28日米下院では、失敗に終わったとして論争の的になっている武器密輸捜査をめぐり、米司法長官のエリック・ホルダーの議会侮辱罪を判定する投票が行われます。共和党の議員らはホルダーが、「ファースト・アンド・フューリオス("Fast and Furious")作戦」とコード名を付けられた、米国-メキシコの国境での武器密売のおとり調査について、文書を隠していたと糾弾しています。共和党の議員らは、数ヶ月にわたって、米国の捜査員が、メキシコの犯罪組織の上層部に接近するため、メキシコ麻薬組織への仲買人に銃を販売することを奨励したのではないかという疑惑を主張してきました。連邦捜査員は、その際2,500丁もの銃の行方がわからなくなりました。しかし、フォーチュン誌のキャサリン・エバンは6か月にわたる調査を行い、「連邦捜査員が意図的にメキシコの麻薬カルテルに銃が渡るように仕組んだことはなかった」という新たな結論を出しました。エバンが番組で調査結果を論じます。