デイリーニュース

  • 戦没者記念日特別編:イラク・アフガニスタン帰還兵がメダルを返上

    本日は60年にわたる歴史で最大の北大西洋条約機構(NATO)首脳会議が開催されたシカゴでの抗議行動を振り返ります。シカゴでは50人近くの退役軍人が従軍メダルをNATO首脳会議の会場の方向に投棄しました。壇上から1人ずつ自分の従軍メダルを返上した兵士たちに話を聞きます。「私は、イラクとアフガニスタンの人々との連帯のため、対テロ世界戦争従軍メダルを返還しに来ました。イラクやアフガニスタン、そして世界中で我々が引き起こした破壊を深く反省しています」と米軍に10年従事した元衛生兵のジェイソン・ハードは話します。「これらの戦争に反対している現役、退役軍人のみんな、君たちは1人じゃない」とイラク戦争の退役軍人、スコット・キンボールは加えています。

    dailynews date: 
    2012/5/28(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 誰がフィラデルフィアの公立学校を殺すのか? ダニエル・デンビアに聞く学校閉鎖と学校民営化

    公教育の費用に関する話題をもう1つ。こちらは米国での話題です。ペンシルベニア州で23日、フィラデルフィアやピッツバーグなどの都市で数千人が教育関連の抗議を行い、予定されている予算削減を非難しました。フィラデルフィアでは学校教育当局が今後5年間で60以上の公立学校を閉鎖し、残ったものは民営化の対象となるという計画が発表され物議をかもしています。共和党の大統領候補の一人ミット・ロムニーは学校教育に関する初めての重要な政策演説を行った翌日の24日、フィラデルフィアのチャータースクールを訪れました。フィラデルフィア・シティ・ペーパーの記者ダニエル・デンビアに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2012/5/25(Fri)
    記事番号: 
    4
  • メープルの春:逮捕者は1000人近く カナダ・ケベックの大規模学生ストが100日超え

    カナダでは今週、モントリオールの街頭を40万人を超える人々が埋めました。学費が75%以上も上がることに対する抗議が本格的な政治危機に発展しています。3カ月を超える息の長い抗議活動と授業ボイコットは、「メープルの春」の名で世界に知られるようになりました。この紛争はケベック州政府が「78号法案」と呼ばれる非常事態法を成立させたことで勃発しました。これは大学の今学期の授業を中断し、50人以上の抗議行動を行う際はデモのルートを警察に事前に知らせることを義務づけ、これに従わない学生団体には12万5000ドル以下の罰金を科すと脅すものでした。ストライキは対立が拡大するにつれ国際的な注目を集め、緊縮財政や経済不安や学生ローンの重圧の下で不平不満を募らせる世界中の若者たちの共鳴を得ています。ケベックの学生ストライキに関わる主要な学生組合の連合体CLASSEの広報担当ガブリエル・ナドー=デュボワと、モントリオールにあるコンコルディア大学コミュニティ公共活動大学院の助教授アンナ・クルジンスキに話を聞きます。クルジンスキは「値上げに反対する教授たち(Professors Against the Hike)」のメンバーとして学生ストに関わっています。

    dailynews date: 
    2012/5/25(Fri)
    記事番号: 
    3
  • ニュージャージー州はNY市警の監視活動を容認 ムスリム団体は「違憲」捜査に抗議を継続

    ニュージャージー州法務長官が3カ月かけて調査した結果、ニューヨーク市警がCIAの協力を得て行っていた同州内の各ムスリム・コミュニティーに対する広範な監視活動は州法に違反するものではないと結論づけました。この調査結果が示すものは、イスラム教徒たちはNY市警が彼らの日常生活を監視し分類記録するのをやめさせたくても州法に訴えることはできないということです。この決定は米北東部全域で進行中の州を越えた警察の捜査や監視をやめさせようとしているムスリム団体を怒らせています。米イスラム関係評議会の常任弁護士であるガディア・アッバスに感想を聞きます。

    dailynews date: 
    2012/5/25(Fri)
    記事番号: 
    2
  • エジプト大統領選:ムスリム同胞団候補とムバラク政権最後の首相とが決選投票か

    エジプトでの史上初の自由選挙による大統領選の投票結果によると、ムスリム同胞団のムハンマド・モルシ候補と追放されたムバラク政権で首相をつとめたアフマド・シャフィク候補との決選投票が行われるかもしれません。今回の選挙は比較的自由で公正に行われているようです。投票率は40%前後と推定されます。公式の選挙結果の発表は29日になりますが、いまのところモルシ候補がリードし、続いて反革命勢力の前首相シャフィク候補とムバラク政権に長年にわたって抗議してきたハムディーン・サバヒが2位の座を争っているようです。デモクラシー・ナウ!の特派員シャリフ・アブドゥル・クドゥースがカイロから最新状況をリポートします。

    dailynews date: 
    2012/5/25(Fri)
    記事番号: 
    1
  • シャリフ・アブドル・クドゥースがカイロから報告 エジプトの選挙民が語る歴史的な選挙の期待と限界

    15カ月前にホスニ・ムバラクが追放されて以来、エジプトで初めて行われている複数候補による大統領選挙の2日目、選挙民たちは投票所に向かっています。投票の第1日目は、小さな選挙違反の報告はたくさんありましたが、大半は詐欺も暴力事件もなかったと評価されました。ムバラク前政権の最後の首相で今回の最有力候補のアフマド・シャフィクは、投票所の外で群れをなした抗議者たちに囲まれ、中には彼に靴やがれきの破片を投げつけたりする者もいました。デモクラシー・ナウ!の特派員、シャリフ・アブドル・クドゥースとビデオカメラマンのハニー・マスードは一日中カイロ中の投票所を回り、選挙民たちの選択と、選挙に対して持っている懸念などを尋ねました。

    dailynews date: 
    2012/5/24(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 米政府の「監視国家化」拡大 上院で外国諜報活動偵察法修正案とサイバーセキュリティ法案採決

    米上院は、令状なしで米国市民のメールや電話を監視することを可能にすると専門家から批判が出て議論を呼んでいる法案を延長しようとしています。米上院諜報特別委員会は、2012年末に期限が切れる外国諜報活動偵察法(Foreign Intelligence Surveillance Act)の問題の修正案を延長することを可決しました。「私たちが求めているのは、プロセスのスピードを緩めて、どのような情報を得ようとしているのか、どれだけの米国人が影響を受けるのか、その情報を政府はどうしようとするのかといったことを吟味してほしいということなのです。」と、当局が、彼らの団体と海外の依頼人や情報源との間の連絡を盗聴する可能性があると言って、米国政府の監視行動に対する訴訟を起こしたアメリカ自由人権協会(American Civil Liberties Union)のミッシェル・リチャードソンは言います。

    dailynews date: 
    2012/5/24(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 無人機による攻撃を統制 米大統領テロリズム対策主任のジョン・ブレナンは“暗殺の独裁者”か?

    オバマ大統領のテロリズム対策部門トップのジョン・ブレナンは、米国外における米国の無人機の攻撃目標を決める新たなチームを労作ろうとしています。新しく明らかになった無人機攻撃の手順によると、最終的に誰を標的にするかを決める前にジョン・ブレナンの部下が国防省、国務省や他の省庁に打診をするということになっています。ある当局者が話したところでは、オバマ大統領の無人機攻撃政策によって、「人々を殺戮することが以前と比べどれほど簡単なものになったか」を懸念する声があるといいます。ウェッブ・サイト、エンプティー・ウィール(Empty Wheel)の取材ブロガー、マーシー・ウィーラーに話を聞きます。「ジョン・ブレナンのことを“暗殺の独裁者”と呼んでもいいと思います」と彼女は言います。ウィーラーは、誰が実際の標的なのかはっきりせず、民間人の多くが殺害されている状況に触れ、無人機による攻撃が特定の標的のみに行われているという政府の主張に反論しています。

    dailynews date: 
    2012/5/24(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 「あまりに裕福、あまりに貧乏」ピーター・エデルマンが語る米国の貧困の終焉と福祉改革法を巡ってクリントン政権を辞したわけ

    国勢調査によれば、ほぼ2人に1人のアメリカ人が貧困の中で暮らしています。そしていま連邦議会予算事務局が、もしこのまま2013年度予算案で大統領と議会が硬直状態のままなら事態はじきにもっと悪化すると警告しています。下院共和党は国防関連予算を維持しながらも食糧援助、医療保険、社会福祉の分野での予算削減を求めています。この貧困問題に関してピーター・エデルマンと話をします。彼はクリントン政権で保健社会福祉省の次官補でしたが、クリントン大統領が1996年の福祉改革法に署名をしたことに抗議して辞職しました。この改革法は、その後数百万もの人びとを路頭に迷わせることになりました。「いまこの時点で米国には、基本的に生活保護は存在しません」とエデルマンは言います。「この国には収入はフードスタンプ(食料配給券)だけという人たちが600万人います。それは貧困最低線の収入の3分の1の金額に相当します……19の州では貧困の子供たち全体の10%以下にしか対応できていません。これはセイフティネットの重大なほころびです。この国の多くの地域でいま福祉が消滅してしまっているのです」と彼は言います。

    dailynews date: 
    2012/5/23(Wed)
    記事番号: 
    2
  • エジプト市民投票所へ シャリフ・アブドゥル・クドゥースがカイロから報告 ムバラク後の歴史的選挙

    歴史的な選挙が始まっています。エジプトの人々がホスニ・ムバラクを追放して以来初めての大統領選挙のために投票所に向かっています。この国の歴史上初めて、当選者が決まっていない選挙です。カイロからデモクラシー・ナウ!特派員シャリフ・アブドゥル・クドゥースに最新状況を聞きます。高い投票率が予想されていますが、クドゥースはエジプトの軍部支配者たちの役割を巡り懸念が残っていると話します。「憲法なくして大統領もないと、多くの人が発言しています ……つまりこの大統領は基本的に、軍部に対し、内閣に対し、議会に対してどんな権限を持つのかはっきりとわからないまま選ばれるのです。そしてこの革命を起こした若者たちの多くは……大統領が誰になろうとそれは軍最高評議会の操り人形だろうと言っています。大統領に実権は何もなく、街の人々の本当の苦闘はこれからも続くだろうと話しています」

    dailynews date: 
    2012/5/23(Wed)
    記事番号: 
    1

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