デイリーニュース

  • 米国は地域社会保安プログラムをやめるべきか? 保安官エイドリアン・ガルシアと移民擁護者クリス・ニューマンが討論

    各地元警察に、逮捕者全員の指紋を米国国土安全保障省に提出するよう義務づけ、物議をかもしている連邦移民法執行政策地域社会保安プログラムを、オバマ政権が一方的に推進しているとして多くの人々が批判しています。最近数ヶ月間に、イリノイ、マサチューセッツおよびニューヨーク各州の知事がこのプログラムから離脱すると発表しましたが、米入国管理・税関取締局(ICE)当局者は、執行は強制的だと語っています。ICEでは、改革の可能性を研究する特別作業班も設立しました。番組では、地域社会保安プログラムに関する討論の場を設けました。ハリス郡の保安官エイドリアン・ガルシアはICEがテキサスで地域社会保安プログラムを試験的プログラムとしてたちあげるのに一役買った人物で、現在は地域社会保安特別作業班の一員です。クリス・ニューマンは、地域社会保安プログラムに反対する全国組織化活動の急先鋒をつとめる移民の権利団体のひとつ、「全米日雇い労働者組織化ネットワーク」(National Day Laborer Organizing Network)の法律関係部長です。

    dailynews date: 
    2011/8/18(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 在留資格の無い移民の学生 問題の地域社会保安プログラムに抗議して逮捕

    「地域社会保安プログラム」と呼ばれる移民法執行プログラムをめぐる争議は行き詰まり状態ですが、17日夜シカゴで、6人の在留資格の無い移民(undocumented immigrants)の学生がこのプログラムについて討議する集会に抗議して逮捕されるという劇的な展開を見せました。「ビザなしなんて恐くない(No Papers. No Fear.)」と書かれたTシャツを着た学生たちは、その集会から退場する300人あまりの人々に加わりました。場外に出た彼らは市民的不服従の行動を取り、高速道路に入る車線を封鎖しました。地域社会保安プログラムに反対する抗議行動は、今週前半にヒューストン、ボストン、マイアミ、アトランタ、シャーロットでも行われました。17日の集会で逮捕された一人、シカゴの23歳の大学院生、ファニー・マルティネスに話を聞きます。彼女はこの放送の少し前に刑務所から釈放されました。

    dailynews date: 
    2011/8/18(Thu)
    記事番号: 
    2
  • フアン・ゴンザレス:ベライゾン従業員のスト「今日における最も重要な労働争議」

    電気通信巨大企業のベライゾン社は、スト中の4万5千人の従業員に対し、月末までに職場に戻らなければ、福利厚生を一時停止すると脅しています。このストは、ベライゾンが健康保険と年金助成を削減し、従業員をより自由に解雇できるようにしようとしたことを引き金に招集されました。デモクラシー・ナウ!の共同ホストでニューヨーク・デイリーニュース紙のコラムニストであるフアン・ゴンザレスは、このストを「今日、進行中のもっとも重要な労働争議」と呼びます。「ここで話題になっているのは、ゼネラルモーターズなどの財政難に陥っている企業ではありません。ベライゾンには文字通り、おカネがあふれています。[...] それなのに、それほど 収益性が高い会社でさえ、従業員に、前例のない手当ての削減をつきつけている。これほど儲けているベライゾンが、従業員に生活水準のこれほどの削減を強いることができると主張するのなら、米国のほかの会社はいったいどうなってしまうのか? [...] 従業員たちは、できるだけ長く抵抗を続けると誓いを立てています。現在こんなにも利益をあげている会社が、従業員が勝ちとるのに長い年月をかけた物を手放すよう言い張るべきではないからです。」

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    2011/8/18(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 元福音派キリスト教徒がミシェル・バックマンを非難 キリスト教再建派の政治は「反アメリカ的」

    元福音派のキリスト教徒フランク・シェイファーに話を聞きます。彼の父親の著作とその業績が共和党の大統領候補ミシェル・バックマンの信仰に重要な影響を与えました。フランク・シェイファーはこのほど "Michele Bachmann Was Inspired By My Dad and His Christian Reconstructionist Friends ― Here’s Why That’s Terrifying"(ミシェル・バックマンは私のパパとその仲間のキリスト教再建派に啓示を受けた──それが恐怖である理由)という記事を書きました。彼の父親フランシス・シェイファーは、1970~80年代に米国で最も影響力のあったキリスト教福音派の神学者かつ哲学者の1人でした。バックマンは最近のニューヨーカー誌のプロフィール記事で、フランシス・シェイファーの映画 "How Should We Then Live"(『ならばどう生きるべきか』) を見て政治の世界に入ったと明かしています。この映画は息子フランク、つまり本日のゲストが監督した作品です。「(バックマンは)単なる福音派極右政治運動から出てきたのではありません。彼女はその外れのまた外れ、再建派統治運動(reconstructionist Dominionist movement)から出てきた人物なのです」とシェイファーは言います。

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    2011/8/17(Wed)
    記事番号: 
    3
  • リック・ペリー発言に怒り渦巻く: FRB議長への脅し 「テキサス経済の奇跡」自慢 政府給付は「ポンジースキーム」呼ばわり

    先週末に共和党の大統領候補指名争いに名乗りを上げてからテキサス州知事のリック・ペリーの辛辣な発言の数々が早くも人々の眉をひそめさせています。15日、ペリーは連邦準備制度理事会のベン・バーナンキ議長を国家反逆者と断罪しテキサスに来たらケガをするだろうと示唆しました。この発言はホワイトハウスばかりか共和党の重要な参謀であるカール・ローブなどからも広く批判されました。これだけで済まず、ソーシャル・セキュリティ制度やメディケイド、メディケアなどの政府の社会保障や医療制度を「ポンジースキーム」(投資詐欺)と呼んだことでも批判されました。テキサス州でのペリーの業績にもさらなる確認作業が始まっています。同州でのいわゆる「経済の奇跡」を自分の功績だと主張していますが、多くの人が彼の経済政策の効果に関しては疑問を呈してきました。アメリカン・プロスペクト誌の編集局長ボブ・モーザーとともにペリーのコメントと彼の過去について点検します。モーザーの前職はテキサス・オブザーバー紙の編集者で、この3年間ペリー関連の記事を担当していました。

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    2011/8/17(Wed)
    記事番号: 
    2
  • ソマリアの危機はすべての勢力による市民虐待で拡大したもの ヒューマンライツ・ウォッチ

    世界最大の人権団体ヒューマンライツ・ウォッチが新しい報告書でソマリア紛争のすべての勢力が戦争犯罪を行っていると告発しています。「誰を非難すべきかもわからない:ソマリアの戦争犯罪」と題された報告書は、すべての勢力に対し直ちに市民への虐待をやめ、責任を問われるべき人物たちを拘束し、援助物資の入手と紛争と干ばつから逃れる人々の移動の自由を保障するよう訴えています。報告書が特に厳しく批判するのはイスラム教強硬派組織アルシャバブと米国支援のソマリア暫定連邦政権、そしてアフリカ連合の平和維持軍です。ヒューマンライツ・ウォッチは米国とその他の国際支援国・団体に対し、ソマリア暫定政権が国際人道法や人権法に則った基準を見たし深刻な市民虐待の責任の所在を明らかにするまで財政・軍事的援助を差し止めるよう求めています。ヒューマンライツ・ウォッチのアフリカ局副局長ロナ・ペリガルとともに紛争と飢饉の関係を見てみましょう。

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    2011/8/17(Wed)
    記事番号: 
    1
  • サイエントロジー攻撃からウィキリークスとアラブの春の支援まで、活動家ハッカーたちの世界的活動

    近年、アノニマス(名無しさん)などのグループのメンバーを称するオンライン・ハッカーたちによる巨大な敵を相手取ったオンライン攻撃が世間の注目を集めています。2010年12月、マスターカードとVISAがウィキリークスの口座を凍結し、動団体への寄付の送金を妨害すると、アノニマスのハッカーたちが、この二大クレジットカード会社のサイトを一時的にダウンさせました。これまで標的にされた中には、ソニー、PayPal、アマゾン、バンク・オブ・アメリカ、サイエントロジー(宗教団体)、エジプト政府、チュニジア政府、シリア政府などがあります。世界中の捜査当局がハッカーたちの厳しい取り締まりを開始しました。7月には、アノニマスのメンバーと見られる16人が米国で逮捕されました。オンラインのハッカー活動家集団がどのように運営されているのか、3人のゲストと共に検証します。一人目のゲストは、中東で言論の自由と開かれたインターネットを支援したボランティア団体テレコミックス(Telecomix)で活動しているピーター・ファインです。彼は時にはアノニマスとの連絡係を務め、サンフランシスコの地下鉄公社BARTを標的にした最近のアノニマスの「BART作戦(OpBart)」でもチャットルームの管理人の一人でした。二人目のゲストは、ニューヨーク大学のメディア・文化・コミュニケーション学の助教ガブリエラ・コールマンです。

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    2011/8/16(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 活動家ハッカー集団「アノニマス」の覆面メンバーがBARTに対する報復攻撃を弁護

    湾岸高速鉄道公社(BART)は8月15日、言論の自由擁護を掲げるグループが夕方の通勤を混乱させようとしたため、ラッシュ時に4つの駅の閉鎖に追い込まれました。同月11日BART当局は、ホームレス男性の射殺事件に対する抗議デモをけん制して、これらの4駅で移動通信サービスを遮断し携帯電話とネットを使えなくしました。このようなBARTの措置に報復するため、活動家ハッカー集団「アノニマス」(名無しさん)によって抗議行動が呼びかけられました。「BART作戦」(OpBart)と称する抗議行動の一環として、アノニマスはBARTのウェブサイトmyBart.orgに不正侵入し、顧客の名前と電話番号、パスワードなどを流出させました。BART作戦に参加した、ハンドルネーム“X”と名乗るアノニマスの一人にインタビューします。音声処理を施して声を変え覆面をしたX氏は、「同じ目に遭わせて彼らに教えてやります。我々はただ、自由でより良い世界をめざす情報活動家です」と言います。不正侵入に対するFBIの捜査については、「捕まりたくない。私は文字通り店から店へ、町から町へ、州から州へと逃げ回っています。彼らは大金を注いでアノニマス狩りに血道を上げているが、それはなんのためです?私たちが何をしました?人を傷つけたことなど一度もないのに。・・・でもBARTは無実の人々を殺している。

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    2011/8/16(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 抗議デモ阻止のため無線サービス遮断したサンフランシスコの鉄道公社 検閲で非難される

    サンフランシスコ地域の地下鉄を運営する公営会社が、抗議デモを阻止しようと4つの駅で地下の携帯電話とインターネット接続のサービスを一時的に遮断し、激しい批判にさらされています。7月にBART警察によって駅のホームで射殺されたホームレスの男性チャールズ・ヒルの死亡事件に対する抗議デモを妨害するため、ベイエリア高速鉄道公社(Bay Area Rapid Transit 通称BART)は8月11日、4つの駅にある地下の携帯電話の電波塔への電源供給をストップしました。警察は、ヒルは警官にナイフを投げたと述べています。メディアの報道によると、BARTは、デモを抑えるための方策として携帯電話とネット接続サービスを遮断した米国初の政府機関になるのではないかということです。一部のメディアは、この動きを、エジプトの民衆による反政府蜂起のさなか、2011年1月に当時の大統領ホスニ・ムバラクが国中のインターネット接続を遮断したことと比較しています。サンフランシスコから、抗議デモを取材してきたヒップホップ・ジャーナリストで活動家のデイビー・ディーに話を聞きます。彼は、DaveyD.comの中で人気サイト“デイビー・ディーのヒップホップ・コーナー”を運営し、バークレーのKPFA局のハード・ノック・ラジオで共同司会を務めています。

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    2011/8/16(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 2004年以降の米軍無人機攻撃、4日に1度の頻度で民間人775人死亡:パキスタン

    英国とパキスタンのジャーナリストグループが発表した報告書で、パキスタンでの米軍無人機による攻撃は、4日に一度の割合で行われていたことがわかりました。Bureau of Investigative Journalism(調査報道ジャーナリスト協会)は、2004年以降、パキスタンでの米国の無人機攻撃により、子ども168人を含む最大775人の民間人が死亡したと推計しています。また報告書は、無人機攻撃による民間人死者は1年近く出ていないとのジョン・ブレナン米大統領補佐官の主張にも反論しています。同グループの調査によると、昨年行われた無人機攻撃10回で少なくとも民間人45人が命を失っています。同グループの無人機攻撃の調査を率いるロンドンのクリス・ウッズ記者に話を聞きました。

    dailynews date: 
    2011/8/15(Mon)
    記事番号: 
    3

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