デイリーニュース

  • アサンジに対する判決が国際的な注目を集める中 ブラッドリー・マニングは収監3年目に

    オンラインの内部告発サイト、ウィキリークスに機密文書を漏洩したとして米陸軍のブラッドリー。マニング上等兵が拘束されてから今週で丸2年が経過しまたた。マニングは9月に始まることになっている軍事法廷で最悪の場合終身刑に直面します。「重要なのは、ブラッドリー・マニングが行ったとされることが……信じられないほど高潔な行動だったことを忘れないことです。彼がしたことは米国政府とその戦争行為に、そして通常なら完璧に秘密として覆い隠されてしまうようなことに、計り知れないほどの透明性をもたらす行為だったのです」と、この件を綿密に追跡しているSalon.comのブロガーであり憲法専門弁護士であるグレン・グリーンウォルドは話します。

    dailynews date: 
    2012/5/30(Wed)
    記事番号: 
    3
  • アサンジ側弁護士:英国最高裁の判決は欧州における司法の独立に関して憂慮すべき前例

    ジュリアン・アサンジ弁護団の1人で英国の著名な人権擁護弁護士であるヘレナ・ケネディがロンドンから、英国最高裁がアサンジのスウェーデン送還を支持した判決について論じます。「検察が --判事や裁判所ではない-- 事情聴取のために誰かを自国に強制的に移送するよう求めることができるという考え方は、司法の独立性を信じる私たちにとって憂慮すべきものです」とケネディは言います。「(アサンジは)自分がいったんスウェーデンに移送されれば、米国の思惑によってより深刻な訴追を受け、それに対してほとんど抵抗できなくなると心配しているのです」

    dailynews date: 
    2012/5/30(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 英国最高裁 判断分かれるもウィキリークス創設者ジュリアン・アサンジのスウェーデン送還を是認

    英国最高裁が性犯罪容疑に問われているウィキリークスの創設者ジュリアン・アサンジのスウェーデン送還を是認しました。アサンジの弁護士はスウェーデンの検察は彼の逮捕状を発行する法的権威を持たないと主張しましたが、英国判事は5対2でその主張を退けました。弁護側は2週間以内に新たな異議を申し立てることができます。Salon.comのブロガーであり憲法専門弁護士であるグレン・グリーンウォルドの話を聞きます。

    dailynews date: 
    2012/5/30(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 『インサイド・ジョブ』のチャールズ・ファーガソン監督:金融業界が米国を“略奪国家”に変えた

    アカデミー賞受賞のドキュメンタリー映画『インサイド・ジョブ 世界不況の知られざる真実』を2010年に監督した映画監督のチャールズ・ファーガソンは、新著Predator Nation: Corporate Criminals, Political Corruption, and the Hijacking of America(『略奪国家:企業犯罪、政治腐敗、米国の乗っ取り』)を発表しました。ファーガソンが、金融機関の最高幹部らがなぜ、大恐慌以来最悪の米国の経済危機に彼らが果たした役割で罪を問われていないのかについて検証します。さらに彼は、ラリー・サマーズ(元財務長官)、学界と金融業界の間の人材交換、金融業界の規制緩和に民主党が果たした重要な役割について論じます。ファーガソンによると「略奪エリート」は「経済政策と政治システムのかなりの部分、そして残念ながら経済学界の大部分を牛耳って」います。

    dailynews date: 
    2012/5/29(Tue)
    記事番号: 
    3
  • ジミー・カーターが語るエジプト選挙の監視、米国とエジプトの関係、キャンプ・デービッド合意の将来

    カーターセンターは、5月23日と24日に行われたエジプトの歴史的な大統領選挙に立ち会う許可を受けた3つの国際組織の中の一つでした。同センターからの派遣団を率いたのは、ジミー・カーター元米大統領です。選挙の公式結果が発表される2日前、デモクラシー・ナウ!の特派員シャリフ・アブドゥル・クドゥースがカイロで、カーター元大統領に画期的な今回の選挙についてインタビューしました。「大統領の職務が定義される前に大統領が選出されるのは前例のないことですが、うまくいくだろうし、そうなると信じています」と、カーターは言います。彼は、カーターセンターは「憲法起草と、さらにはエジプト国民が憲法草案を承認するかどうかを決定できる国民投票のために」エジプトに滞在すると付け加えます。彼はまた、ムバラク政権後のエジプトの軍隊の役割とキャンプ・デービッド合意についても論じます。

    dailynews date: 
    2012/5/29(Tue)
    記事番号: 
    2
  • カイロからの報告:ムバラク政権前首相の大統領選決選投票進出でエジプトで抗議行動が発生

    エジプトでは5月28日夜、同国初の複数候補による大統領選挙の最終結果が発表されたのを受けて、抗議行動が起こりました。同地からシャリフ・アブドゥル・クドゥースがレポートします。第1回投票の上位2人の候補者は、ムスリム同胞団のムハンマド・モルシと、15ヶ月前の民衆蜂起で追放されたホスニ・ムバラクの政権下で最後の首相を務めたアフマド・シャフィクです。「(シャフィクは)ムバラク政権と同じ意見を持っています。つまり、行政機関と治安部隊に与えられる広範囲に渡る自由裁量権を保持すること、そして安定を確保し、シャフィクが社会不安の原因と考えている抗議行動を統制するために諜報機関や情報省の機関といった安全保障機関の関与が果たす非常に強力な役割を保持することです」と、ヒューマン・ライツ・ウォッチのへバ・モレイエフは言います。モルシとシャフィクは6月16日に開始される決選投票で対決します。デモクラシー・ナウ!の映像プロデューサー、ハニー・マスードに感謝を込めて。

    dailynews date: 
    2012/5/29(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 「戦争の英雄」、イラク戦争退役軍人の悲惨な体験を描いたライズ・アゲインストの歌

    デモクラシー・ナウ!2012年戦没者記念日特別編の最後は、Rise Against(ライズ・アゲインスト)の歌「Hero of War(戦争の英雄)」で締めくくります。シカゴを拠点に活動をしているパンクバンドのティム・マクラスは5月上旬、シカゴのNATO首脳会議の会場外のデモ参加者のためにこの反戦ソングを歌いました。この歌は、イラク戦争従軍中の経験を振り返る退役軍人を歌ったものです。「俺はドアを蹴破った、俺は指令を口に出して叫んだ。子どもたちは、泣いていたが、俺は目的の男を捕まえた。俺は奴を連れ去った、袋を頭にかぶせて、奴の家族や友人のもとから」とマクラスは歌います。この歌の動画はオンラインで1300万回以上視聴されています。

    dailynews date: 
    2012/5/28(Mon)
    記事番号: 
    5
  • シカゴNATO首脳会議で「平和を願うアフガニスタン人」と米軍帰還兵が反戦デモ

    20日に、シカゴで開催されているNATO首脳会議会場で行われた反戦デモは「反戦イラク帰還兵の会 」(IVAW)と「平和を願うアフガニスタン人」が中心となって行われました。「我々はNATOに抗議するため、そして全てのNATOの代表に対して、私たちの祖国、国民に対するこの非人道的、違法、かつ野蛮な戦争を終わらせるよう要請するためにここへ来ました」と、「平和を願うアフガニスタン人」のスライア・サハールさんは話します。サハールさんはNATO抗議デモでアフガニスタン帰還兵グラハム・クランプナーと並んで行進しました。「米軍帰還兵の方たちと並ぶのをたいへん光栄に思います。占領、戦争に対して私たち共に声を上げている彼らの行いは、正しいと思います」。クランプナーは、「この戦争への協力はいっさい拒否する」と言います。

    dailynews date: 
    2012/5/28(Mon)
    記事番号: 
    4
  • 占拠運動で瀕死の重傷を負った退役軍人スコット・オルセン NATO首脳会議に反戦メッセージ

    2度のイラク従軍の後、去年「オークランドを占拠せよ」運動で警官の発砲で負傷し生死の境をさまよった帰還兵スコット・オルセンに、 シカゴで開催されているNATO首脳会議の会場で話を聞きます。20日に行われた反戦デモで4つのメダルを返還しました。 なぜ占拠運動に参加し、厳重な警備が敷かれているNATO首脳会議に抗議しているのかを聞かれ、「我々が正しいことをしているということを示すために、あらゆる努力をするつもりだ。彼らがどんなことをしようとも、我々には支えてくれる仲間がいるし、前に進んでいく」とオルセンは語っています。 

    dailynews date: 
    2012/5/28(Mon)
    記事番号: 
    3
  • 自殺したイラク戦争退役軍人の母の訴え:「死者に名誉を、負傷者に治療を、戦争の中止を」

    シカゴのNATO首脳会議の場外仮設ステージでは、反戦を唱える退役軍人らが、NATOのボスニアからリビアまでの軍事活動ではためいた星条旗を折りたたみました。星条旗は「戦地で命を落とした、もしくは任務から帰還した後に自ら命を絶った何千人ものアメリカ人の棺にかけられた」旗を象徴するものです。彼らはこの旗を、2007年に米軍に入隊し、イラクでの2度目の従軍から帰還しあた2010年3月に自殺したデリック・カークランドの母親、マリー・カークランドに贈呈しました。「息子が自殺をしたと言わなければいけないことを恥ずかしいとは思いません。私は息子のメンタルヘルスの治療を怠った米軍を恥だと思います」とカークランドさんは話します。当初、軍は息子は戦死したと報告していました。

    dailynews date: 
    2012/5/28(Mon)
    記事番号: 
    2

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