デイリーニュース

  • オバマ政権 倒産の太陽エネルギー会社ソリンドラへの性急な5億3500万ドル援助で問題に

    ある太陽エネルギー企業の倒産でオバマ政権が疑惑の目にさらされそうです。この企業は約5億ドルの政府助成を受けながら倒産し、約1千人もの従業員をレイオフしたからです。最近明らかになったホワイトハウスのEメールによると、オバマ大統領の就任後わずか60日目、政府はこのソーラーパネル製造会社ソリンドラに対する5億3500万ドルの債務保証を大急ぎで承認しました。しかし、行政管理予算局はその融資が適正に調査されていないと警告していたのです。ホワイトハウスはソリンドラへの融資をオバマの景気刺激策の一環として宣伝し、環境保護につながるグリーンな雇用の創造であり、手厚い国家補助を受けた中国のソーラーパネル製造企業と競争する米国企業を支援するものとしていました。グリーン雇用政策に反対する共和党は次の選挙でソリンドラの倒産に焦点を当ててくるかもしれません。このニュースを最初に報じたワシントン・ポスト紙の調査報道記者ジョー・スティブンズに話を聞きます。「グリーン雇用そのものに批判的で、とくにこの景気低迷のときにはそんなものうまく行くはずがないと思っている人たちがいます。大統領選挙期間中に、ソリンドラという名前はあちこちで耳にすることになるかもしれません」とスティーブンズは言います。

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    2011/9/16(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 『グラニート』 グアテマラでのジェノサイドへの正義を求める闘いを描いた新作ドキュメンタリー映画

    現在のグアテマラで表舞台に立つ人々と激動の過去を結びつける新しいドキュメンタリー映画が作られました。映画"Granito: How to Nail a Dictator"(『グラニート:独裁者を逮捕するには』)は、政治スリラーとも過去の追想とも言える作品で、グアテマラ軍と 民兵組織が20万以上を殺害したジェノサイド事件の責任者たちを捕まえるのに役立つ情報を求める何人かの40年間にわたる取り組みを追います。映画はジェノサイドへの正義を求めるマヤ先住民の運動を記録し、ノーベル平和賞受賞者で、大統領選でペレスの対立候補となっているグアテマラの先住民活動家のリゴベルタ・メンチュウにスポットライトをあてます。映画の共同監督のパメラ・イエイツを招き、映画の中心的な主題であるグアテマラの集団虐殺に関する証拠の探索について話してもらいます。それらのほとんどに、イエイツが1982年のドキュメンタリー映画"When the Mountains Tremble"(『山が揺れる時』)のためにとった映像が使われています。グアテマラ法医学人類学財団( Guatemalan Forensic Anthropology Foundation)のディレクター、フレディ・ペセレリも番組に参加します。

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    2011/9/15(Thu)
    記事番号: 
    3
  • ジェノサイドに関与したオットー・ペレス・モリナ将軍 グアテマラの次期大統領就任をめざす

    退役した将軍がグアテマラ大統領選の開票結果でトップに立ち、11月の決選投票にのぞむことになりました。もし当選すれば、オットー・ペレス・モリナは、1986年にグアテマラの軍事独裁制が終わって以来、元軍人として初めて大統領に当選する人物になります。人権団体は、ペレスが、1980年代にグアテマラでおこなわれた組織的な拷問とジェノサイドに直接関与したとして告発しています。ペレスは、主に麻薬密輸組織撃退を目指して「鉄拳」をふるうという公約を掲げて選挙に臨んでいます。ノーベル平和賞受賞者でマヤ先住民の活動家、リゴベルタ・メンチュウは、大統領選でペレスの対抗馬の一人です。デモクラシー・ナウ!では、選挙とその意義について、人権弁護士のジェニファー・ハーベリーに話を聞きます。ジェニファーの夫で共産主義ゲリラの指導者だったエフライン・バマカ・ベラスケスは、グアテマラ軍により、1992年に拷問され、殺されました。夫の身に何が起きたかを探求を記録したSearching for Everardo: A Story of Love, War, and the CIA in Guatemala(『エベラルドを探して:グアテマラの愛と戦争とCIAの物語』)の著者です。ジェニファーは、オットー・ペレス・モリナと夫の死とのつながりを示す、新たな証拠を入手しました。

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    2011/9/15(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 元米上院議員 9.11襲撃事件へのサウジの関与について調査再開をオバマに強く要請

    9.11事件の計画に著名なサウジアラビア人が関与した可能性があるという新たな情報が出てきたことを受け、元フロリダ州知事で元上院議員のボブ・グラハムはオバマ大統領に9.11事件の調査の再開を要請しています。最近のニュース報道によると、フロリダ州サラソタの富裕層だけが暮らす塀で囲まれた住宅街に住む若く裕福なサウジアラビア人のカップルが、2001年9月11日のわずか1週間ほど前に、車3台とほとんど全財産を自宅に置き去りにして逃亡したといいます。電話記録からみて、このカップルがモハメド・アタおよびその他少なくとも10人のアルカイーダ容疑者とつながっていたのが明らかにも関わらず、FBIは、このカップルについての情報を得ていましたが、襲撃事件を調査する9.11委員会にはそれを提出しませんでした。番組では、グラハムが「この7、8年間で浮上した9.11事件に関するもっとも重要な事実」について語ります。2001年9月11日当時米上院情報特別委員会委員長だったグラハムは襲撃に関する下院合同調査委員会の議長をつとめました。彼は最近、 Keys to the Kingdom (『王国への鍵』)という題の小説を書いたばかり。

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    2011/9/15(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 米国の国勢調査結果: 6人に1人が貧困 子供は5人に1人が貧困

    新たに明らかになった米国勢調査の結果によると、2010年の貧困者数は4620万人に急増しました。これは米国人6人に1人の割合で、50年前に始まったデータ収集以来最多の数です。同調査によると、黒人層とヒスパニック層が貧困層の54%を占め、白人は9.9%、アジア人が12.1%を占めています。年齢層別では、18歳以下の子供たちの貧困率が最悪となっています。一方で、雇用主が提供する健康保険に入っている米国人の数は減少を続けており、非加入者数は5000万人に届こうとしています。これもこの20年あまりで最多です。アナリストたちは、この数字は失業手当の延長や景気刺激策、オバマの医療改革やソーシャルセキュリティなど、政府の補助政策がなかったらさらに悪化していただろうと見ています。経済政策研究所(Economic Policy Institute)の労働経済学者ハイディ・シアホルツに話を聞きます。

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    2011/9/14(Wed)
    記事番号: 
    4
  • 共和党大統領候補ロン・ポール:「米国が大変な脅威の下にあるのはあまりにも多くの国を占領しているから」

    12日に行われた共和党大統領候補者討論会の終了近く、テキサス州選出のロン・ポール下院議員は9.11攻撃の原因を議論する中で米国の外交政策を批判したことで聴衆からはブーイングを、同じ壇上の他の候補者からは激しい非難を浴びました。それは彼が「米国は大変な脅威にさらされている。なぜならあまりにも多くの国を占領しているからです」と発言したからです。「……私たちは自分自身に誠実でなくてはなりません。もし他の国、例えば中国が、米国があちこちの国に対してやっていることを私たちにしてきたら、どうしますか?」。本日のゲスト、コロンビア大学教授のマフムード・マンダニはポール議員の発言に対して「大学の先生のような口ぶりですね。彼はその場の聴衆たちを教育しようとしているのですが、聴衆の方はその気がない。彼らは自分たちで考えなくてもいいような大義に向けて結集されたがっているのです」。マンダニはGood Muslim, Bad Muslim: America, the Cold War, and the Roots of Terror(『良いムスリムと悪いムスリム:米国と冷戦とテロの根源』)など、幾つかの本の著者です。

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    2011/9/14(Wed)
    記事番号: 
    3
  • マフムード・マムダニが語る リビア 「危機」にあるアフリカ連合 南スーダンの前途

    アフリカ連合の会合が今日行われます。コロンビア大学のアフリカ学教授マフムード・マムダニが、リビアへのNATO介入が同地域や世界に及ぼす影響について自らの考えを披露します。彼はNATOのリビア介入によってアフリカ大陸軍事化への脅威が増すと言います。マンダニの著書にはSaviors and Survivors: Darfur, Politics, and the War on Terror(『救助者と生存者:ダルフール、政治、そして対テロ戦争』)や Good Muslim, Bad Muslim: America, the Cold War, and the Roots of Terror(『良いムスリムと悪いムスリム:米国と冷戦とテロの根源』)などがあります。ここではまたデモクラシー・ナウ!特派員のアンジャリ・カマトも加わります。彼女はトリポリで反体制派の勝利を取材する10日間のリビア滞在から帰国したばかりです。

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    2011/9/14(Wed)
    記事番号: 
    2
  • カダフィ政権崩壊後 新生リビアが取り組む軍備と和解とNATOの存在

    リビアでは反体制派だった勢力が長年に渡る指導者ムアンマル・カダフィ大佐を追放し国家を統治し始めました。いまその国に残る人々を見てみましょう。デモクラシー・ナウ!の特派員アンジャリ・カマトはこの10日間、リビア各地で取材し戦う人々、政治犯で収容されていた人々、ジャーナリスト、そして新政権の助言者の人々と話してきました。「カダフィやその息子たちの行方はいまもわからないままですが、私たちがリビアで話を交わしてきた人々にとってある意味、彼はもうすでに歴史のゴミ箱に捨てられてしまったように思えます。」とカマトは言います。「ここには本当の意味での新生があります。人々の人生がいま新たに始まったといった感覚です」。とはいえ、難題は残っています。カマトは、暫定的にリビアを統治している、リビア国民評議会が「国中いたるところで市や町を守ろうと結成された反乱グループや武装組織の拡散をどうするのか、その武器をどう管理するのか」を決めなければならないと言います。もう1つの未解決案件は国家の和解、そしてリビアに再び生まれたムスリム・コミュニティの問題です。1つのことだけは明らかだとカマトは言います。「外国の部隊がこの国にいることはだれも望んでいないということです。だれも基地は欲しくない。そしてだれもまた民間軍事請負会社を望んでいないということです」

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    2011/9/14(Wed)
    記事番号: 
    1
  • チョムスキーに聞く: “圧倒的な国際的合意”に反してパレスチナの国家承認を拒否する米国

    オバマ大統領は12日、パレスチナによる国連への独立国家としての加盟申請へのいかなる動きにも反対することを公式に明言しましたが、パレスチナ首脳は依然として9月第3週中に加盟申請に踏み切るといっています。米国の拒否権はどう影響するのでしょうか?この件について、マサチューセッツ工科大学の名誉教授ノーム・チョムスキーに詳しく話を聞きます。「もしパレスチナがこの問題を安全保障理事会の採決に持ち込み、米国が拒否権を行使すれば、長い間にわたってほぼ全世界が合意してきたこの問題の解決を、米国は本気では望んでいないことを改めて示すだけのことです。」とチョムスキーは言います。

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    2011/9/13(Tue)
    記事番号: 
    3
  • ノーム・チョムスキーが語る米国の経済危機:失業、過剰な軍事費、医療保険制度

    オバマ大統領は9月12日、富俗層への増税を財源とした4470億ドルの新たな雇用対策法案を議会に提出しました。ノーム・チョムスキーは「米国で経済的成功と社会的発展を求めようとするなら、まずは医療保険制度、巨額な軍事費、富俗層〔と企業〕に対する超低税率といった根本的な問題に対処しなければならない」と言います。共和党の大統領候補でテキサス州知事のリック・ペリーが社会保障を“ポンジー・スキーム”と呼び、民主党員らが社会保障制度は危機にあるという説を受け入れる中、チョムスキーはこう指摘しています。「今から30年後に起こる可能性のある問題-それは1983年にされたように、あちこちを少しずつ変更することによって付随的に修正できる-を心配することは、社会保障制度を壊そうとしているのでない限り全く意味がないことだ」。

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    2011/9/13(Tue)
    記事番号: 
    2

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