デイリーニュース

  • 「上院が隠蔽に投票」:共和党の上院議員らトランプに加担し弾劾裁判を偏向

    トランプ大統領の弾劾裁判に至るまでの最初のマラソン討議日の後、「憲法上の権利センター」(Center for Constitutional Rights)代表のビンス・ウォレンと法務部長であるバハー・アズミーに話を聞きます。13時間にわたるセッションで、共和党が多数派の米上院が採択した、弾劾裁判の進行規則をビンス・ウォレンは「隠蔽」にほかならないと言います。進行規則では、双方が、3日間の期限内で24時間の冒頭陳述の機会を与えられます。上院はまた、下院の審理からの証拠を裁判記録として自動的に認めることに同意しました。共和党員は、裁判のこの段階で、新たな証人と文書提出の召喚を求める民主党からの11の修正動議を拒否しました。

    dailynews date: 
    2020/1/22(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 「アンドリュー・ジョンソンはまるでトランプのようだった」: トランプの弾劾裁判と1868年のジョンソン弾劾との共通点

    ほぼ13時間におよぶマラソンセッションの後、米上院は、両党議員がそれぞれ所属政党により賛否がわかれる投票を行った末、トランプ大統領の弾劾裁判の進行規則が採択されました。米国史上3番目の大統領弾劾裁判となります。上院での裁判は、下院が、トランプが政敵のジョー・バイデンを調査するようウクライナに圧力をかけたとして大統領を弾劾してから1ヵ月後に始まります。進行規則では、双方が、3日間の期限内で24時間の冒頭陳述の機会を与えられます。上院はまた、下院の審理からの証拠を裁判記録として自動的に認めることに同意しました。共和党員は、裁判のこの段階で、新たな証人と文書提出の召喚を求める民主党からの11の修正動議を拒否しました。民主党は、ホワイトハウス、国務省、行政管理予算局に文書提出を求める召喚状の送付を提案していました。上院少数党院内総務であるチャック・シューマーは、21日の早朝、弾劾に関する民主党の根拠を説明しました。「トランプ大統領は、自分の利益のために外国の政治指導者を我が国の選挙に介入するよう圧力をかけ、持てる権限のすべてを使ってそれを隠蔽しようとしたことで、訴追されている」「立証されれば、大統領の行動は民主主義自体に対する犯罪だ。

    dailynews date: 
    2020/1/22(Wed)
    記事番号: 
    1
  • グレタ・ トゥーンベリがダボスで世界の指導者たちに演説 「私たちの家は今も燃えている」

    スウェーデンの17歳の気候活動家グレタ・ トゥーンベリは、気候変動について何もしないことで彼女が世界経済フォーラムを初めて非難してから1年後の1月21日、同フォーラムのためにスイスのダボスに集まった世界の指導者や企業幹部たちに向けて演説しました。「私たちには、“低炭素経済”は必要ありません。“より低い排出”も必要ありません。私たちは排出を止めなければなりません」と、トゥーンベリは述べました。「そして私たちが、排出がマイナスになるテクノロジーを持つまでは、正味排出ゼロについては忘れなければなりません。私たちには本当の排出ゼロが必要なのです」。

    dailynews date: 
    2020/1/21(Tue)
    記事番号: 
    4
  • アメリカ国立公文書 2017年のウィメンズマーチの写真を改ざんしトランプ批判メッセージをぼやかす

    アメリカ国立公文書記録管理局(NARA)は1月18日、2017年ウィメンズマーチの写真を改ざんし、トランプ大統領に対する批判を削除したことに謝罪しました。NARAは、Rightfully Hers: American Women and the Vote(『正当に彼女のもの:アメリカ人女性と投票』)と題した展覧会で、初回のウィメンズマーチの大きな写真を展示しました。しかし、「神はトランプを憎んでいる」と読めるポスターを含む、トランプのことを言及した少なくとも4つのプラカードのトランプの名前が読めないようぼかしをかけました。同じ写真の中の女性器に言及したプラカードもぼかされていました。米国の「歴史の番人」を自称するNARAが写真を改ざんしていたという衝撃的な新事実は、1月第3週にワシントンポスト紙で初めて報じられました。NARAは当初、ワシントンポスト紙に対し、こうした修正は「今の政治論争に関わらないよう」行われたとして、自分たちが写真を編集する決定をしたことを支持していました。しかし1月18日、第4回ウィメンズマーチのためにワシントンDCを含む全米の都市で数万人が街頭を行進しているさなか、NARAの職員が問題の写真を裏返し、そこに謝罪文を掲示する姿が目撃されました。しかし、批評家たちは謝罪は十分ではないと言います。

    dailynews date: 
    2020/1/21(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 投票権擁護者 「トランプの弾劾は私たちの選挙と民主主義を守るために必要」

    ミッチ・マコネル上院多数党院内総務がその進行を急がせていると非難されている、上院の弾劾裁判が1月21日に始まります。下院民主党とトランプの弁護団がそれぞれ24時間の冒頭陳述をおこなったのち、上院議員たちは16時間の質疑と4時間の討論に移ります。歴史家で著者のリック・パールスタインと、「法の下の公民権を求める弁護士委員会」(Lawyers' Committee for Civil Rights Under Law)の代表兼事務局長のクリステン・クラークに話を聞きます。クラークは、マコネルのルールのおかげで、トランプの弾劾裁判は1週間以内には終わり、多くの討論は夜に行われることになるだろうと言います。この進行のしかたは、「上院と国民に事実を知らしめない」ようにデザインされていると彼女は言います。

    dailynews date: 
    2020/1/21(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 見世物裁判? トランプの弾劾裁判が始まり 隠蔽工作で非難されるミッチ・マコネル

    1月21日は、上院で米国史上3人目の大統領の弾劾裁判が始まり、米国の政府にとって歴史的な日となりました。ミッチ・マコネル上院多数党院内総務によって提案されたルールの下で、下院民主党とトランプの弁護団はそれぞれ、冒頭陳述として2日間にかけて24時間を与えられ、その後上院議員は質疑に16時間、討論に4時間を与えられます。上院はその後、新たな証人喚問をするかどうかを投票します。チャック・シューマー上院少数党院内総務は、マコネルは弾劾裁判の進行を急がせようとしていると述べています。一方、下院の弾劾マネジャー(検察官役)の1人でもあるアダム・シフ下院情報委員長は、中央情報局(CIA)と国家安全保障局(NSA)が弾劾裁判に関連する可能性のある書類を凍結したとして非難しています。こうした中、トランプ大統領は自らの弁護団に、その捜査によってビル・クリトンが弾劾される結果となった、ケネス・スター元独立検察官、元ハーバード大学法学部教授のアラン・ダーショウィッツを含む何人かの著名な弁護士を追加しました。スターとダーショウィッツは2008年、常習的な小児性愛者ジェフリー・エプスタインが性的人身売買罪で逮捕されたとき、非常に有利な司法取引を受けられるよう手助けしました。

    dailynews date: 
    2020/1/21(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 特別番組:マーチン・ルーサー・キング・ジュニア 彼自身の言葉

    1月20日はマーチン・ルーサー・キング・ジュニアを称える米連邦政府の祝日です。キング牧師は1929年1月15日に生まれました。1968年4月4日にテネシー州メンフィスのロレイン・モーテルで暗殺されました。39歳の若さでした。キング牧師は主に公民権運動のリーダーとして記憶されていますが、一方で貧しい人々のために働き、「貧者の運動」(Poor People’s Campaign)を組織して経済的正義の問題に取り組みました。また米国の外交政策やベトナム戦争を厳しく批判しました。1967年4月4日にニューヨーク市のリバーサイドホテルで行った演説「ベトナムを越えて」(Beyond Vietnam)、続いて暗殺前日の1968年4月3日に行った最後の演説「私は山頂に登った」(I’ve Been to the Mountaintop)を放送します。

    dailynews date: 
    2020/1/20(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 米国の国境ではマヤ語を話す人々への粗末で不正確な通訳が国外追放につながりかねない

    米国政府は、入国者が難民や政治亡命の申請をするのを阻止する敵対的な政策を継続しています。入国者が適正な手続きを踏むことを妨げ、多くの人々を強制送還に追いやっている重大な欠陥を取り上げます。それは、マヤ語を話す先住民系の避難民に対する通訳体制の不備です。グアテマラの人口は1500万人で、そのうち少なくとも40%が先住民です。過去1年間に、25万人のグアテマラ人移民が米国とメキシコの国境で逮捕されました。それらの少なくとも半分はマヤ人です。彼らの多くはスペイン語をほとんど、あるいはまったく話せません。この問題に焦点をあてたのが、ニューヨーカー誌の「国境での通訳危機」というタイトルの新レポートです。この記事の著者であるグアテマラ市在住のレイチェル・ノーランと話します。また、ザポテック(メキシコ南部の先住民)の通訳であり、「先住民組織の二国民戦線」(Binational Front of Indigenous Organizations)で長年先住民リーダーを務めてきたオディリア・ロメロとも話します。ロメロは、スペイン語と英語とザポテック語の3言語通訳で、最近、先住民の通訳者向けのトレーニングプログラムを開発しました。

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    2020/1/17(Fri)
    記事番号: 
    3
  • 4年間も処罰を求めてきました:殺された先住民環境運動指導者ベルタ・カセレスの娘が語る

    ホンジュラス国立自治大学の暴力監視活動部門が発表した新たな報告書は、同国では今年に入って最初の14日間だけで、少なくとも15人の女性が殺害されたと記しています。ホンジュラスでは、米国政府が後押しするフアン・オルランド・エルナンデス大統領のもとで、女性やLGBTQの人々、先住民指導者、環境活動家に対する暴力事件が激増しています。この報告が出たのは、ホンジュラスの先住民環境活動家ベルタ・カセレスが、同国のラ・エスペランサにある自宅で、殺し屋によって射殺されてから、ほぼ4年後のことです。2016年3月に起きたこの殺人事件の犯人として、先月、首都テグシガルパで7人の男性が有罪となり、最高50年の刑を宣告されました。暗殺されたとき、ベルタ・カセレスはホンジュラス南西部にある神聖なレンカの土地を流れるグアカルク川に建設される大型水力発電ダムの計画と闘っていました。2018年11月、裁判所が、カセレスの殺害を命じたのはDESAとして知られるアグアザルカダム計画を推進するホンジュラス企業の幹部であり、彼らがすでに有罪となっている暗殺者を雇ったのだとする判決を下しました。ベルタ・カセレスは2015年にゴールドマン環境賞を受賞しました。先住民コミュニティを保護する活動と、大規模ダム建設に抵抗する環境正義運動が受賞理由です。

    dailynews date: 
    2020/1/17(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 「公正で完全な裁判を」 上院で歴史に残るトランプ大統領弾劾裁判が始まる

    米国上院は、現職大統領を解任すべきかどうかを問う弾劾裁判を開始しました。これが史上3度目となります。トランプ大統領がウクライナ政府に対し、次期大統領選を争う可能性のある民主党のジョー・バイデン議員について捜査するよう圧力をかけたとして、下院が弾劾訴追したのは一カ月前です。上院の弾劾裁判で裁判長を務めることになる最高裁長官ジョン・ロバーツ判事が、陪審を務めることになる上院議員たちを前に宣誓を行いました。実際の審議が正式に始まるのは21日(火)からです。[米国の弾劾裁判では、下院に捜査と訴追の権限があり、上院はそれにもとづき審判を行う場となる。裁判長は最高裁判所長官が務めるが、実際に裁判を仕切るのは上下両院の院内総務]弾劾手続きが進むに従い、トランプ大統領とその仲間の行動について、新たな情報が続々と出てきました。超党派の議員で構成する政府監査院(Government Accountability Office)は16日(木)、ホワイトハウスの管理予算局が、ウクライナに対する4億ドルの資金援助を、連邦議会で割り当てが承認されていたにもかかわらず勝手に凍結したことは、連邦法に違反すると述べました。これについて、「国民の言論の自由」(Free Speech for People)の共同設立者で代表のジョン・ボニファズ弁護士に聞きます。

    dailynews date: 
    2020/1/17(Fri)
    記事番号: 
    1

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