デイリーニュース

  • 「沈黙にノーを」:殺害されたメキシコ人ジャーナリスト ハビエル・バルデスのスピーチ

    「この地獄を報道することが死を意味するのなら、われわれ全員を殺せ。沈黙にノーを。」賞に輝くメキシコ人ジャーナリスト、ハビエル・バルデスは、同僚のミロスラバ・ブリーチ記者が3暗殺された3月下旬にこう語りました。5月15日、バルデスもまた暗殺されました。メキシコのシナロア州で彼が共同創設したリコドーセ(Ríodoce)紙の事務所がある路上で、車から引きずり降ろされ12回も撃たれたのです。同国の有名紙ラ・ホルナーダ(La Jornada)にも寄稿するベルデス記者が殺害されたことで、メキシコ全国に大きな怒りが広まっています。16日、シナロア州クリアカンにおけるベデス記者の葬式には数百人が集まり、更に数百人がメキシコシティの内務省前で抗議しました。メキシコのデジタルメディア数社は24時間のストライキを決行、今年これまでにメキシコで暗殺されたジャーナリストす。の名前を掲載した黒いバナーのみが掲載されした。

    dailynews date: 
    2017/5/18(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 特別検査官の権限範囲は トランプ政権による汚職の大局をカバーするに十分か?

    ワシントンはこの24時間にまたもや驚くべき事態が続きました。最大のニュースは、ロッド・ローゼンスタイン司法副長官が、2016年米大統領選挙へのロシア政府介入疑惑の調査で監査特別捜査官として元FBI長官ロバート・モラーを任命したことです。この任命は、トランプ大統領が元FBI長官ジェームズ・コミーにトランプ政権の大統領補佐官(国家安全保障担当)を罷免されたマイケル・フリンへの捜査を中止するよう直接申し入れたという報道があった翌日に発表されました。フリンはロシア当局者との接触があったことについて公的にもプライベートの場でも嘘をついたことで2月に罷免されました。更に、ニューヨークタイムズ紙の報道によれば、フリンは大統領戦中にトルコ政府のロビイストとして報酬を得ていたことで連邦政府による捜査の対象になっていることを、トランプに政権移行チームに告げていたにも関わらず、トランプは彼を国家安全保障顧問に任命していました。国家安全保障および公民権を専門とする独立ジャーナリスト、マーシー・ウィーラー記者に話を聞きます。ウィーラー記者はEmptyWheel.netを運営しています

    dailynews date: 
    2017/5/18(Thu)
    記事番号: 
    1
  • カリフォルニアの人気ビーチ近くで核廃棄物360万ポンドの埋設計画 活動家が反対訴訟

    カリフォルニア州の環境活動家らが、サンディエゴ郡の人気ビーチへの高レベル放射性核廃棄物360万ポンド(約1633トン)保管計画に反対する活動を展開しています。同郡のサンオノフレ原子力発電所は2012年に起きた放射性物質の漏洩事故のため、緊急稼働停止を余儀なくされ、2013年6月までに完全に閉鎖されました。カリフォルニア沿岸委員会が、数百万ポンドにのぼる核廃棄物を薄いステンレス製容器に入れ、海からわずか100フィート(約30メートル)の場所に保管するという計画に許可を出したため、住民らが反対活動を行っています。核廃棄物貯蔵施設拡張に反対する訴訟を起こした団体「市民による監視」(Citizens’ Oversight)の創設者レイ・ルッツに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2017/5/17(Wed)
    記事番号: 
    5
  • ボーダー・エンジェルズ 国境越えの移民へのサービスと水の提供でトランプの取り締まりに対抗

    ジェフ・セッション司法長官とジョン・ケリー国土安全保障長官は最近、サンディエゴとティフアナ間の国境を訪れ、「聖域都市」(サンクチュアリ)への取り締まり強化を断言し、連邦政府の移民取締官と全面的に協力するよう地元当局者に求めました。団体「ボーダー・エンジェルズ」創設者で代表のエンリケ・モロネスに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2017/5/17(Wed)
    記事番号: 
    4
  • 米州人権委員会が米国の国境警備隊の調査開始 メキシコ人父親の殺害をめぐって

    ワシントンDCにある米州人権委員会(IACHR)は、7年前に起きた国境警備隊員によるアナスタシオ・ヘルナンデス・ロハスの殺害とその情報隠蔽について、米国政府への調査を開始することに同意しました。ヘルナンデス・ロハスは25年間にわたってサンディエゴに居住し、5人の子供の父親になっていましたが、国境を越えて米国に戻ろうとした際に殺害されました。サンディエゴ検死局は、ヘルナンデス・ロハスの死亡を殺人と分類し、心臓発作を起こしたほか、「胸部、腹部、腰、膝、背中、唇、頭部、まぶたの打撲、5カ所の肋骨骨折、脊髄の損傷」を負っていたとしています。「南部国境地帯コミュニティ連合」(Southern Border Communities Coalition)会長で、「サンディエゴ同盟」(Alliance San Diego)人権保護担当責任者のクリスチャン・ラミレスに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2017/5/17(Wed)
    記事番号: 
    3
  • ジョン キリアコウが語るCIAの拷問の内部告発 トランプ政権への懸念

    トランプ大統領が、FBIのジェイムズ・コミー長官に、自政権の元国家安全保障担当補佐官マイケル・フリンへの調査打ち切りを迫ったというニュースの前日には、ワシントンポスト紙が、トランプ大統領がロシアのセルゲイ・ラブロフ外相とセルゲイ・キスリャク駐米大使とホワイトハウスで会談した際、高度の機密情報を漏らしたと報じました。CIA内部告発者のジョン・キリアコウに、かつて自らが行った内部告発について、さらにトランプによるロシアへの機密情報漏洩の重大性について聞きます。

    dailynews date: 
    2017/5/17(Wed)
    記事番号: 
    2
  • CIA内部告発者ジョン キリアコウ:トランプのFBI調査妨害が事実なら弾劾を考慮すべき

    トランプ大統領にまた大きなスキャンダルが持ち上がりました。ニューヨーク・タイムズ紙は、トランプ大統領が、自政権の国家安全保障担当補佐官だったマイケル・フリンへの調査を終わらせるよう、FBIのジェイムズ・コミー長官に個人的に働きかけたと伝えています。この報道によるとトランプ大統領は、ロシア政府関係者との接触について公の場でもまた私的会話でも嘘をついたとしてフリンを解雇した翌日の2月14日、大統領執務室でのジェームズ・コミーと会合中に、この異例の要請をしました。トランプは、コミーにこの要請を行う前、同室にいたマイク・ペンス副大統領とジェフ・セッションズ司法長官に部屋から出て席を外すよう指示しました。会合終了後にコミーが記したメモによると、大統領は次のように言いました。「キミがこの件を打ち切ってフリンの調査をやめることを期待している。フリンは良い男だ。この件を打ち切ってくれるよう願っている」。アナリストとケース・オフィサー(現場担当官)として、CIAに14年勤めたジョン・キリアコウに話を聞きます。キリアコウは、ブッシュ政権の水責め使用をCIA職員として初めて公に認めた後、23カ月にわたって収監されました。

    dailynews date: 
    2017/5/17(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 私がトランプを提訴する理由:イスラム入国禁止令、掘削、麻薬戦争などに関するワシントン州司法長官による行政との闘い

    ワシントン州シアトルの連邦控訴裁判所で5月15日、あらゆる難民とイスラム教徒が大多数を占める6ヵ国の市民の米国への入国を禁じることを求めた、トランプの2回目の渡航禁止令をめぐる弁論が行われました。今回のような弁論は5月に入って2回目です。これは、トランプが全米規模のイスラム入国禁止を展開しようとした2回目の試みです。トランプの最初の試みを阻止することに成功し、法的な抵抗の嵐に火を付けた人物であるワシントン州の司法長官ボブ・ファーガソンに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2017/5/16(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 弾劾されて当然の違反行為? ロシアとの機密情報共有でトランプが非難される中で渦巻く疑問

    米政府当局者たちは明らかに、トランプ大統領によるロシアへの機密情報の漏えいに非常に危機感を募らせ、電話でCIAと国家安全保障局に何が起きたかについてを警告しました。当局者たちによれば、彼らはトランプの発言がイスラム国に関する重大な情報源を脅かす可能性があることを懸念しているといいます。コロンビア大学ロースクールの講師スコット・ホートンと、スタンフォード大学フーバー研究所の教授であるラリー・ダイヤモンドに話を聞きます。ダイヤモンドはバグダッドの連合国暫定当局で上席顧問を務めました。

    dailynews date: 
    2017/5/16(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 唖然とするほど無責任:元ブッシュ政権イラク顧問が語るトランプによるロシアとの機密情報の共有

    ワシントンポスト紙は、トランプ大統領が5月第2週におこなわれたホワイトハウスでの会談中にロシアのセルゲイ・ラブロフ外相とセルゲイ・キスリャク駐米大使に高度な機密情報を漏えいした、という爆弾記事を掲載しましたが、大統領はそれを一部認めたと見ることができます。トランプは5月16日早朝、ツイッターに次のように記しました。「大統領として私は(予定の公表されているホワイトハウスでの会談で)、テロと航空機の飛行の安全性に関する事実をロシアと共有したかった。そして、私にはそうする絶対的な権利がある。人道的な理由に加え、私はロシアがイスラム国とテロとの闘いを大幅に強化させることを望んでいる」。ワシントンポスト紙によると、トランプはイスラム国がコンピュータ爆弾を使って航空機に攻撃をしかけるという潜在的な脅威についての、コードネーム情報として知られる高度な機密情報を漏えいしました。スタンフォード大学フーバー研究所の教授であるラリー・ダイヤモンドに話を聞きます。彼はバグダッドの連合国暫定当局で上席顧問を務めました。

    dailynews date: 
    2017/5/16(Tue)
    記事番号: 
    1

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