オハイオ州クリーブランドで、第一回の大統領選討論会が行われ、ドナルド・トランプとジョー・バイデンは、人種差別にどう対処するかという質問を受けました。バイデンは警察の暴力行為の犠牲になった人々を思いやる発言がありましたが、トランプ大統領は、大半の暴力行為は、左翼グループが行っているものだと言い立てました。トランプの主張は虚偽であり、米国における圧倒的多数の政治的暴力行為は、極右の過激主義者がよるものであるとする、FBIなどの捜査当局の見解を無視しています。トランプ大統領は、「米国では特に、人種差別による暴力の犠牲になっている黒人とラテン系の人々に、現実的で重大な脅威を与えている問題をけして認めようとしません」。こう語るのは、「法律の下で公民権を求める弁護士委員会」(Lawyers’ Committee for Civil Rights Under Law)の代表兼事務局長のクリステン・クラークです。もう一人のゲストは、作家でテンプル大学のメディア研究と都市教育の教授のマーク・ラモント・ヒルです。