大統領選挙が加熱する中、焦点は次第に米国の景気回復の鈍さに移っています。先週、オバマ大統領は民間経済は「うまく行っている」と発言してあちこちから批判されました。一方、ミット・ロムニーは公務員組合を攻撃し、教員や消防士、警察官をもっと減らすべきだと主張します。ラルフ・ネーダーに2012年選挙や先週のウィスコンシン州知事選について話を聞きます。リコールされたスコットウォーカー知事の再選は、ネーダーに言わせれば資金提供者であるコック兄弟の名をとって「ウィス-コック-シン」州の知事です。「ウィスコンシンはこの50年にわたって企業助成のための数十億ドルもの資金提供を様々な法律にして盛り込んできたのですが、ウォーカーはそれをやめるいかなる努力もしていません。……誰もそれを問題にしない。なぜなら民主党は、歴史的に見て卑怯で冷酷で無知で企業主義にせっせと貢ぐだけの共和党からこの国を守るために頼れるような政党ではないからです。それが問題なのです」。ネーダーは医療保険やアリゾナ州の反移民法に関する来るべき最高裁判決についても見通しを語ります。