エジプトでも新型コロナウイルス感染が拡大していますが、エジプトでは当局による医師、医療労働者、ジャーナリスト、法律家、活動家を含む多くの人々の逮捕が続いています。デモクラシーナウの通信員シャリーフ・アブデル・クドゥースは、「中東のほとんど全ての国々と違い、エジプト政府は新型コロナウイルスの予防措置として数千に上る囚人釈放を行なっていません。逆にエジプト政府はさらに人々を逮捕し、通信手段も絶っています」と述べます。最も有名な逮捕者の1人は、エジプトで最も著名な活動家一家の最年少で映像編集者のサナア・セイフです。サナアの兄アラー・アブド・エル・ファタハは2011年革命の中心人物の1人で、捏造された罪状に基づく5年の懲役を終えて2019年に釈放されましたが、同じ年の9月に再逮捕され、裁判前の勾留が続いています。彼らの母、カイロ大学の数学教授であり、エジプトにおける囚人の権利活動家として最も発言力のある活動家の1人、ライラ・スウェイフ(Laila Soueif)に独占インタビューします。