米国がレイバー・デイ(労働者の祝日)の週末を迎えようとしていたときに、オバマ政権は密かに米環境保護庁 (EPA) にスモッグ大気汚染を制限する計画を撤回するよう求めました。これは年間で2200件の心臓発作と23000件の喘息発作を未然に防ぐだろうと見込まれていた政策です。景気の先行き不透明なこの時期に、この措置が財界への規制の重圧を減らすことになることを願って決断したとオバマは言います。この動きは環境汚染の張本人たちとある分野の財界首脳たちにとっては重要な勝利であり、環境保護論者たちにとっては再度の挫折として捉えられています。天然資源保護協議会(NRDC)の大気清浄部長ジョン・ウォーキーとデューク大学医療センターの非常勤教授でEPAの大気清浄科学諮問委員会議長も務めたロジャー・マクレラン博士に議論してもらいます。