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2017年5月25日(木)

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  • フィリピンでは今週ロドリゴ・ドゥテルテ大統領が、自身の故郷ミンダナオ島で戒厳令を発動しましたが、彼はそれを全国に拡大する可能性があると述べました。このニュースの前には、物議を醸すフィリピンでの麻薬撲滅戦争をトランプ大統領が称賛した、ドゥテルテ大統領との電話会談記録が調査報道サイト「ジ・インターセプト」(The Intercept)に漏洩され公開されています。漏洩された会談記録によれば、トランプは「あなたにおめでとうと言いたい。麻薬問題で信じられない結果を出していると聞いています。多くの国が麻薬問題を抱えている、米国も同じです。あなたは素晴らしい仕事をしているし、電話でそれを伝えたかった」と言いました。ドゥテルテ大統領の残酷な麻薬撲滅政策では9000人近くが犠牲となっており、死者のほとんどは貧困層です。人権保護団体は、麻薬売人または使用を疑われる数千人を裁判なしで殺害しているドゥテルテ大統領の薬物取締政策を批判しています。トランプ大統領とドゥテルテ大統領について、「ジ・インターセプト」の共同創設者で、新しい週刊ポッドキャスト「インターセプテッド」(Intercepted)のホストでもある、ジェレミー・スケイヒルに話を聞きます。スケイヒルは先日、漏洩された米比大統領の電話会談記録に関する記事を3回にわたり共同執筆しました。

  • 英国では、22人が犠牲となり数十人が負傷した5月22日のマンチェスターでの自爆テロの捜査が拡大されいます。犠牲となった多くは幼い少女たちでした。マンチェスターでの事件が世界各地で大々的に報道されていますが、今週、市民が犠牲となった他の事件にはほとんど注目が集まりませんでした。シリアとイラクでは、米国が先導または支援する空爆で、先週一週間だけでも数十人の一般市民が犠牲となっています。また、人権保護団体「リプリーブ」(Reprieve)によれば、イエメンでは米海軍特殊部隊が23日夜のマアリブ行政区域にある村への奇襲で、一般市民5人を殺害しました。一般市民に犠牲が出た場合のマスコミの報道について、調査報道サイト「ジ・インターセプト」の2人の共同創設者、ジェレミー・スケイヒルとグレン・グリーンウォルドに話を聞きます。

  • スウェーデン捜査当局は先日、ウィキリークス創設者ジュリアン・アサンジのレイプ容疑についての捜査を打ち切りました。アサンジは常に容疑を否定しており、これは彼を米国へ引き渡し、諜報活動取締法で訴追するためのものだと主張していました。彼は2012年以来ロンドンのエクアドル大使館で亡命生活を続けています。近い将来、アサンジが大使館から出るかどうかは不明です。4月、ジェフ・セッションズ司法長官は、米国がアサンジの逮捕令状を準備していること認め、彼の逮捕は「重要」だとしています。ジュリアン・アサンジについて、調査報道サイト「ジ・インターセプト」の共同創設者ジェレミー・スケイヒルとグレン・グリーンウォルドに話を聞きます。

  • 本日はトロントから放送をお送りしています。4月に「トロント・スター」紙の編集者は、同紙の記者デスモンド・コールが、トロント警察委員会会合で抗議に加わったことが、同紙が定めるジャーナリストの社会運動への参加規程に違反したとデスモンドに告げました。これまで執筆してきた記事でコールは、賛否両論ある「カーディング」(carding)と呼ばれる警察の手法を長年、批判してきました。カナダで行われる「カーディング」とは、捜査理由なしに路上で人を止め、尋問し、個人情報を集める行為で、標的になるのは有色人種に偏っています。2015年、コール記者は「トロント・ライフ」誌にThe Skin I’m In: I’ve been interrogated by police more than 50 times—all because I’m black(「私がまとう肌の色--これまで50回以上警察に尋問されてきた理由はひとつ、私が黒人だからだ」)と題された記事を寄稿し、大きな話題となりました。「トロント・スター」紙の元コラムニストで、現在はフリーランス記者、活動家、ラジオ番組「ニューストーク 1010」(Newstalk 1010)の司会者を務めるデスモンド・コールに話を聞きます。

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