ピュリッツァー賞受賞ジャーナリストで作家のデイル・マハリッジの第1作Journey to Nowhere: The Saga of the New Underclass(『あてのない旅:新底辺層の物語』)は、ブルース・スプリングスティーンに刺激を与え「ヤングスタウン(Youngstown)」や「ニュー・タイマー(The New Timer)」を書かせました。マハリッジの最新作Someplace Like America: Tales from the New Great Depression(『アメリカのような場所:新大恐慌時代の話』)は、貧困労働者層と慢性的失業者層を取材し続けた30年間の回顧録です。彼と写真家のマイケル・ウィリアムソンは50万マイル以上にわたって合州国中をめぐり、労働者たちの生活が悪化の一途をたどっているようすを報道してきました。マハリッジに自身の仕事について、またその仕事がいかにスプリングスティーンに最も重要な社会派ソングのいくつかを書かせる契機になったのか、その経緯を聞きます。