デイリーニュース

  • グリーンピース事務局長 抗議占拠中のロシアの北極油井掘削施設での放水下からリポート

    環境保護グループ国際グリーンピースの活動家6人が北極での油井掘削に抗議してロシアの掘削施設を占拠しています。この施設はロシアの巨大国営エネルギー企業ガズプロム(Gazprom)が所有しています。同社はペチョラ海での掘削操業をすることになっており、これは北極で最初の石油生産となります。この施設にいるグリーンピース事務局長クミ・ナイドゥーと電話で話します。いま彼と他の活動家たちは、掘削施設から放水を受けている最中です。施設から立ち去らない彼らに、ガズプロムの従業員たちは氷のように冷たい水を掛けてきているとナイドゥーは言っています。「私たちの時代を特徴付ける、環境をめぐる戦いに世界の注目を集めたいと思っています。破滅的な気候変動を回避するための時間はどんどん少なくなっているのです」とナイドゥーは言います。「それが私たちがここにいる理由です」。グリーンピースは国連総会が北極圏を掘削や持続不可能な漁法から守る決議を行うよう働きかけています。

    dailynews date: 
    2012/8/24(Fri)
    記事番号: 
    2
  • NY市警 秘密のムスリム監視諜報活動は実りなしと認める 残ったのは論争だけ

    ニューヨーク市警は、 何年にもわたり米北東部一帯のムスリム居住地域で潜入捜査や盗聴といった監視諜報活動を行ってきました。しかし、デモグラフィックス部門のこの秘密諜報活動は、1度も実際のテロ捜査に結びつかなかったばかりか、情報すら1つも得られなかったということを同市警が認めました。9.11攻撃があってからの数年の間、NY市警は極秘裏にムスリムの学生グループやモスクに捜査員や情報提供者を潜入させたり、人々の会話を盗聴したり、ムスリムたちの居住場所や職場、祈祷場所を示すデータベースを構築したりしてきました。本日はAP通信の記者アダム・ゴールドマンに話を聞きます。ゴールドマンは同市警のスパイ活動を暴いてピュリッツァー賞を受賞したAP通信の一連の記事の共同執筆者です。最新の記事ではそのスパイ活動の失敗もリポートしています。

    dailynews date: 
    2012/8/24(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 『破壊分子たち』:どのようにFBIは’60年代の学生運動と闘い レーガンの政治的台頭を後押したか

    調査ジャーナリストのセス・ロゼンフェルドの新しい本、Subversives: The FBI’s War on Student Radicals, and Reagan’s Rise to Power (『破壊分子たち:FBIの対急進派学生作戦とレーガンの政治的台頭』)は、30年以上にもわたって情報閲覧の自由をめぐってFBIに対し5回の訴訟を起こし、ロゼンフェルドが手に入れた30万ページ以上の記録に基づいて書かれたものです。この本は、当時のFBIの長官のJ. エドガー・フーバーが、自分の工作員にカルフォルニア大学バークレー校で1964年に始まった自由言論運動を捜査し、妨害するよう命じた経緯を辿っています。その抗議運動は瞬く間に広がり、全米に学生運動を引き起こす契機となりました。ローゼンフェルドは、「キャンパス内の講義を抑え込むために工作員がつかった汚いトリック」をFBIが記録した様子について詳細に述べています。この本では、手に入れた文書と使い、700ページを割いて、4人の主な登場人物をつなぐ物語を検証しています。その4人とは、FBIのJ.

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    2012/8/23(Thu)
    記事番号: 
    2
  • ベイエリアの急進的ブラック・パンサー党に武器を供給したリチャード・アオキはFBIの秘密工作員だったのか?

    ブラック・パンサー党に、最初に銃を提供し、武闘訓練を行った人物が、実は、FBIのカルフォルニアにおけるスパイで情報提供者だったという、衝撃的な新しい疑惑が浮上しました。2009年に死亡したリチャード・アオキは、ブラック・パンサー党の初期のメンバーで、正式な役職を与えられた唯一のアジア系米国人でした。アオキが仲間の党員について情報を流していたという主張は、新刊Subversives: The FBI’s War on Student Radicals and Reagan’s Rise to Power (『破壊分子たち:FBIの対急進派学生作戦とレーガンの政治的台頭』)を書いた調査ジャーナリスト、セス・ロゼンフェルドが手に入れた、元FBI局員の証言とFBIの報告書に基づいています。何人かの学者や、アオキの友人や同僚はこの本に書かれていることに異を唱えています。ロゼンフェルドに話を聞きます。彼は受賞暦のあるジャーナリストで、調査報道センター(Center for Investigative Reporting)が発行した、”Man who armed Black Panthers was FBI informant, record show”(「ブラック・パンサーに武器を提供した男はFBIの工作員だったと記録が証明している」)という記事を書きました。

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    2012/8/23(Thu)
    記事番号: 
    1
  • カール・ローブの秘密の王国の内側: クレイグ・アンガーが語る 盗まれた投票 政治攻撃 億万長者の結託

    クレイグ・アンガーが新著の中でカール・ローブの復帰を検証しています。ローブはジョージ・W・ブッシュをテキサス州知事から2期に及ぶ米国大統領に押し上げた黒幕です。イラクとアフガニスタンでの2つの戦争を通じてブッシュに助言し、ブッシュ政権の最大のスキャンダルのうちの2つ、女性CIA工作員の身分漏洩という「バレリー・プレイム・ウィルソン事件」と連邦検事解任スキャンダルで中心にいた人物です。プレイム事件ではローブはまさに起訴直前まで追い込まれましたが、その後彼は自らをアメリカで最も強力な政治工作者に変身させました。「アメリカン・クロスロード」というスーパーPACや、その提携非営利団体である「クロスロードGPS」なる団体を率いて、軍資金を築き上げ、ミット・ロムニーとオバマ大統領との選挙資金集め競争では、ロムニー側が資金的に著しく有利にたつよう多大な貢献をしました。新著Boss Rove : Inside Karl Rove’s Secret Kingdom of Power(『ローブ親分:カール・ローブの秘密権力王国の内側』)で、アンガーは、ローブの野望は単に選挙に勝つことではなく、「もっとさらに壮大な未来像──アメリカの政治風土の歴史的再編の構築、つまりアメリカを事実上の単一政党国家に変身させるというビジョン」を表現することなのだと書いています。

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    2012/8/22(Wed)
    記事番号: 
    2
  • エイキン 共和党の要請に抵抗 レイプ発言で騒がれてもミズーリ州連邦上院選からの撤退は拒否

    共和党のトッド・エイキン下院議員は、11月の選挙で党に不利に働くとの懸念から、ミ ズーリ州上院議員選挙への出馬からの撤退を同党指導者たちから強く求められていましたが、その要請を拒否しました。エイキンは「本当のレイプ」ならば女性の身体は妊娠を回避できるはずだとインタ ビューで発言し後に陳謝したものの、先週末全米規模の物議を醸しました。共和党の大統領候補のミット・ロムニー、カール・ローブ、その他上院指導者たちまでが、21日のミズーリ州選出上院選候補者受け付け期限前に、エイキンに立候補を撤回するように要請しました。しかし、エイキンは選挙戦を進める構えで、支持者たちにツイッターで「寄付がどんどん集まっている。リベラルな政治エリート層に立ち向かうあなたたちに感謝」とつぶやいたのでした。バニティー・フェア誌の寄稿編集者でBoss Rove : Inside Karl Rove’s Secret Kingdom of Power(『ローブ親分:カール・ローブの秘密権力王国の内側』)という新著の著者クレイグ・アンガーに話を聞きます。アンガーはローブのスーパーPACが「500万ドル以上をエイキンの選挙運動に注ぎ込んでいます。エイキンの選挙陣営そのものが費やしている金の2倍の金額です。

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    2012/8/22(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 南アフリカの大虐殺:プラチナ鉱山での34人のストライキ労働者殺害を警察が正当化

    南アフリカ警察が8月第3週、プラチナ鉱山でストライキを行っていた34人の労働者を射殺したことを受け、大きな抗議の波が起きています。「アパルトヘイト撤廃後の初の南アの大虐殺」と報じられているこの事件では、世界第3位のプラチナ生産を誇るマリカナ鉱山で、賃金向上を求めてストを行った鉱山労働者が、射殺されました。射殺を行った警察官らを擁護した南アのリア・フィエガ国家警察長官は、一般市民の激しい怒りを買っています。長官は「命が失われたことは遺憾」としながらも「正しいことをした」と発言しました。南アのケープタウン大学の「南アの農地改革と民主主義」(Land Reform and Democracy in South Africa)という団体のメンバーであるガビン・カップスから詳細を聞きます。

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    2012/8/21(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 戦争の見えない傷:自殺兵の数が過去最高を更新

    2012年7月、米軍内の自殺者数が過去最高を更新しました。陸軍の報告によると、7月だけで26人の現役兵と12人の陸軍州兵または予備兵を含む合計38人が自殺しており、戦場で死亡した兵士の数を上回りました。自殺増加の理由については、はっきりとわかっていませんが、諸調査は、戦闘体験、外傷後ストレス、処方薬の誤用、個人的な経済問題などを挙げています。また、陸軍のデータは、何度も戦闘に送られる兵士らは自殺を図る危険性が高いことを示しています。レオン・パネッタ国防長官は6月、米軍の自殺防止年次大会でこの問題を取り上げ「努力と注意を強めているにもかかわらず、状況は困難かつ悲劇的な方向に向かって進んでいる」と述べました。新著The Invisible Wounds of War: Coming Home from Iraq and Afghanistan(『戦争の見えない傷:イラクとアフガニスタンからの帰還』)を発表したマルゲリテ・グスマン・ブーバードから話を聞きます。

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    2012/8/21(Tue)
    記事番号: 
    2
  • トッド・エイキンの「本当のレイプ」発言が浮き彫りにするポール・ライアンの中絶に対する極端な姿勢

    「本当のレイプ」なら女性の体は妊娠を防ぐことができるという発言を受け、共和党員らはミズーリ州選出のトッド・エイキン共和党下院議員に対し、現職の民主党選出クレア・マカスキル上院議員と上院選で争うことをあきらめるよう圧力を強めています。エイキンは後にこの発言を謝罪しました。エイキンはミット・ロムニーの副大統領候補ポール・ライアンと親密な関係にあるため、この論争は大統領選にまで広がっています。ライアンとエイキンは2011年、「公的助成による妊娠中絶反対法」(No Taxpayer Funding for Abortion Act)を共同提案し、そのなかで「強制的なレイプ」という言葉の導入によってレイプを再定義しようとしました。ニューズウィーク/デイリービースト誌のシニアライター、ミシェル・ゴールドバーグに話を聞きます。彼女の最新記事のタイトルは"Todd Akin’s Rape Comment Was Bad, but His Abortion Views Are Much Worse"(「トッド・エイキンのレイプ発言はひどかったが、彼の中絶に対する意見はもっとひどい」)です。

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    2012/8/21(Tue)
    記事番号: 
    1
  • カール・ローブやコーク兄弟関連の「非営利団体」 公共の福祉と称して選挙に数千万ドル出資

    大統領選挙まで3カ月を切り、共和・民主両党ともテレビやラジオ放送を選挙広告で埋め尽くしています。こうした広告の背後にスーパーPACがいることはすでに多く記事にもなっていますが、そのスーパーPACよりはるかに多く、大統領選テレビ広告に社会福祉の非営利団体がお金を費やしていることはほとんど知られていません。8月8日時点でこうした非営利団体が大統領候補に関する広告に費やした金額は計7100万ドル以上。対してスーパーPACは推計5600万ドルなのです。しかもスーパーPACと違ってこうした団体は税金控除の扱いを受け、さらには彼らへの資金提供者の身元を明かさなくともよいのです。プロプブリカの新しい調査報道がこれら非営利団体がどうやって特別な税制上の優遇を利用し秘密裏に集めたお金で長期にわたる選挙運動を続けているのかを明らかにしています。調査報道記者のキム・バーカーに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2012/8/20(Mon)
    記事番号: 
    4

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