プロテスタント教会の世界でも、カトリック教会を揺るがしたのと同様の性的虐待スキャンダルが明るみにでる瀬戸際にあるのでしょうか? キャサリン・ジョイス記者に話を聞きます。彼女は、「アメリカン・プロスペクト」(The American Prospect)誌の特集で、ジェリー・フォルウェル牧師により創設されたリバティー大学(Liberty University)の法律教授で、性的虐待事件を多く手がけた元検事でもあるボズ・チヴィジャンについて取り上げています。チヴィジャン教授は自己の経験から団体「キリスト教環境における虐待と取り組む信者の会」(Godly Response to Abuse in the Christian Environment/GRACE)を作りました。2014年2月に福音主義で有名なボブ・ジョーンズ大学(Bob Jones University)が教員と学生に対し性的暴力に関する聞き取りのためGRASEと契約しましたが、結果報告を出す直前に契約解消、それに対する世間の非難を受けて再契約したことが、大きなニュースとなりました。チヴィジャンは、著名な福音伝道師、ビリー・グレアム牧師の孫にあたります。