

  • アメリカ自由人権協会と「黒人の命も大切」は6月4日(木)、ワシントンDCのラファイエット広場で抗議者に対する「いわれのない、率直に言ってな犯罪的な攻撃」を認可したとして、トランプ大統領とウィリアム・バー司法長官を提訴すると発表しました。暴動鎮圧用の装備をした州兵と警官が催涙ガス、ゴム弾、フラッシュバン(スタングレネード)を使って平和的に抗議していた人々を追い払ったのは1日(月)のことでした。トランプ大統領が聖ヨハネ聖公会教会(セント・ジョンズ教会)を背景にして聖書を片手に写真を撮影するための措置でした。Badges Without Borders: How Global Counterinsurgency Transformed American Policing(『国境なき記章~グローバルな反乱鎮圧が米国内の治安維持をどう変えたか』)の著者スチュアート・シュレーダーと警察の軍事化の進展について考察します。

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