アビバ・チョムスキーが、新著Undocumented: How Immigration Became Illegal (『在留資格なし:移民はいかにして非合法になったか』)を語ります。同書は、メキシコ人など出稼ぎ労働者に対する組織的な偏見が米国の移民政策に組み込まれ、ヨーロッパ系移民には昔から与えられている市民権取得の道を彼らに対し閉ざしてきた経緯を詳述しています。アビバ・チョムスキーはまた、現行の移民法が出稼ぎ労働者を犯罪人扱いしていることと、ミシェル・アレグザンダーが著書The New Jim Crow(『新たなジム・クロウ』)で述べているアフリカ系アメリカ人を抑圧するカースト制との類似性を指摘します。この問題を論じたチョムスキーの前著は、They Take Our Jobs! and 20 Other Myths about Immigration (『職を奪われる! に始まる移民に関する21の神話』)です。アビバ・チョムスキーは、マサチューセッツのセーラム州立大学の歴史学教授でラテン・アメリカ研究のコーディネーターです。
☆このセグメントは、2016年度学生字幕翻訳コンテストの課題に取り上げられています。→