デイリーニュース

  • 見世物裁判? トランプの弾劾裁判が始まり 隠蔽工作で非難されるミッチ・マコネル

    1月21日は、上院で米国史上3人目の大統領の弾劾裁判が始まり、米国の政府にとって歴史的な日となりました。ミッチ・マコネル上院多数党院内総務によって提案されたルールの下で、下院民主党とトランプの弁護団はそれぞれ、冒頭陳述として2日間にかけて24時間を与えられ、その後上院議員は質疑に16時間、討論に4時間を与えられます。上院はその後、新たな証人喚問をするかどうかを投票します。チャック・シューマー上院少数党院内総務は、マコネルは弾劾裁判の進行を急がせようとしていると述べています。一方、下院の弾劾マネジャー(検察官役)の1人でもあるアダム・シフ下院情報委員長は、中央情報局(CIA)と国家安全保障局(NSA)が弾劾裁判に関連する可能性のある書類を凍結したとして非難しています。こうした中、トランプ大統領は自らの弁護団に、その捜査によってビル・クリトンが弾劾される結果となった、ケネス・スター元独立検察官、元ハーバード大学法学部教授のアラン・ダーショウィッツを含む何人かの著名な弁護士を追加しました。スターとダーショウィッツは2008年、常習的な小児性愛者ジェフリー・エプスタインが性的人身売買罪で逮捕されたとき、非常に有利な司法取引を受けられるよう手助けしました。

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    2020/1/21(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 特別番組:マーチン・ルーサー・キング・ジュニア 彼自身の言葉

    1月20日はマーチン・ルーサー・キング・ジュニアを称える米連邦政府の祝日です。キング牧師は1929年1月15日に生まれました。1968年4月4日にテネシー州メンフィスのロレイン・モーテルで暗殺されました。39歳の若さでした。キング牧師は主に公民権運動のリーダーとして記憶されていますが、一方で貧しい人々のために働き、「貧者の運動」(Poor People’s Campaign)を組織して経済的正義の問題に取り組みました。また米国の外交政策やベトナム戦争を厳しく批判しました。1967年4月4日にニューヨーク市のリバーサイドホテルで行った演説「ベトナムを越えて」(Beyond Vietnam)、続いて暗殺前日の1968年4月3日に行った最後の演説「私は山頂に登った」(I’ve Been to the Mountaintop)を放送します。

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    2020/1/20(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 米国の国境ではマヤ語を話す人々への粗末で不正確な通訳が国外追放につながりかねない

    米国政府は、入国者が難民や政治亡命の申請をするのを阻止する敵対的な政策を継続しています。入国者が適正な手続きを踏むことを妨げ、多くの人々を強制送還に追いやっている重大な欠陥を取り上げます。それは、マヤ語を話す先住民系の避難民に対する通訳体制の不備です。グアテマラの人口は1500万人で、そのうち少なくとも40%が先住民です。過去1年間に、25万人のグアテマラ人移民が米国とメキシコの国境で逮捕されました。それらの少なくとも半分はマヤ人です。彼らの多くはスペイン語をほとんど、あるいはまったく話せません。この問題に焦点をあてたのが、ニューヨーカー誌の「国境での通訳危機」というタイトルの新レポートです。この記事の著者であるグアテマラ市在住のレイチェル・ノーランと話します。また、ザポテック(メキシコ南部の先住民)の通訳であり、「先住民組織の二国民戦線」(Binational Front of Indigenous Organizations)で長年先住民リーダーを務めてきたオディリア・ロメロとも話します。ロメロは、スペイン語と英語とザポテック語の3言語通訳で、最近、先住民の通訳者向けのトレーニングプログラムを開発しました。

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    2020/1/17(Fri)
    記事番号: 
    3
  • 4年間も処罰を求めてきました:殺された先住民環境運動指導者ベルタ・カセレスの娘が語る

    ホンジュラス国立自治大学の暴力監視活動部門が発表した新たな報告書は、同国では今年に入って最初の14日間だけで、少なくとも15人の女性が殺害されたと記しています。ホンジュラスでは、米国政府が後押しするフアン・オルランド・エルナンデス大統領のもとで、女性やLGBTQの人々、先住民指導者、環境活動家に対する暴力事件が激増しています。この報告が出たのは、ホンジュラスの先住民環境活動家ベルタ・カセレスが、同国のラ・エスペランサにある自宅で、殺し屋によって射殺されてから、ほぼ4年後のことです。2016年3月に起きたこの殺人事件の犯人として、先月、首都テグシガルパで7人の男性が有罪となり、最高50年の刑を宣告されました。暗殺されたとき、ベルタ・カセレスはホンジュラス南西部にある神聖なレンカの土地を流れるグアカルク川に建設される大型水力発電ダムの計画と闘っていました。2018年11月、裁判所が、カセレスの殺害を命じたのはDESAとして知られるアグアザルカダム計画を推進するホンジュラス企業の幹部であり、彼らがすでに有罪となっている暗殺者を雇ったのだとする判決を下しました。ベルタ・カセレスは2015年にゴールドマン環境賞を受賞しました。先住民コミュニティを保護する活動と、大規模ダム建設に抵抗する環境正義運動が受賞理由です。

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    2020/1/17(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 「公正で完全な裁判を」 上院で歴史に残るトランプ大統領弾劾裁判が始まる

    米国上院は、現職大統領を解任すべきかどうかを問う弾劾裁判を開始しました。これが史上3度目となります。トランプ大統領がウクライナ政府に対し、次期大統領選を争う可能性のある民主党のジョー・バイデン議員について捜査するよう圧力をかけたとして、下院が弾劾訴追したのは一カ月前です。上院の弾劾裁判で裁判長を務めることになる最高裁長官ジョン・ロバーツ判事が、陪審を務めることになる上院議員たちを前に宣誓を行いました。実際の審議が正式に始まるのは21日(火)からです。[米国の弾劾裁判では、下院に捜査と訴追の権限があり、上院はそれにもとづき審判を行う場となる。裁判長は最高裁判所長官が務めるが、実際に裁判を仕切るのは上下両院の院内総務]弾劾手続きが進むに従い、トランプ大統領とその仲間の行動について、新たな情報が続々と出てきました。超党派の議員で構成する政府監査院(Government Accountability Office)は16日(木)、ホワイトハウスの管理予算局が、ウクライナに対する4億ドルの資金援助を、連邦議会で割り当てが承認されていたにもかかわらず勝手に凍結したことは、連邦法に違反すると述べました。これについて、「国民の言論の自由」(Free Speech for People)の共同設立者で代表のジョン・ボニファズ弁護士に聞きます。

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    2020/1/17(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 戦車とAR15自動小銃で武装した警官に空き家から追い出された「住宅を求める母親たち」が声を上げる

    カリフォルニア州のベイエリアで手頃な価格の住宅を求める「マムズ・フォー・ハウジング(住宅を求めるママたち)」(Moms 4 Housing)の戦いについて見ていきます。1月14日、カリフォルニア州オークランドで、家を持たず住居が定まらない母親たちのグループが、使用していた空き家から軍装備の警察に立ち退きを強要されました。それまで母親たちと不動産開発業者ウエッジウッド不動産の間で2か月に渡る対立が続いていましたが、この立ち退き劇でその膠着状態は終わりました。郡警察は母親2人と支援者2人を逮捕しましたが、4人は全員14日午後には保釈されています。逮捕された母親のひとりミスティ・クロスと娘のデスティニー・ジョンソンに話を聞きます。「始めから、あの家にずっと居座るつもりはありませんでした」とクロスは言います。「私たちが伝えたかったのは、前に進もうとする私たちの前に立ちはだかる政策やその他の障害があるということ。それを人々に知らしめるためにやっているのです。」「地域のエンパワーメントのためのカリフォルニア州人同盟」(Alliance of Californians for Community Empowerment)代表キャロル・ファイフにも話を聞きます。

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    2020/1/16(Thu)
    記事番号: 
    4
  • もう黙ってはいられない:バーバー師と「貧者の運動」貧困についての大統領候補討論会を求める

    米大統領選挙の最初の予備選となるアイオワ州党員集会を前に、民主党大統領候補の最後の討論会が1月14日夜アイオワ州デモインで行われました。会場となったドレイク大学前には100人以上が集まり、貧困をテーマにしたテレビ討論を求めて抗議を行いました。ウィリアム・バーバー師が率いるデモ参加者は、貧困が原因で毎年亡くなる25万人の犠牲者を象徴する棺を担ぎました。「貧者の運動」(Poor People’s Campaign)によれば、米国の43%以上に当たる1億4000万人が最低限の生活費を払えずにいます。アイオワ州では労働人口の45%に当たる63万人が時給15ドル以下で働いています。「貧者の運動」共同議長であり「破れを繕う者たち」(Repairers of the Breach)代表のウィリアム・バーバー師に話を聞きます。バーバー師と「貧者の運動」は、討論会の翌日にデモインで貧困に関する大型集会を主催しました。「貧困に関して完全な沈黙を守っている間は、有権者を活気づけることなどできません」とバーバー師は言います。「2016年以来、討論会の数は30回近くに上りますが、貧困に関するものは1度も行われていないのです」

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    2020/1/16(Thu)
    記事番号: 
    3
  • プーチン ロシア憲法の全面的改憲を提案 自身の権力維持期間が延長される可能性も

    1月15日、ロシアではドミートリ・メドベージェフ首相が辞職し、内閣も総辞職したため、モスクワおよび国外で驚きの声が上がっています。ウラジミール・プーチン大統領はロシア憲法の全面的改憲を提案しており、これは議会と国家評議会の権力を強化し大統領の権限を弱体化するものです。プーチン批判派によれば、この提案はプーチンの大統領任期が終わる2024年後も彼が権力を維持することを助長するとしています。ロシア議会は16日にもプーチンが選んだ税務局長官ミハイル・ミシュスチンを新首相に承認すると見られています。ロシアのコメルサント紙は今回の政治的改革を「1月革命」と呼んでいます。本日は、Russia Without Putin: Money, Power and the Myths of the New Cold War(『プーチンなきロシア――金、権力、そして新たな冷戦の虚構』)の著者トニー・ウッドに話を聞きます。ウッドはニュー・レフト・レビュー誌の編集委員です。その他の著書にはChechnya: The Case for Independence(『チェチェン共和国――独立すべき理由』)があります。

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    2020/1/16(Thu)
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    2
  • 米上院で弾劾裁判開廷 トランプは弾劾裁判にかけられる史上3番目の大統領となった

    1月15日、米国議会下院はトランプ大統領に対する弾劾決議を議会上院に送付しました。大統領が弾劾裁判にかけられるのは米国史上3度目で、歴史的な出来事となりましたが、その前にナンシー・ペロシ下院議長が弾劾裁判で検察官の役割をする7人の下院議員と共に記者会見を開きました。弾劾決議が上院に送付される中、ワシントン・ポスト紙が弾劾捜査の中心となる新しい情報を暴露しています。その記事によれば、下院民主党が公開した新たな情報の中に、トランプ大統領の顧問弁護士であるジュリアーニの元同僚レブ・パルナスと、コネチカット州の共和党下院議員候補ロバート・ハイドが交わした携帯メッセージがあり、2人は当時の駐ウクライナ大使マリー・ヨバノビッチに関して脅迫的なやり取りをしており、ヨバノビッチは監視されていると書かれています。ヨバノビッチは、トランプに脅迫されているように感じると繰り返し述べており、今ではよく知られている7月25日のウクライナのゼレンスキー大統領との通話でも、トランプはヨバノビッチのことを「厄介な人物」と呼んでいました。ネイション誌のエリ・ミスタル記者に話を聞きます。「ペロシは、(弾劾裁判が)単なる見せかけでなく、少なくとも証言や反対尋問がある本物の裁判に近いものになることを望んでいます」とミスタルは言います。

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    2020/1/16(Thu)
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    1
  • 民主党候補による討論会 新経済計画の一環として、富裕税、公立大学無償化および学生の債務免除を議論

    14日の民主党討論会で、前サウスベンド市長のピート・ブーティジェッジは、エリザベス・ウォーレンとバーニー・サンダースの両者が支持する公立大学の授業料無償化と学資ローン債務の帳消しに対する批判を繰り返しました。 アクティビストでニュースサイト「トゥルースアウト(Truthout)」 の寄稿者であるアレクシス・ ゴールドスタインは、この対立は民主党内の思想的分裂を浮き彫りにしていると述べます。 「[幼稚園から高校3年までの]K-12教育が公共の利益として扱われているように、高等教育の普遍的な利益を追求して公共の利益にするかどうかについて、進歩派候補と中道派候補との間には本質的な意見の相違があります」とゴールドスタインは言います。

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    2020/1/15(Wed)
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    5

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