エクアドルがウィキリークスの創設者ジュリアン・アサンジの亡命を受け入れるかどうかの決定を発表する準備を進めているのを受け、英国政府はアサンジが2ヶ月間避難している在ロンドン エクアドル大使館に対し、強制捜査の警告を出しました。英政府は、エクアドル政府に対し、ジュリアン・アサンジに亡命を認めたとしても状況が変化するわけではなく、性的暴行容疑の取調べのため、ウィキリークス創始者の身柄をスウェーデンに引き渡すため、ロンドンのエクアドル大使館の外交特権を剥奪する可能性があると通達しました。アサンジの弁護士で、憲法上の権利センター(The Center for Constitutional Rights)名誉会長のマイケル・ラトナーと、在ロンドンエクアドル大使館の前でアサンジ支持のデモに参加している、英・平和を目指す退役軍人の会(Veterans for Peace UK)の活動家ベン・グリフィンに話を聞きます。「イギリス政府の動きの『裏』で本当に米国が糸を引いていて、最終的にジュリアン・アサンジを捕らえ、スパイ行為で裁判にかけて投獄しようとしているのでしょうか?」とラトナーは問います。「それがここでいま実際に起きていることです。現実を直視しましょう」
イスラエル国内でイラン攻撃への戦鼓の響きが高まっています。2人のゲストに話を聞きます。全米イラン系アメリカ人評議会の創設者兼代表で A Single Roll of the Dice : Obama’s Diplomacy with Iran(『サイコロのひと振り: オバマのイラン外交』)の著者であるトリタ・パルシ。そして政策研究所(the Institute for Policy Studies)のフィリス・ベニス。ベニスは Understanding the U.S.-Iran Crisis : A Primer(『米・イラン危機を理解する:入門編』)などいくつかの本の著者で、イスラエルが11月の米大統領選挙前に軍事的行動を取ろうとしていることが、「非常に危険な瞬間」を招いていると話します。
デモクラシー・ナウ!の通信員シャリフ・アブドゥル・クドゥースが、最近訪れた、レバノン国境近くの包囲されたシリアの町ザバダニについて報告します。「[ザバダニは]依然として暴力の大部分を受ける側にいて、何らかの解決がなされるのを待つしかない状態です」とクドゥースは言います。彼の最新記事"On the Ground in Zabadani, a Syrian Town in Revolt"(「シリアの反乱の町ザバダニの地で」は、8月13日にネイション誌に掲載されました 。
ミット・ロムニーが新たに発表した副大統領候補ポール・ライアンの、女性のリプロダクティブ・ライツ(性と生殖に関する女性の自己決定権)に関しての過去の発言を考察します。ライアンは、強姦や近親相姦を含むいかなる状況においても、母体に危険が及んでいる場合も含めて、中絶に反対しています。受精卵を1人の人間とみなすとする定義を支援する通称「パーソンフッド修正案(人間の生命に関する修正案)」をライアンが擁護していることを米国家族計画連盟も、批判しました。ライアンは、保守的なミシシッピー州でさえもが昨年11月に拒否した「Sanctity of Human Life Act(人間の命の尊厳法)」の共同提案者であり、米国家族計画連盟への資金援助の打ち切りにも賛同しています。ライアンはメディケイドを解体し、オバマ政権の医療費負担適正化法(Affordable Care Act)を廃止しようとしています。「ライアン議員は女性から医療の選択権を取り上げるか否かを決定すべき人物は自分だと考えていますが、これは私たち女性にとって、たいへん困った事態です」と本日のゲストで米国家族計画連盟ウィスコンシン擁護者連合(Planned Parenthood Advocates of Wisconsin) の公共政策責任者ニコール・サファルは語ります。