デイリーニュース

  • ニューヨーク市の黒人、ラテン系の消防団員 長期間の人種差別訴訟で和解

    ニューヨーク市で、約1500人のアフリカ系とラテン系の消防署への志願者が起こした長期間に渡る訴訟が和解で解決しました。これは国内最大の消防署の人種差別的な雇用習慣に対し、志願者たちがにニューヨーク市と司法省を相手取って起こした訴訟でした。この和解で人種差別により影響を受けた人々に約1億ドルが未払賃金として付与されることになります。この訴訟が起された2007年には、同市の人口の半分以上がアフリカ系ラテン系アメリカ人で占められているにも関わらず9割の消防隊員が白人でした。新しい合意によれば、消防署は人種の多様性を増し、市の人口構成が雇用に反映されるよう採用方針を変更する必要があります。黒人消防士グループ「ブラック消防士のバルカン組合」の元会長であり、ブルックリンのクラウンハイツ地区の消防車234の消防長、ポール・ワシントンと、この訴訟の主任弁護士であるリチャード・レヴィに話を聞きます。

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    2014/3/19(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 一筋の光:解放された米国人ハイカーが語るイランでの拘束と独房監禁に反対する活動

    デモクラシー・ナウ!の特別番組の中で、サラ・ショウル、シェーン・バウアー、ジョシュ・ファタルが、イランで投獄された米国人ハイカーとしての悲惨な試練について語ります。2009年の夏にハイキングに出かけ、イラン国境付近のイラクのクルド人地区で拘束された後、バウアーとファタルは26ヶ月、現在はバウアーと結婚しているショウルは13ヶ月、投獄されていました。期間中のほとんどは独房監禁でした。3人は、新たな回顧録A Sliver of Light: Three Americans Imprisoned in Iran(『一筋の光:イランで投獄された3人の米国人』)中で彼らの物語を語っています。

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    2014/3/18(Tue)
    記事番号: 
    1
  • スノーデン文書 PC数百万台を「感染」させたNSAの手法、フェイスブックのサーバーになりすまし

    米国家安全保障局(NSA)がコンピューターのハッキングを世界中で大規模に拡張していることが、エドワード・スノーデンの新たな告発で示されました。コンピューターに自動的に侵入するソフトウエア──マルウエア(悪意のあるソフトウエア)の「インプラント(埋め込み)」と呼ばれる──は、以前は数百台規模を標的としたものでした。しかし、新ニュースサイトのザ・インターセプト(The Intercept)によると、NSAは「タービン(Turbine)」というコードネームの自動システムを使い、数百万台のコンピューターにこのソフトウエアを広げています。またザ・インターセプトは、NSAがフェイスブックのサーバーになりすまして、標的のコンピューターを感染させ、ハードドライブからファイルを抜き取っていることも暴露しました。本日はザ・インターセプト記者のライアン・ギャラガーに話を聞きます。

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    2014/3/17(Mon)
    記事番号: 
    3
  • 終わりなき戦争? シリア内戦が4年目に 戦闘続くこう着状態はアサド政権に有利

    シリアのバッシャール・アサド大統領と同大統領の追放を求める反政府勢力との衝突は4年目に突入しました。英国に拠点を置くシリア人権監視団によると、シリア内戦が始まった2011年3月15日以降、シリアでは14万6000人以上が死亡しました。そのうち半数は民間人です。衝突により900万人以上が避難民となり、シリア国外で避難生活を送る難民は250万人、国内避難民は650万人となっています。数週間にわたるシリア取材から戻ってきたばかりの英紙インデペンデント中東特派員のパトリック・コウバーンに話を聞きます。

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    2014/3/17(Mon)
    記事番号: 
    2
  • クリミアが住民投票で離脱を支持 冷戦後最悪の危機に米露はどう対処する?

    クリミアで行われたウクライナからの離脱の是非を問う住民投票で、有権者らが離脱を圧倒的多数で支持したことを受けて、米政府とEUは、ロシアにクリミアを編入しないよう警告しています。クリミア当局は、住民投票で有権者の96.8%がロシアへの編入を支持したと発表しましたが、ウクライナ系の少数派住民やイスラム系タタール人の多くは自宅に残り、投票をボイコットしました。オバマ政権は、クリミアがこのまま離脱を行った場合には、ロシアに対して制裁を与えるとロシアをけん制しています。しかしロシアは、議会でクリミア住民投票を承認する採決を行うと宣言しました。15日、ロシア政府は、住民投票を無効とする米政府主導の国連安全保障理事会決議案に拒否権を行使しました。またロシア軍は、クリミアの境界のすぐ外にあるウクライナの天然ガス拠点を掌握しました。クリミア情勢は、冷戦以来最も深刻な東西関係を引き起こしました。本日は、クリミアの住民投票とその外交的影響について、戦争と平和報道研究所(Institute for War and Peace Reporting)カフカス地方編集者のオリバー・バローと、2009年からクリミアや南カフカスを取材しているフリーランス記者のニコラス・クレイトン、カーネギー・モスクワ・センター所長のドミトリー・トレーニンに話を聞きます。

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    2014/3/17(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 追悼:英国国会議員トニー・ベン 戦争と資本主義を生涯にわたり批判

    閣僚経験もある英国のベテラン議員で反戦活動家のトニー・ベンが88歳で逝去しました。議員生活は半世紀を超え、英国労働党の歴史の中で最長記録を保持していました。2001年に議員を引退したときの弁は、「もっと多くの時間を政治に費やすため」でした。2009年にデモクラシー!ナウの番組に出演し、アフガニスタン戦争や、英国の国民医療制度(NHS)を守る闘いについて語りました。「国を評価するときのポイントはニーズが満たされているかどうかであり、一部の人が私腹をこやすかどうかだけで判断してはいけません。私は『ダウ・ジョーンズ』氏にお目にかかったことはありませんが、彼が「平均株価」のために懸命に働いていることはよく知っています。なにせリアルタイムで速報されますからね。しかし、国民の幸せがウォール街の株価で決まるとは思いません」。

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    2014/3/14(Fri)
    記事番号: 
    4
  • 米国・メキシコ国境の軍事化は先住民の暮らしを脅かす

    オバマ大統領はアリゾナ州南側の国境に新たに数千人の米国国境警備員監視人を配備しました。同州は、異論の多い移民弾圧政策で知られています。国境地帯の軍事化の割を食っているのが、人口約2万8000人のトノホ・オードハム・ネーションです。連邦政府が認可した保留地の規模は、コネチカット州の面積とほぼ同じで、米国とメキシコの国境の両側に、76マイル(約121.6キロ)にわたって広がっています。フラッグスタッフからの放送で、ディネ(ナバホ)アクティビストのクレー・ベナリーと、トホノ・オードハム・ネーションの一員で、「国境を超えたオードハムの連帯(O'odham Solidarity Across Borders)」事務局のアレックス・ソトに話を聞きます。ソトは、ヒップホップ・デュオ「シャイニング・ソウル」のメンバーでもあります。「トホノ・オードハムとは、『砂漠の民』という意味です。私たちに襲いかかる植民地政策が、この土地の軍事化を進めているのです。それは国境警備隊員の増強からチェックポイントの設置や無人機の使用まで、我々のコミュニティへの全般的な監視を進めるものです」。

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    2014/3/14(Fri)
    記事番号: 
    3
  • 「緩慢なジェノサイド」 先住民の土地に置き去りにされたウラニウム鉱山の有毒物質

    グランド・キャニオンが、人体に有害なウラン採鉱をめぐる戦いの戦場になっています。昨年、エネルギー燃料リソース(Energy Fuels Resources)という名の会社が、グランド・キャニオンで人気のサウス・リムから6マイル(10 km弱)の鉱山を再開する許可を連邦政府から与えられました。先住民と環境団体が合同で、ウラン鉱山は稀少な水資源を損ない、健康に重大な影響を与えかねないとして、政府の決定に抗議しています。ディネ(ナバホ)族の土地には廃業になったウラン鉱山があちこちに散らばっています。1944年から1986年までの期間に、この地区の山と平原から390万トンのウラン鉱が掘り出されました。1000を超える鉱山が廃業されましたが、鉱山会社は放射性廃棄物の堆積物を適切に処分しておらず、ガン発生率や健康障害が急騰しています。アリゾナ州フラッグスタッフからお届けする本日の放送で、グランド・キャニオン・トラストのエネルギー担当理事テイラー・マッキノンと、ディネ(ナバホ)アクティビストでミュージシャンのクレー・ベナリーに話を聞きます。「緩慢なジェノサイドが起きています。この地方の先住民だけではありません。廃業されたウラン鉱山から50マイル(約80km)以内の地域には1000万人以上が住んでいると推定されています」とベナリーは言います。

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    2014/3/14(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 「ユタの炭素爆弾」 州政府は気候への配慮もなくタールサンド&シェール石油にまい進

    キーストーンXLパイプラインやアルバータ州のタールサンドをめぐる戦いが環境運動を活気づけてきましたが、西部での関連した出来事はあまり注目されていません。ユタ州では独自の大規模なタールサンドとオイルシェール抽出プロジェクトの準備を開始しました。米国政府のある報告書によると、当該地域の土地には最高3兆バレルの石油が埋蔵されている可能性があります。これまで人類史上使われてきた量をしのぐ石油が採掘可能なのです。批評家たちに言わせると、ユタ州はタールサンドの炭素爆弾の上にすわっているようなものです。ユタ水質委員会は、最近、同州の埋蔵されているタールサンドを抽出する許可を企業に支給し始めています。「グランド・キャニオン・トラスト」のエネルギー担当理事、テイラー・マッキノンに話を聞きます。

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    2014/3/14(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 大学キャンパスで戦争? ノースイースタン大学 「パレスチナへの正義を求める会支部」を活動停止処分に

    ノースイースタン大学では、「パレスチナへの正義を求める大学生の会」(Students for Justice in Palestine)同大学支部が、パレスチナ支援運動のための組織を起こし処分された学生グループの、最新ケースとなりました。ノースイースタン大学は同グループを2015年まで活動停止処分とし、キャンパス内でのミーティング禁止及び、大学からの財的支援剥奪としました。この動きは、「イスラエルによるアパルトヘイト週間」(Israeli Apartheid Week)中に、学生活動家がキャンパスで立ち退き命令に似せたビラを配った数週間後のことでした。そのビラは、イスラエルによるパレスチナ人への自宅解体又は差し押さえ通告書の真似のつもりだったといいます。ノースイースタン大学「パレスチナへの正義を求める大学生の会」のメンバー、マックス・ゲラーと、「電子インティファーダ」(The Electronic Intifada)の共同創設者で、新著The Battle for Justice in Palestine(『パレスチナへの正義を求める戦い』)を執筆したアリ・アブニマに話を聞きます。同書にはThe War on Campus(『大学キャンパス戦争』)と題された章もあります。

    dailynews date: 
    2014/3/13(Thu)
    記事番号: 
    3

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