デイリーニュース

  • 「疲れ果て、貧しさにあえぐ群衆を私に与えたまえ」:トランプ政権が自由の女神に刻まれているエマ・ラザラスの象徴的な詩を非難

    米国の移民法に根本的な改変を加え、受け入れ入る移民の数を半分に減らすというトランプ政権の新たな法案に、反対の声が高まっています。このRAISE法案(雇用活性化のための移民法改革法案)は、英語を話す者、学士より上の学位を取得した者、職務能力を証明できる者の申請を優遇する「能力主義の移民制度」を作ると考えられています。2日、CNNのホワイトハウス報道記者ジム・アコスタはスティーブン・ミラ大統領上級政策顧問に食い下がり、トランプ大統領が英語を話す移民のみを受け入れる方針を推進することについて、数分間に及ぶやり取りを交わしました。アコスタ記者はミラー顧問に、自由の女神の台座に刻まれたエマ・ラザラスの象徴的な詩"The New Colossus"(「新しい巨像」)の一節「疲れ果て、 貧しさにあえぎ、 自由の息吹を求める群衆を、 私に与えたまえ」について尋ねました。この詩を書いた詩人エマ・ラザラスの伝記作家エステル・ショアーに、彼女がこの詩を書いた理由、この詩が米国についての最も象徴的な詩となった経緯、なぜ彼女は長い間白人至上主義者の標的にされたのかを聞きます。

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    2017/8/4(Fri)
    記事番号: 
    1
  • トランプは1兆ドル相当の未開発鉱物資源確保のため アフガニスタンでの戦争継続を考慮

    8月2日、カンダハールの主要米軍基地近辺で、爆弾を積んだ車がNATO先導の車両の列に飛び込んで自爆し、この攻撃で米兵2人が死亡しました。この事件の前日には、ヘラートのシーア派モスクでの自爆による攻撃で、礼拝中の信者少なくとも33人が犠牲となり、自称「イスラム国」(IS)が犯行声明を出しています。この様なテロ事件がつづく中、ニューヨークタイムズ紙はトランプがおよそ16年におよびアフガン戦争を更に継続する理由を見つけたと報道しています。その理由とは、アフガニスタンには未開発の鉱床があることで、その価値はおよそ1兆ドルになると推定されています。トランプは、この膨大な鉱物資源についてアフガニスタンのアシュラフ・ガニ大統領とも話し合いを持ち、アフガンの採掘当局者との会合に使節団を派遣することも考慮していると報道されています。天然資源の搾取阻止を目指すNGO「グローバル・ウィットネス」(Global Witness)のアフガニスタン政策上級政策アドバイザーを務めるジョディ・ヴィットーリに話を聞きます。ヴィットーリは20年以上米軍に従事しアフガニスタンを含む数カ国に駐屯しました。また二度の「ブロンズスター」勲章を含む様々な米軍の賞を受賞しています。

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    2017/8/3(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 「残酷で非人道的」:合法的移民の数を大幅に削減するトランプ政権をプラミラ・ジャイヤパル議員が批判

    ドナルド・トランプ大統領は8月2日、今後10年間で米国への合法的移民数を50パーセント削減する政策案を支持しました。実現すれば過去50年間で最大の移民法の見直しとなります。「雇用強化のための移民改革」(Reforming American Immigration for Strong Employment-RAISE)と名付けられたこの法案は、メリットに基づいた移民と呼ばれるシステムを構築するもので、英語が話せ、学士以上の学位を保有する者、または職業的な技能を証明できる者が優先されます。ワシントン州第7地区選出のプラミラ・ジャイヤパル連邦下院議員に話を聞きます。ジャイヤパル議員は、移民支援弁護組織「ワンアメリカ」(OneAmerica)の元理事長です。

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    2017/8/3(Thu)
    記事番号: 
    2
  • ニコール・ハンナ=ジョーンズ 米司法省のアファーマティブ・アクションへの攻撃と今も続く学校の人種隔離を語る

    ニューヨークタイムズ紙によれば、米司法省は大学におけるアファーマティブ・アクション(積極的差別撤廃措置)で反白人的な偏りがなかったかを捜査する準備を進めており、これはジェフ・セッションズ司法長官による公民権への再攻撃だと反対派は主張しています。タイム誌によれば司法省は、「カレッジおよび大学の入学者選考における人種に基づく意図的な差別に関する捜査および訴訟」を率いる複数の弁護士を募集することを省内で発表しました。米最高裁は、何世紀にもわたり慣習となっていた有色人種および女性に対する差別を是正するため、大学の入学選考で人種や民族性を考慮するアファーマティブ・アクションを合憲と認めています。ニューヨークタイムズ・マガジン誌で人種差別問題を担当し賞にも輝くジャーナリスト、ニコール・ハンナ=ジョーンズに話を聞きます。

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    2017/8/3(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 国境での殺人:十代のメキシコ人にメタンフェタミン溶剤を飲ませ死亡させてしまった 米税関国境警備官

    米税関・国境警備局職員が、サン・ディエゴの国境検問所で、16歳のメキシコ人、クルス・ベラスケスに、ボトルにはいったメサンフェタミン溶液を飲むよう命じている場面が写ったビデオ映像が公表されました。液を飲んだクルスは激しい急性薬物中毒に陥り死亡しました。2013年にクルスは、リンゴ・ジュースだと称する2本のボトルを手にティファナからカリフォルニアへと国境を超えようとしました。ビデオには、液体がメタンフェタミン溶液ではないかと疑う国境警備官たちが、嘘ではない証明として液体を飲んでみせるようクルスに執拗に迫るようすをとらえています。液体を口にしてから数分後に、身体が激しい痙攣を起こし、クルスは「心臓が!」とスペイン語で叫びました。その後まもなく、彼は死亡しました。警備官らは、クルスが液体を何口か飲み過剰な薬物摂取状態となってから、ようやく液体の検査を行いました。警備官らは、一切、懲戒処分を受けませんでした。国境係官たちによる虐待と職権濫用はまん延しており、ベラスケスのケースはその最新の一例に過ぎないとする批判の声があがっています。エミー賞を2度受賞したジャーナリストでドキュメンタリー映画製作者のジョン・カルロス・フレイに話を聞きます。

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    2017/8/2(Wed)
    記事番号: 
    3
  • 波紋を呼ぶ訴訟: ロシア疑惑から目をそらそうとセス・リッチ殺害に関する陰謀説をばらまいたホワイトハウスとFoxニュース

    FOXニュースの元コメンテーターが大変な火ダネとなりそうな裁判を起こしました。Foxニュースがコメントをねつ造し、ホワイトハウスと直接結託して、昨年起きたDNC(民主党全国委員会)のスタッフ、セス・リッチ殺人事件とウィキリークスを結びつける陰謀説をでっちあげ、フェイク・ニュースを展開したというのです。DNCで働いていたリッチは、2016年7月に銃撃を受け死亡しました。今年5月、Foxニュースは、「首都ワシントンでの殺人の謎:殺されたDNCスタッフはウィキリークスの情報提供者だったと語る捜査官」という記事を出しました。記事は、DNCの内部メールをウィキリークスに提供した情報源は、ロシア人ではなくリッチだったと報じました。その記事の中でたった一人、発言が引用されたのは、ワシントンDCの元刑事で、Foxのコメンテーターでもあるロッド・ウィーラーでしたが、彼はFoxが彼の発言として偽りのコメントをねつ造したと主張しています。ウィーラーはまた、この記事にはホワイトハウスが直接関与したとも、述べています。独立系ジャーナリストのマーシー・ウィーラーに話を聞きます。

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    2017/8/2(Wed)
    記事番号: 
    2
  • クリストファー・レイ 経歴とビッグビジネスとの近密な関係についての疑問の渦中でFBI長官に承認

    8月1日、米上院は、クリストファー・レイの連邦捜査局(FBI)長官就任を承認しました。しかし、上院議員5人が承認に反対票を投じたのは前例がないことです。これまで、FBI長官指名候補に反対票を投じた上院議員は、一人しかいませんでした。さらに今回、3人の上院議員が、棄権しました。レイの承認に反対票を投じたロン・ワイデン上院議員は、その理由として、政府による監視に関するレイの姿勢を挙げ、次のような声明を出しました。「クリス・レイは公私にわたる発言のなかで、米国政府がバックドアを利用して米国の個人のデバイスに侵入することに異議を唱えず、暗号化にまつわる事実を認めようとしませんでした。これは、自由か安全保障かという問題ではなく、安全保障が強まるか弱まるか、という問題なのです」。アメリカ自由人権協会もまた、レイがジョージ・W・ブッシュ政権下で米国の拷問プログラムに関与したことを批判しています。独立系ジャーナリストのマーシー・ウィラーと経済専門家のジェームズ・ヘンリーに話を聞きます。

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    2017/8/2(Wed)
    記事番号: 
    1
  • ジル・スタイン トランプの「深刻な危険性」と2015年にモスクワで彼女がプーチン&フリンとディナーを共にした理由

    緑の党の元大統領候補ジル・スタイン博士がトランプ政権の最初の半年を評価し、問題視されている1枚の写真についての質問に応えます。この写真には、2015年にモスクワでの夕食で、トランプの国家安全保障担当の大統領補佐官だったマイケル・フリンと、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領と共に同じテーブルに座るスタインが写っています。

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    2017/8/1(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 戦争ではなく交渉を:緑の党のジル・スタインが米国と北朝鮮の高まる緊張に警告

    朝鮮半島において、米国と北朝鮮の間の緊張が再び高まっています。北朝鮮は7月28日、専門家が米国西海岸まで到達可能とする、大陸間弾道ミサイルの発射実験を行いました。北朝鮮は、この実験は同国への制裁を課すことを止めるよう米国に求める警告だったと述べています。この実験を受けて、米国は朝鮮半島上空にB1爆撃機2機を飛ばしたり、アラスカに配備した高高度防衛ミサイル(THAAD)システムの実験をおこなったりしました。米国は、韓国国民の反対にも関わらず、韓国にも似たようなTHAADシステムを配備しています。緑の党の元大統領候補ジル・スタイン医師に話を聞きます。彼女は韓国への平和使節派遣から戻ったばかりです。ジル・スタイン医師は2016年と2012年に、緑の党の大統領候補でした。

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    2017/8/1(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 米国がマドゥーロ制裁と政権交代を示唆 番組ではベネズエラ危機解決策について討論

    トランプ政権はベネズエラのニコラス・マドゥーロ大統領に対し制裁を課すと発表しました。ベネズエラでは、同国の憲法を改定する権限を持ちうる新たな制憲議会を選出する問題含みの選挙がおこなわれ、緊張が高まっています。公式集計によると、反対派のボイコットにも関わらず、少なくとも800万人、あるいは有権者の40%が7月30日に投票を行いました。右派野党は、マドゥーロが彼の権力を強化させようとしているとして非難しています。右派野党の2人の有力指導者、レオポルド・ロペスとアントニオ・レデスマは8月1日早朝、治安部隊によって自宅から連行されました。一方、米中央情報局(CIA)長官は、同局がベネズエラの政権交代を後押しする方向で動いていることをほのめかしました。政治学専門家のジョージ・シッカリエロ・マハールと、経済学者のフランシスコ・ロドリゲスの討論をお届けします。

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    2017/8/1(Tue)
    記事番号: 
    1

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