デイリーニュース

  • アミナト・ハイダル アフリカ最後の植民地 西サハラでの数十年に渡る平和的抵抗運動

    デモクラシー・ナウ!は、今年のライト・ライブリフッド賞受賞者の1人、サハラウィ人人権保護活動のリーダー、アミナト・ハイダルにストックホルムでインタビューを行いました。ハイダルは30年以上、アフリカ最後の植民地と呼ばれる西サハラのモロッコによる占領への平和的な抵抗運動を先導してきました。モロッコは、アフリカ北西部でモロッコのすぐ南にある小さな地域、西サハラを1975年以来占領しています。この間、占領に抵抗したことで、数千人が拷問、投獄、殺害、行方不明になってきました。女性が先導してきた平和的抵抗運動は、常に通りで殴打されるという暴力に直面しています。暴力的な弾圧にも関わらず、ハイダルは数え切れないほどのハンストやデモを先導し、30年以上果敢にサハラウィ人への虐待を記録してきました。ハイダルは4年間、秘密刑務所に政治犯として投獄された経験もあります。ライト・ライブリフッド財団代表は、ハイダルの受賞理由として「西サハラの人々の自治権と正義のために、投獄や拷問を受けても確固たる非暴力活動を貫いてきた」ことを挙げています。ハイダルは、国際コミュニティがモロッコの西サハラ占領を止めさせるよう圧力をかける時期に来ていると言います。「私のメッセージはこうです。私たちの苦しみを終わらせましょう。不正を終わらせましょう。

    dailynews date: 
    2019/12/5(Thu)
    記事番号: 
    2
  • エドワード・スノーデン:米国に帰国したら 私は真実を語ったがために獄死することになるだろう

    12月4日、ライト・ライブリフッド賞は40周年を迎え、スウェーデンのストックホルムにある歴史的なサーカス・アリーナで1000人以上が出席して、今年の4人の受賞者を祝いました。今年の受賞者は、スウェーデンの気候活動家グレタ・トゥーンベリ、中国の女性の権利弁護士グオ・ジャンメイ(郭建梅)、ブラジルの先住民リーダー、ダビ・コペナワと彼が共同創設した「ヤノマミ・フトゥカラ協会」(Yanomami Hutukara Association)、何十年もの間、モロッコによる西サハラ占領に抵抗してきたサハラウィ人の人権活動リーダー、 アミナト・ハイダル です。ライト・ライブリフッド賞は「もうひとつのノーベル賞」として知られています。この40年間に、世界中の活動家や市民活動のリーダーたちがこの賞を受賞しており、世界的に有名なNSAの内部告発者エドワード・スノーデンもその一人です。4日に行われたガラではエイミー・グッドマンが受賞式の観客の前で、モスクワからの中継でスノーデンにインタビューをしました。スノーデンは、米政府が米国人や世界各地の人々を大量監視するために空前のシステムを構築したことを明かす秘密文書の山を漏洩して以来、亡命先のモスクワに住んでいます。彼は2013年に機密文書をジャーナリストと共有したことで、米国では諜報活動取締法違反およびその他の罪に問われています。

    dailynews date: 
    2019/12/5(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 国連報告によると、世界中で700万人以上の子どもたちがさまざまな拘禁状態の下にある

    ショッキングな国連報告によると、世界中で700万人の子どもたちが自由を奪われています。その中には、米国とメキシコの国境で収容されている子どもも、ISIS戦闘員の行方不明の子どももいます。国連報告、「自由を奪われた子どもに関する国連グローバル調査(The Global Study on Children Deprived of Liberty)」は、少なくとも41万人の子どもが、暴力が「常態化している」刑務所や収容所に収容されている、と述べています。調査はまた、武力紛争下で拘留される子どもの数が劇的に増加していることも明らかにしました。この世界的調査は、子どもの保護に関する世界のコミットメントを保障する画期的な国際条約である「子どもの権利条約」の採択30周年を記念して、今年11月に発表されました。これは史上最も多く批准された国連条約です。米国は批准していないごく少数の国の1つです。「自由を奪われた子どもに関する国連グローバル調査」の主執筆者であるマンフレッド・ノバクが番組に参加します。ノバクは人権弁護士で、国連の独立専門家でもあります。2004年から2010年まで、拷問に関する国連特別報告官を務めました。

    dailynews date: 
    2019/12/4(Wed)
    記事番号: 
    3
  • ブラジルの先住民族リーダー、ダビ・コペナワ:ボルソナロは私の人々を殺し、アマゾンを破壊している

    デモクラシー・ナウ!は、自身が共同設立した「ヤノマミ・フトゥカラ協会」とともに、今年のライト・ライブリフッド賞受賞者の1人となった先住民族のリーダー/指導者、ダビ・コペナワを取材し、話を聞きました。コペナワは、ブラジル最大の先住民部族の1つであるヤノマミ族のシャーマンであり、彼らの文化とアマゾンの熱帯雨林の保護に人生を捧げてきました。彼は、アマゾンの先住民はビジネスの利権による脅威ばかりでなく、政治家たちからの脅威にもさらされている、と言います。その中には、長年にわたる反先住民的な発言と政策の歴史を持つ極右大統領のジャイル・ボルソナロが含まれます。「ボルソナロは先住民が好きではありません。彼はヤノマミ族の人々が、保護され平和に暮らすことを望んでいません。彼が望んでいるのは、私たちの富を奪って他国に送ることなのです」

    dailynews date: 
    2019/12/4(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 「もうひとつのノーベル賞」:市民活動家を称えるライト・ライブリフッド賞 40周年を祝う

    「私たちが直面する最も緊急の課題に対する、実践的かつ模範的な回答を提供する」人々を称え、支援するために1980年に設立されました。以来「もうひとつのノーベル賞」として知られるようになり、この40年間に、世界中の活動家や市民活動のリーダーたちが受賞しています。その多くは、後にノーベル平和賞を受賞しています。今年の受賞者は、スウェーデン人の気候活動家グレタ・トゥンべリ、何十年もの間、モロッコによる西サハラ占領に抵抗してきたサハラウィ人の人権活動リーダー、アミナト・ハイダル、中国の女性の権利弁護士グオ・ジャンメイ(郭建梅)、そしてアマゾンの生物多様性とブラジルの先住民の権利のために戦っている先住民族のリーダー、ダビ・コペナワと「ヤノマミ・フトゥカラ協会」(Yanomami Hutukara Association)です。スウェーデンのストックホルムで、ライト・ライブリフッド財団代表のオレ・フォン・ユクスキュルに話を聞きます。彼は、この賞の名は「地球にやさしく生き、公正な量以上の資源を奪わないという考えで名付けられており、人々が実践的な活動を通して世界に変化をもたらすことを意味します」と言います。

    dailynews date: 
    2019/12/4(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 先住民保護活動家は「命をかけて」アマゾンを守ろうとしている

    12月第1週はスウェーデンのストックホルムから、 “もうひとつのノーベル賞 ” として広く知られているライト・ライブリフッド賞の40周年記念の模様を放送します。この賞の2019年の受賞者の1人は先住民ヤノマミ族の指導者ダビ・コペンナワと、彼が共同設立した団体「ヤノマミ・フトゥカラ協会」(Yanomami Hutukara Association)です。ライト・ライブリフッド財団は「アマゾンの森林と生物多様性と、そこに住む先住民の土地と文化を保護するという彼らの勇敢な決断」を称賛しています。今回の受賞の一方で、ブラジル先住民の森林保護活動家と孤立部族への攻撃が増加しています。11月にはパウロ・ポーリーノ・グアハハラという名前の先住民の森林保護活動家が木材の不法伐採者によってアマゾンで射殺されました。この一番新しい事件に見られるような先住民土地保護活動家を標的にした暴力は、2018年にブラジルの極右大統領ジャイール・ボルソナーロが選出されて以来増え続けています。1ヵ月前、複数の人権保護団体が公開書簡によって、アマゾン最後の孤立部族が、森を焼き尽くす火事と彼らの領地への侵略の増加によって「民族粛清」の危機に直面していると警告しました。

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    2019/12/3(Tue)
    記事番号: 
    4
  • イェトネバシュ・ニグシ:障害者の普遍的人権のために闘う盲目のエチオピア人弁護士

    12月3日は「国際障害者デー」です。「残念ながら、障害に基づいた差別は依然として世界的現象です」と、 “もうひとつのノーベル賞 ” として広く知られているライト・ライブリフッド賞を2017年に受賞したエチオピア人の弁護士で障害者の権利の活動家イェトネバシュ・ニグシは言います。ニグシは団体「世界のための光」(Light for the World)で代弁擁護と人権部門の責任者を務め、「エチオピア盲人協会」(Ethiopian National Association of the Blind)女性支部の元会長です。彼女は今年のライト・ライブリフッド賞受賞者を祝うために世界中から集まった元受賞者の1人です。今年の受賞者は、スウェーデン人の気候活動家グレタ・トゥンベリ、サハラウィー人の人権活動家アミナトウ・ハイダー、中国人の女性人権弁護士グオ・ジャンメイ(郭建梅)、 アマゾンの生物多様性と先住民を保護する活動を行なっている先住民指導者ダビ・コペンナワと「ヤノマミ・フトゥカラ協会」(Yanomami Hutukara Association)です。

    dailynews date: 
    2019/12/3(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 「私たちは世界的な緊急事態に直面している」:グレタ・トゥンベリが気候会議に出席するために欧州に帰着

    スウェーデンのストックホルムから、 “もうひとつのノーベル賞 ” として広く知られているライト・ライブリフッド賞の40周年記念の模様を放送します。2019年の受賞者には16歳のスウェーデン人の気候活動家グレタ・トゥンベリが含まれています。彼女は、航空機によるカーボンフットプリントの高い旅を拒否し、48フィートの双胴船「ラ・バガボンド」で3週間の大西洋横断の旅を終え、ポルトガルのリスボンに到着したばかりです。トゥンベリは気候変動枠組条約締約国会議(COP25)に参加するためチリのサンチアゴに向かっていましたが、その途中で、地下鉄料金の値上げ法案に対する大規模デモのために会議の場所が突然変更になりました。彼女はリスボンに到着すると、マドリッドでこれから行われる気候会議に若者たちが参加できるようにすると約束し、他の若い気候活動家たちにスローガンを掲げました。「私たちは会議の場で、民衆の声、特に南の途上国からの声が確実に聞かれるようにしたい」と、彼女は言います。

    dailynews date: 
    2019/12/3(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 私の世代は「もうたくさん」と発言すべき スウェーデンの気候活動家が語る「未来のための金曜日」

    スウェーデンのストックホルムから、“もうひとつのノーベル賞 ” として広く知られているライト・ライブリフッド賞の40周年記念の模様を放送します。2019年の受賞者には16歳のスウェーデン人気候活動家グレタ・トゥンベリが含まれています。彼女がストックホルムで気候のための学校ストライキを始めてから1年以上が経ちます。ストライキは、気候に関する思い切った行動を求め、学校に行かずに毎日国会議事堂の外に立つようになったことから始まりました。彼女の抵抗運動はすぐに世界的な運動になり、世界中の数百万人の若者たちが気候危機を食い止めるための迅速な行動を求めて学校を休み、街頭デモを行ないました。グレタは、スペインのマドリッドで行なわれる2019年気候変動枠組条約締約国会議(COP25)に参加するため、約3週間の大西洋横断の船旅を終え、ポルトガルのリスボンに到着したところです。「未来のための金曜日」(Fridays For Future Sweden)の18歳の気候活動家で、ストックホルムでグレタ・トゥンべリと共にデモ行進した高校生のエル・ジャ―ルに話を聞きます。エルは他の若い気候活動家たちと共に、グレタの代わりに12月4日にライト・ライブリフッド賞を受賞する予定です。

    dailynews date: 
    2019/12/3(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 新自由主義と腐敗に抗議して立ち上がる世界:タリク・アリが今日の抗議の根源について語る

    歴史家であり活動家であるタリク・アリが、チリ、コロンビア、イラクそしてレバノンなど、世界各地で起こっている抗議活動について話します。「こうした抗議活動は極めて重要です。新しい世代が政治機構から完全に疎外されていることを露わにするからです」とアリは話しています。

    dailynews date: 
    2019/12/2(Mon)
    記事番号: 
    3

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