米・メキシコ国境地帯のソノラ砂漠で働く人道活動家スコット・ウォーレンに同行します。ウォーレンと行動を共にするのは、危険な砂漠を北上する移民のために砂漠に水と食料を置く活動をしている「ノー・モア・デス(No More Deaths)」のボランティアたちです。ウォーレンは現在、ソノラ砂漠での人道活動を理由に最大10年の禁錮刑に直面しています。ソノラ砂漠では2001年以降、3,000以上の遺体と骨が発見されていますが、そのほとんどが移民のものでした。ツーソンで活動する芸術家でプロジェクト「夢が潰えるところ」(Where Dreams Die)の設立者アルバロ・エンシソからも話をききます。危険なソノラ砂漠を横断し、移民が死んだ場所に十字架を設置する活動を続けています。これまでに製作した十字架は900を超えます。