デイリーニュース

  • 親トランプ抗議デモを前に黒人教会の「黒人の命も大切」の旗を燃やしたことでプラウド・ボーイズのリーダーを逮捕

    【21/01/05/2】1月6日、大統領選をめぐる極右の抗議行動に参加するため、数千人がワシントンDCに向かうと見られていますが、憎悪団体「プラウド・ボーイズ」(Proud Boys)のリーダー、エンリケ・タリオは、2020年12月に行われた同様の行動中に黒人の教会としての歴史を持つ教会で「黒人の命も大切」(Black Lives Matter)の旗を引き下ろして燃やしたとして器物損壊罪で逮捕されました。多くの教会は特別警護を要請し、メトロポリタンAME教会はプラウド・ボーイズを訴えています。「悲しいことに、私たちの国には、黒人の教会としての歴史を持つ教会を標的にするという、とても暗くて浅ましい歴史があります」と、「法の下の公民権を求める弁護士委員会」(Lawyers' Committee for Civil Rights Under Law)の代表兼事務局長で、今回の訴訟で同教会の代理人を務めるクリステン・クラークは言います。「過激派たちに、彼らは法を超越せず、彼らの危険で有害で暗い行為について責任があるというメッセージを伝える1つの方法として、私たちは公民権法を使うつもりです」。

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    2021/1/5(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 「非倫理的で反民主主義」 選挙結果を引き続き覆そうとする共和党議員とトランプ

    【21/01/05/1】トランプ大統領はジョージア州の2つの重要な上院決戦投票の選挙集会で、そのほとんどの時間を自分のことに費やし、2020年11月の大統領選の結果に抗議しました。録音された電話の会話の中でトランプは、ジョージア州が承認した選挙結果を覆すために必要な票を「見つけてこい」と州長官に圧力をかけましたが、集会でのとりとめのない演説の中でもその会話で使ったのと同じ陰謀論を引用しました。民主党議員は、不正選挙を行うようジョージア州の役人に違法に圧力をかけようとしたことでトランプは起訴される可能性があると言います。一方、一部の共和党員は、トランプの電話の内容を擁護しています。「2020年の大統領選に何らかの間違いがあったという、このような根拠のない虚偽の主張を続けることで注目を浴びようとしているとしか言えない議員が、下院、上院の両方にいるということは非常に残念なことです」と、「法の下の公民権を求める弁護士委員会」(Lawyers' Committee for Civil Rights Under Law)の代表兼事務局長のクリステン・クラークは言います。彼女は議員たちが「米国の選挙における不正についてのこうした神話を長期化させることは、まったくもってアメリカ的ではない」と言います。

    dailynews date: 
    2021/1/5(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 「1万1780票を見つけろ」 トランプ、選挙結果を覆すためにジョージア州に圧力 数百万人の選挙権をはく奪する動き

    【21/01/04/2】トランプ大統領はジョージア州のブラッド・ラッフェンスパーガー州務長官(共和党)と1時間にわたり電話で話し、ジョー・バイデンの勝利をひっくり返すのに必要な票を「見つけろ」と圧力をかけました。退任2週間前、上院の多数派を決するジョージア州上院選の決戦投票の2日前のことでした。ワシントン・ポスト紙が入手した通話録音によると、トランプは州務長官に声を荒げたと思うと懇願するという態度を取り、不正投票の訴えは虚偽であり選挙結果は確認されているにもかかわらず、不正調査や選挙結果の変更を拒否したら刑事告発するとの脅迫までしました。「驚愕です。これは犯罪でなければならない」と、ニュー・ジョージア・プロジェクト及び同プロジェクトのアクション・ファンドの創設者・責任者であるウンセ・ウフォトは言います。この二つの組織は2020年大統領選挙、5日火曜日の決選投票でも投票推進に大きな役割を果たしてきました。

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    2021/1/4(Mon)
    記事番号: 
    2
  • 「アサンジの勝利」 英国の裁判官 ウィキリークス創設者アサンジのスパイ容疑での米国への引き渡しを却下

    【21/01/04/1】英国の裁判所は、ウィキリークス創設者ジュリアン・アサンジの米国への引き渡しについて、アサンジは不安定な精神状態にあり米国の刑務所での安全は確保できないとして、予想に反して引き渡しを認めない判断を下しました。アサンジは、イラクやアフガニスタンなどにおける米国の戦争犯罪を暴露する機密文書を公開したことに関連し、スパイ法に違反したとして、2019年に17の罪状で米国政府に起訴されました。米国政府はすでに控訴することを明らかにしています。報道の自由を提唱する活動家たちは長年にわたり、ジャーナリストを訴追する危険な前例になるとしてアサンジの起訴に反対するキャンペーンを行ってきました。アサンジの法律顧問ジェニファー・ロビンソンは、報道の自由ではなく刑務所での安全に関する懸念を理由として引き渡しを却下したことは、「まだ終わりではないという印であり」、「ひどい前例であることには変わりない」と言います。コロンビア大学のナイト・ファースト・アメンドメント・インスティテュート(the Knight First Amendment Institute)の創設者・責任者であるジャミール・ジャファーは、この判断はアサンジにとって「重要な勝利だ」としつつも、この裁判官はこれまで米国の訴追を支持してきた裁判官だと言います。

    dailynews date: 
    2021/1/4(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 「植民地化がエボラを煽った」 ポール・ファーマー医師が「フィーバー 確執 ダイヤモンド」と西アフリカの教訓を語る

    【21/01/01/3】医療人類学者のポール・ファーマー医師へのインタビューを続けます。新刊書『フィーバー 確執 ダイヤモンド』は、2014年にエボラ出血熱と闘った体験の物語であり、西アフリカにおける奴隷制、植民地支配、暴力の歴史がどのように疫病の発生を悪質なものにしたかを語っています。「エボラ出血熱の看護はロケット科学ではありません」、医師は病気の患者を治療する方法を知っていると彼は指摘します。しかし、公衆衛生機構の対応は圧倒的に、看護ではなく封じ込めに焦点が当てられていました。そのことが、「植民地時代の統治体制を非常に悲しい形で反復していたのです」と、ファーマー医師は言います。

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    2021/1/1(Fri)
    記事番号: 
    3
  • ポール・ファーマー医師 数百年にわたる米国の不平等がパンデミックによる荒廃の下地を整えた

    【21/01/01/2】米国がCOVID-19の死亡者数と入院者数で新記録を樹立したことを受けて、私たちは、感染症の世界的な権威の一人ポール・ファーマー医師に話を聞きました。米国の壊滅的な死者数は、数十年にわたって公衆衛生への投資を怠ってきたことと、数百年にわたる社会的不公平の反映であると彼は指摘します。「この国のすべての社会的病理が、パンデミックによって前面に浮かび上がるったのです」。ファーマー医師は、ハーバード大学の医学教授で、ハーバード大学医学部のグローバルヘルスと社会医療学科の長をつとめ、パートナー・イン・ヘルスの共同創設者でチーフストラテジストです。

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    2021/1/1(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 民衆のワクチン:新型コロナのワクチンを裕福な国が買い占める中、平等にゆきわたるよう求める声が高まる

    【21/01/01/1】米国、英国などの裕福な国々では、新型コロナウイルスのワクチン接種を自国の国民にいち早く実施しようと競い合っています。その一方で、数十にのぼる貧しい国では、人口の90%もの人々が、少なくとも2022年以降にならなければワクチンを受けられないことになる可能性がある、との報告が出ています。供給されるワクチンの大半を裕福な国々が買い占めしているからだといいます。誰でも受けられるワクチン開発とともに、知的財産権の執行を停止し、ワクチンへのアクセスを拡大するよう求める運動が高まっています。ゲストは二人です。「民衆のワクチン連盟」(People’s Vaccine Alliance)の政策アドバイザーをしているモガ・カマール・ヤンニ医師、そして「アクセス・アイ・ビー・エス・エイ」(AccessIBSA)プロジェクトで公衆衛生を提唱し、コーディネーターを務めているアチャル・プラバラ医師です。このプロジェクトは、インド、ブラジル、南アフリカで医薬品へのアクセスを拡大する取り組みを行っています。

    dailynews date: 
    2021/1/1(Fri)
    記事番号: 
    1
  • ブリー・ニューサムとエディ・グロード教授:ブラック・ライブス・マター運動は民主党がトランプに勝利するのを助けた

    【20/12/31/3】ジョー・バイデン次期大統領とカマラ・ハリス次期副大統領が政権移行の準備を進めていますが、米民主党の今後の方向性について高まる議論を見ていきます。米下院のジェームズ・クライバーン多数党院内副総務は先日、「警察予算の打ち切りや削減」を求める声を批判、このような主張が民主党の下院議員候補を傷つけると発言しました。「今米国が直面する大きな問題に、古ぼけた型の政治で対処しようとするなんて、実際ばかげています。……(クライバーンのような)主張は、昔に戻ってレーガン支持の民主党員にアピールすることに夢中になっているように見えます」と、作家でプリンストン大学アフリカ系米国人学部長のエディ・グロード教授は言います。「トランプを生み出した政治に逆戻りするなんて理解できません」。アーティトで反人種差別活動家ブリー・ニューサム=バスにも話を聞きます。ニューサム=バスは、黒人有権者は「その時の都合で身代わりにされ、事情が変われば今度は裏切られるのです……この図式を変える必要があります」と主張します。

    dailynews date: 
    2020/12/31(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 「米国は最後の審判を迎える」 キーアンガ=ヤマッタ・テイラーとコーネル・ウェストが人種差別への反乱を語る

    【20/12/31/2】学者コーネル・ウェストとキーアンガ=ヤマッタ・テイラーが、ミネアポリスで起きたジョージ・フロイド殺害事件に続く人種差別と警察暴力に抗議する世界的な蜂起について語ります。「私たちは、階級的な反乱がその中心にある人種差別と人種テロへと収斂していくのを目の当たりにしています。多くの点で米国は今、未知の領域に乗り出しているのです」とプリンストン大学教授のキーアンガ=ヤマッタ・テイラーは言います。

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    2020/12/31(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 2020年自由への闘い:アンジェラ・デイビスが抗議運動 警察の予算縮小 人種差別的な像の撤去を語る

    【20/12/31/1】デモクラシー・ナウ! 特別番組として2020年6月のインタビューを再放送します。今年5月、ミネアポリス警察によるジョージ・フロイド殺害後に開始された警察暴力や人種差別への抗議運動について、伝説的活動家で学者のアンジェラ・デイビスに話しを聞きました。「警察予算を縮小せよ」を合言葉にした抗議運動は、警察による取り締まりや構造的な人種差別について世論を大きく変化させることに寄与しました。デイビスはカルフォルニア大学サンタクルーズ校の名誉教授です。半世紀にわたって米国で最も影響力のある活動家・知識人の1人であり、黒人解放運動の象徴です。(Image Credit: Yalonda James / The SF Chronicle via Getty Images)

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    2020/12/31(Thu)
    記事番号: 
    1

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