デイリーニュース

  • #オスカーは白人だらけ 黒人の映画製作者がハリウッドのレイシズムと排除を批判 ボイコット運動が高まる

    白人ではない俳優が2年連続で1人もノミネートされなかったことを受け、アカデミー賞のボイコットを呼びかける俳優や映像作家が増えています。白人男性が多数を占める映画芸術科学アカデミーはこれに対し、2020年までに非白人と女性のメンバーを倍増させ、投票資格を全面的に見直すと約束しました。二人のアフリカ系アメリカ人の映画製作者に聞きます。スタンレー・ネルソンの最新作はThe Black Panthers: Vanguard of the Revolution(『ブラックパンサー:革命の先駆者』)です。ドーン・ポーターのTrapped(『捕われの身』)はサンダンス映画祭での上映がワールド・プレミアとなります。「野球が人種的に分離されていた頃を思い出します。当時は「ニグロ・リーグ」がありました。有能なスポーツ選手のすべてが認められていると本当に思っている人なんて、いるのでしょうか?」とポーターは言います。

    dailynews date: 
    2016/1/25(Mon)
    記事番号: 
    4
  • 「邪悪なフェミニストめ!」 バーチャルリアリティーで体験する中絶反対派の嫌がらせ

    1月中旬、米国ではロー対ウェイド判決43周年をめぐって中絶反対派の抗議が連続して行われました。ワシントンD.C.では、新設される中絶クリニックの建設現場に抗議者が押し寄せ、胎児の写真を掲げました。この抗議で隣接するチャーター・スクールは2日間休校になりました。サンダンス映画祭での新プロジェクトは、中絶反対派の総攻撃をくぐって中絶クリニックに到達しようとする女性の疑似体験ができるプロジェクトです。"Across the Line"(『ラインを超えて』)は、中絶反対派の本物の音声を実体験できる、7分間のバーチャル体験プロジェクトです。このプロジェクトの共同考案者で「バーチャル・リアリティのゴッドマザー」として知られるノニー・デ・ラ・ペーニャと、制作責任者で米国家族計画連盟の副代表でもあるドーン・ラガンズに聞きます。

    dailynews date: 
    2016/1/25(Mon)
    記事番号: 
    3
  • Trapped (『捕われの身』) 米南部での人工中絶が利用できるよう闘うクリニックを追う新作映画

    米最高裁では、ロー対ウェイド判決を骨抜きにするおそれのある中絶に関する重大な審理の準備が進められています。今日は衝撃的な新作ドキュメンタリー映画Trapped(『捕われの身』)について考えます。この映画はTRAP法(特定の中絶クリニック提供者を標的にした規制)が南部の中絶クリニックに及ぼす影響について取り組んでいます。ドーン・ポーター監督と、映画の中で規制対象となった2人の主要人物を迎えます。ウィリー・パーカー医師はミシシッピ州に唯一残る中絶クリニック「ジャクソン女性診療所」(Jackson Women's Health)の医師です。ジューン・エアーズはアラバマ州モンゴメリーにある「リプロダクティブ医療サービス」(Reproductive Health Services)の経営者です。このクリニックはアラバマ州に残る数少ない中絶クリニックのひとつです。

    dailynews date: 
    2016/1/25(Mon)
    記事番号: 
    2
  • ロー対ウェイド判決から43年 米最高裁の審理は女性の選択権への脅威となるか

    ロー対ウェイド判決は1月22日に43周年を迎えました。ロー判決とは全米の人工妊娠中絶に合法性を与えた米最高裁の判決です。そして今日から数週間後、米最高裁で同判決を骨抜きにする恐れのある事例の口頭審問が開かれる予定になっています。「ホール・ウーマンズ・ヘルス」対コール裁判です。この訴訟は、2013年にテキサス州で採択された女性の選択権に対する規制措置への異議申し立てとなるものです。規制は、テキサス州のウェンディ・デイビス上院議員の13時間に及ぶ抵抗、ならびに市民による議事妨害にもかかわらず議会を通過しました。規制法が通過して以来、テキサス州にあった40カ所以上の中絶クリニックの約半分が閉鎖しました。この規制法の完全施行が認められると、テキサス州で開業する中絶クリニックは10軒ほどしか残らないおそれがあります。危機が及ぶのはテキサス州だけではありません。2010年以降、全米の州議会で制定された中絶に対する規制は280件に上っています。今日は2名のゲストを迎えています。ドーン・ポーターは新作ドキュメンタリー映画Trapped(『捕われの身』)の監督です。アラバマ州とテキサス州の中絶クリニックが、クリニック閉鎖を狙った州規制にもかかわらず、患者のケアに奮闘する様子を捉えます。

    dailynews date: 
    2016/1/25(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 民衆詩人マーティン・エスパーダ 新作『挫折者たちに万歳』で過去と現在の闘争をふり返る

    「民衆詩人」の誉れ高い大学教授のマーティン・エスパーダは、しばしばチリの詩人パブロ・ネルーダと並び称され、彼の世代を代表する「ラティーノ詩人」として広く知られています。最新の詩集Vivas to Those Who Have Failed(『挫折者たちに万歳』)は、ウォルト・ホイットマンの詩の一節を表題にしています。この詩集は、1913年のパターソン絹工場ストライキへの賛辞から始まっています。このストライキは、ニュージャージー州の移民労働者を中心に労働環境の改善と一日8時間労働を要求したものです。続いて、今日に至るまでの闘争や不正について語り、武器を所持していないアフリカ系アメリカ人の警官による殺害や、米国内で起きた一連の銃乱射事件などにも言及しています。また、エスパーダの父親で著名なフォトジャーナリストであり、教師であり活動家だった故フランク・エスパーダへの追悼もあります。エスパーダ教授を迎え、詩を朗読してもらいます。

    dailynews date: 
    2016/1/22(Fri)
    記事番号: 
    3
  • 独占:ユタ州移民勾留所で壊疽を発症し 国外退去に直面するグアテマラ人の父

    デモクラシー・ナウの独占報道で、以前移民勾留所で病気になり、その後ふたたび異論の多い一斉摘発によって勾留された滞在資格の無いグアテマラ国籍者について見ていきます。アンへル・ロサは、ユタ州の移民施設で勾留されていた際に陰嚢の壊疽に感染し、現在は回復しつつあります。ロサの家族は、国外退去になればほぼ確実に死亡するとして、人道的見地からの釈放を申請してます。3人のゲストに話を聞きます。ロレーナ・ロサは、アンへルの回復に向けて中心的な役割を担っている18歳の高校生の娘です。マーク・リードは、コネティカット州ハートフォードのトーマス・ローム法律事務所で上級弁護士助手を務めており、ロサの家族による難民申請を支援し、今のところ国外退去を食い止めています。ルネ・フェルツはデモクラシー・ナウの元プロデューサーで現在は刑事司法専門の通信員です。10年以上にわたり移民勾留施設を取材しています。

    dailynews date: 
    2016/1/22(Fri)
    記事番号: 
    2
  • ピンク・フロイドのロジャー・ウォーターズ オバマ大統領最後の年に「グアンタナモ閉鎖へのカウントダウン」運動を開始

    オバマ大統領がグアンタナモ収容所を1年以内に閉鎖することを求めた大統領命令に署名してから今日で7年が経ちます。しかしグアンタナモ収容所はいまだに使用されており、オバマ大統領がこの公約を実現させる残り時間は1年となりました。世界的に有名な音楽家ロジャー・ウォーターズをスタジオに迎え、「グアンタナモ収容所閉鎖へのカウントダウン」運動の立ち上げに関わった経緯を聞きます。この運動は、オバマ大統領の任期が終了する2017年までにグアンタナモ収容所を閉鎖することを要求するもので、自身の写真を撮って、署名とともにサイトに掲載するよう人々に呼びかけています。ウォーターズは、伝説のロックバンド、ピンク・フロイドの創設メンバーで、ベース、ボーカル、作詞を担当していました。アルバム『ザ・ウォール』は有名です。ウォーターズは2010年から2013年の3年間、素晴らしいコンサートツアー「ザ・ウォール」で世界中をまわりました。もうひとりのゲストは、イギリス人活動家で「グアンタナモ収容閉鎖へのカウントダウン」運動の共同創設者で調査報道記者のアンディ・ワージントンです。

    dailynews date: 
    2016/1/22(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 1パーセントの経済:世界の最裕福富豪62人の資産 最貧困層36億人分の資産に相当

    オックスファムによる世界の不平等に関する最新調査で、世界で最も裕福な富豪62人が、世界の資産の半分近くを所有していることが分かりました。下から半分にあたる36億人分の資産は2010年以来、1兆ドル減少していますが、同時期に世界最高の富豪62人の総資産は5000億ドル以上増加しました。オックスファムはこの原因を国際金融制度に帰し、この制度により「富と権力を持つものがその地位を利用して更に富を集中させる旧来の能力が加速されたため」と指摘しています。報告書は要因として規制緩和、民営化、数兆ドル規模で税金逃れが可能なオフショア租税回避地を挙げてます。オクスファムの報告書は、スイスのダボスに世界のエリートが集まる世界経済フォーラム年次総会と時を一にして発表されました。オックスファム・アメリカの代表レイモンド・オフェンハイザーに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2016/1/21(Thu)
    記事番号: 
    5
  • 非常事態管理下の惨状に教師が「病欠スト」で対抗 揺れるデトロイト 

    1月20日、デトロイトの約100校中88校で、多数の教師が再度、資金不足、黒カビ、ネズミの蔓延、倒壊しそうな校舎、そして不適切な教職員配属に抗議して「病欠スト」を行い休校になりました。デトロイトの公立校は、知事に任命された非常事態管理者ダーネル・アーリーの管理下に置かれていますが、アーリーはフリントで水道の水質汚染を引き起こした人物です。教師の病欠ストおよびデトロイトの学校の状態について、2人のゲストに話を聞きます。引退したデトロイトの元公立校教師で、現役の労働組合員のビクター・ギブソンと、教育問題活動家で元定置機関運転技師組合教育責任者としてデトロイト公立校に務める技術者を養成してきたラス・ベラントです。
    画像クレジット:ケイト・リービ

    dailynews date: 
    2016/1/21(Thu)
    記事番号: 
    4
  • デトロイトの小学生:「ネズミに噛まれるのを心配せずに 学校に行けるようにしてほしい」

    フリント市の鉛中毒問題で非常事態が宣言されたミシガン州は、基本的なサービスを巡りもうひとつの危機に直面しています。今度はデトロイトで、知事が任命した非常事態管理者(emergency manager)の管理下での惨状で、教師たちが自ら非常事態を宣言。1月20日にはデトロイトの約100校中88校で、多数の教師が、資金不足、黒カビ、ネズミの蔓延、倒壊しそうな校舎、そして不適切な教職員配属に抗議して再度の「病欠スト(sickouts)」を行い、休校になりました。ジャーナリスト、ケイト・リービの報告です。
    画像クレジット:ケイト・リービ

    dailynews date: 
    2016/1/21(Thu)
    記事番号: 
    3

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